2016年2月9日実施、千葉県公立高校前期入試社会問題6番「憲法・地方自治・選挙」&解答~18歳選挙権実施前に大人も考えてみましょう~

千葉県公立高校入試前期入試(2016年2月9日)で、憲法・地方自治・選挙をテーマにした出題がなされました。18歳選挙権実施直前の高校入試ということを意識した出題と思われます。

中3生がいどんだこの問題、大人も挑戦してみませんか?以下問題です。最後に解答と私のコメントも添付してあります。

 

次の文章を読み、あとの(1)~(3)の問いに答えなさい。

日本国憲法は、前文で国民主権を宣言し、「日本国民は、正当にa選挙されたb国会における代表者を通じて行動」するとしています。選挙は国民が自らの意思を表示する重要な機会です。しかし、選挙におけるc投票率の低下傾向がみられ、特に若者の投票率が低くなっています。

(1)下線部aに関連して、次の文章は、衆議院議員選挙のしくみについて述べたものである。文章中の   (    )にあてはまる適当なことばを、「政党」「得票」の二つの語を用いて25字以内(読点を含む。)で書きなさい。

衆議院議員選挙は、小選挙区制と比例代表制とを組み合わせた小選挙区比例代表並立制で行われる。小選挙区制では、選挙区ごとに一人の議員が選出される。また、比例代表制では、有権者が(   )を配分するしくみがとられている。

 

(2)下線部bに関連して、次の文章は、衆議院議員選挙後の国会の動きについて述べたものである。文章中の  、 Ⅱ にあてはまる適当な語を、それぞれ漢字2字で書きなさい。

国会は、国会議員の中から内閣総理大臣を指名する。そして内閣総理大臣は、内閣を組織する。この内閣に参加して政権を担う(にな)政党を  といい、政権を担わない政党を  という。

 

(3)下線部cに関連して、次の文章は、社会科の授業で、ひろきさんたちの班が下の資料を見ながら「投票率を高める方法」について話し合っている場面の一部である。文章中の X 、Y にあてはまるものとして最も適当なものを、それぞれあとの選択肢ア~エのうちから一つずつ選び、その符号を書きなさい。

資料 統一地方選挙における投票率の推移(画像をクリックすると大きくなります)

160209前期社会写真キャプチャ

ひろきさん:この資料を見ると、私たちに身近な地方公共団体の選挙でも投票率が低下傾向にあることがわかるね。

かおるさん:確かにそうね。例えば、資料中の四つの選挙のうち X ことが、この資料からわかるわね。投票率を高めるには、どうすればよいのかしら。

がずやさん:やっぱり、みんなが政治に関心を持つようにしなければいけないんじゃないかな。地方自治は「 Y 主義の学校」と言われるよね。まずは、身近な地域の問題を考えることから始めていくことが大切だと思うよ。

 

 

Xの選択肢

ア 知事選挙の投票率は、昭和26年には82.58%だったけれども、昭和62年に初めて60%以下となり、その後、さらに低下を続けて平成23年には50%以下になっている

イ 都道府県議会議員選挙の投票率は、昭和26年には82.99%と、わずかに知事選挙の投票率をうわまっていたけれども、平成23年には四つの選挙の中でも最も低くなっている

ウ 市町村長選挙の投票率は、昭和26年には90%以上だったけれども、昭和58年に初めて70%以下とあった後は、平成23年まで一度も上昇することなく低下し続けている

エ 市区町村議会議員選挙の投票率は、昭和26年には91.02%と、四つの選挙の中で最も投票率が高かったけれども、平成23年には昭和26年の投票率の半分以下にまで低下している

 

Yの選択肢

ア平和 イ社会 ウ資本 エ民主

(以下解答です。よく解いてから見たい方はここでスクロールを止めてください)

 

★解答

(1)政党の名前を書いて投票し、得票に応じて各政党に議席

(2)Ⅰ与党 Ⅱ野党

(3)X イ

(ア×平成23年にも52.77%で50%以下にはなっていない)

(ウ×平成7年→11年で上昇しているので「一度も上昇することなく」は誤り)

(エ×「半分以下」だと45.56%以下のはずだが、49.85%なので半分以下にはなっていない)

 

Y   エ

 

★朝倉コメント1

与党・野党の区別が「政権を担う」「担わない」だけでは不十分と感じます。次のような表現にすべきだったと感じます。

政権を担い、内閣に参加し行政の運営を担っていくⅠ(与党)、政権には担わないが国会の論戦などでⅠ(与党)の行政運営をチェックしていくⅡ(野党)という。選挙によっては両者が入れ替わる政権交代が起きることもある。

 

★朝倉コメント2

23年の投票率、とりわけ都道府県議会議員選挙の投票率が低下した背景には、継続的な投票率低下の他に、東日本大震災・福島第一原発事故直後だった影響もあることを気付かせる選択肢があってもよかったと思う。

★朝倉コメント3

問題文末尾にあるように「地方自治は「民主主義の学校」と言われるよね。まずは、身近な地域の問題を考えることから始めていくことが大切だと思うよ。」ということが実感できるような船橋市議会の活動となるように、市議としてがんばっていきます。それを通じて投票率が上昇するように願っています。

 

 

 



朝倉幹晴(あさくらみきはる)


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