農水産課関連の新規事業について-2013年3月質疑

朝倉幹晴

平成25年第1回定例会,03月05日-02号 より抜粋

2013年3月議会 第1回定例会 朝倉質疑05

◆朝倉幹晴 議員

 

 

農水産課関連の新規事業についてお聞きします。
実は、今農業者の方もフェイスブックをよくやられていまして、「農家お母さんのおいしい365日」という本の表紙も西船橋の農家さんです。
そういうフェイスブック上では、やっぱり船橋全体のホンビノスガイも含めた農水産物を盛り上げていこうという市民の自主的な動きが起こっておりますので、ぜひそこと連携しながら物事を進めていっていただきたいと思います。

さて今回、緑肥事業に対する補助がされております。緑肥といいますと、根粒菌を根に共生させている豆科によって、土壌の窒素分をふやすものもありますが、今回の補助は、主に稲科のソルゴーなどということです。
どのような作物で、どのような効果があると推定されていますでしょうか。

◎経済部長(福田幸雄)

緑肥の事業に関してお答えいたします。
船橋市内の農家の多くは、野菜を1年を通して栽培しており、窒素系の肥料を多く使用する傾向があります。
このことで、畑に窒素肥料が過多の状態となり、作物の品質の低下を招いています。これを解消するため、窒素分をふやす豆科ではなく、窒素の吸収が強い稲科植物のソルゴーと言われる作物ですけれども、これを畑に植えまして、余剰の肥料分を吸収させる方法を推奨するものでございます。
緑肥をすき込むことにより、窒素肥料成分が軽減できるだけでなく、同時に有機物の供給にもなり、肥沃化した生産性の高い土壌をつくることができます。  以上です。

◆朝倉幹晴 議員

今回予算化されているものは、ソルゴーそのものではなくて、その周辺の必要な機械の経費の一部ということですが、この機械はどのようなもので、どのように使われるのでしょうか。

◎経済部長(福田幸雄)

作業は、大型トラクターのロータリーでその作物を畑にすき込みますけれども、稲科植物は背丈が高いため、ロータリーの刃に絡みまして作業効率がよくありません。
今回補助の対象となる機械は、土木あるいは造園業で使っている草刈り機でございまして、茎や葉がチップ化でき、ロータリーにも絡まずにすき込み作業ができるため、効率化が図れます。  以上です。

◆朝倉幹晴 議員

どうもありがとうございました。