東日本大震災時の船橋市の計画停電における在宅医療機器使用患者への対応について(2011年3月18日船橋市議会予算委員会議事録)

千葉県地震被害想定での「計画停電」の可能性への言及に関し、私が2017年2月28日に船橋市議会で質疑をしたことに関連し、
「計画停電時」の在宅医療機器使用患者への対応に関し、質問がありました。以下2011年3月18日の船橋市議会予算委員会議事録です。

◆朝倉幹晴 委員  その方向を検討いただいているようなので、ぜひ進めていただきたい。
 計画停電について、きのう告知の問題をやったが、今後ある程度告知が徹底されていけば、一般家庭は停電に備えて準備できると思う。
 やはり、深刻なのは医療機器を多く使っている家庭──たんの吸引とか、人工呼吸器を使っている家庭の体制をどうするかである。
 まずは担当部局すべてにお聞きするが、市が把握している在宅医療機器を使っている人に対する震災後のフォローと今後の方針はどうなっているか。

◎介護保険課長 在宅で医療機器を利用するのは、純粋に医療の方もいらっしゃるかもしれないが、多くは福祉サービスを受けている方である。
 そこで、私どもは介護保険課だが、福祉サービス部の中で手分けをして、主に在宅でケアマネジャーさんなどのお世話になっている方について調査をした。
 停電実施の前日3月13日日曜日の午後に、市内の居宅介護支援事業者と小規模多機能型介護事業所──在宅で生活している方のケアプランを作成している事業所──に対して、人工呼吸器など命にかかわるような医療機器を使っている方の対応をどうするのか報告せよというファクスを送っている。
 同時に、同じところに職員から直接電話を入れて、万が一にも事故が起こらないように対応の促しをした。
 ケアマネさんには本当に申しわけなかったのだが、当日の夜中、早朝2時ぐらいまで電話をしまくり、およそ7割のところに連絡がついた。また、いろいろな相談も承り、場合によっては救急車で病院に行ってくれといったお願いもした。また、そのとき連絡がつかなかったところについても、翌日職員総出で電話をし、停電実施時刻である9時20分のほんの数分前に全事業所に連絡がついて、対応ができることを確認した。

◎包括支援課長 私ども市の訪問看護ステーションを所管しているので、そこの対応をご説明させていただく。
 今回の計画停電の影響については、人工呼吸器と在宅酸素利用者が1名いた。人工呼吸器の方については、家族や主治医と協議して、入院の対応をさせていただいている。
 たんの吸引器利用者は6名いらっしゃって、携帯吸引器を持っている方には、状況を説明して、充電の徹底をお願いし、持っていない2名の方については、充電可能な携帯の吸引器を貸し出し、もう1名の1日数回のたんの吸引の方については、体位変更や手によるたんの排出方法をご説明している。
 その他エアマット、電動リフト等も個別に計画停電に対応できるように、使用方法等を個別に説明をして、対応している。

◎障害福祉課長 障害福祉課では、電気式たん吸引器とネブライザーを給付している。今報告があったように、いろんなところが動いているので、対象者158名のうち既に市として状況把握している方以外の方に、個別に電話連絡させていただいている。その中には、内蔵バッテリー等があって大丈夫だという方、入院中でもう使用していない方もいた。
 内蔵バッテリー等がついていない50名程度のうち、26名については、既にお医者さんのほうに相談済みだったり、予備電源の配慮ができていたり、確保できていたりしていることを確認している。
 残り24名については、まだ相談も何もしてないとのことだったので、主治医やメーカーに相談するよう、ご案内した。

◎療育支援課長 私どもは、子供さんの療育施設を担当しており、こちらの施設について、一応私どものほう、常時医療を必要とするお子さんの数を調査したところ、マザーズホームに5人いた。
 この方たちについて、こちらから連絡をとり、医療機関や医療機器メーカーで計画停電の対応をとるという情報もあったので、そのような情報とそれぞれその方たちのご自宅が計画停電のどのグループに属するかの情報をお伝えした。
 その聞き取りの結果、4人の方は充電器あるいは手動で対応できるタイプのものをお持ちだった。残りお1人の方についても、既に医療機関に相談済みで、受け入れてもらうので大丈夫だということを確認している。

◆朝倉幹晴 委員  どうもありがとうございました。今お聞きする範囲では、非常に迅速、的確な対応がされたと思う。在宅の人たちは非常に助かったと思う。市のとるべき対応だったと思う。
 1つだけ確認したい。
 前日対応──少し当日になることもあるが──がなされているので、大丈夫だと思うが、計画停電については不規則なところがある。今市がフォローしているところで、そこら辺も含めて、在宅で十分大丈夫だと考えていいのか。お1人の方でまとめていただきたい。

◎福祉サービス部長 その後、ちょこっと相談なんかも受けているケースもあるそうだが、こちらとの接触はあるので、今現在対応的には大丈夫だと思っている。SOSが出れば、こちらのほうにご相談が来る形になっているので、今の対応で大丈夫だと考えている。



朝倉幹晴(あさくらみきはる)


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