衆議院選挙に対する補足方針(2017年10月9日)~小選挙区(千葉4区)は野田佳彦氏(民進党→無所属)に支持・投票、具体的な行動としては東京2区(10年間住んだ文京区を含む)の松尾あきひろ氏(立憲民主党)を応援、比例代表では日本共産党に投票いたします~

                       10月9日(衆議院選挙告示前日) 朝倉幹晴
                          info@asakura.chiba.jp

9月28日、野党第一党であった民進党の実質的解党と希望の党への合流という小池百合子氏・前原誠司氏が共同して行った行為による混乱を受けて、私は以下の方針を発表しました。

【大義なき解散・大義なき解党の日にあたって】衆議院選挙(10月22日投票)には関与せず、未来のための調査・研究を進めます。  10月28日 船橋市議(無党派) 朝倉幹晴

非常に驚き残念に感じたこの出来事とそれを受けた上記方針発表の後、10日間で大きな変化が起きました。小池百合子氏の「排除します」宣言と「希望の党」の失速と、また枝野幸男氏が(自民党とほぼ同じ考えである)小池百合子氏と異なる非自民の精神を継承した「立憲民主党」を立ち上げたことです。

 またこの過程で小池百合子氏の「踏絵」を踏めなかった旧民進党の少なからぬ議員が無所属立候補となりました。私の住む選挙区である千葉4区の野田佳彦氏もその一人です。

既に10月28日発表の上記方針に基づき、市政に関する調査や、未来の医療者を目指す受験生たちのための講演会(小児がん・産業保健など)などの予定を入れており、それを動かすことはいたしません。しかし、「大義なき解散」の中で、安倍晋三氏が、小池百合子氏の助力を得て、更に絶対多数を確保してしまうかもしれない危険性のある中、政策的に自民党にはっきり対峙する議員を少しでも増やすために、以下のように追加見解を発表いたします。

★方針1 千葉4区では野田佳彦氏(民進党→無所属)を支持・投票します。
  私は2012年の衆議院選挙では当時首相であった野田氏が原発再稼働を決めたことを残念に思い2012年12月の選挙では他候補を支持いたしました。2014年選挙では静観しました。しかし、今回、野田氏が小池百合子氏の「踏絵」を踏まず、「希望の党」に入らず、無所属に踏みとどまった点を高く評価いたします。意見の違いはありますが、今回は大局的に見て野田氏を支持・投票します。

10月6日(金)朝、南船橋駅にて

(なお船橋市の北部を含む千葉13区では野党共闘が成立せず、日本共産党の現職斉藤和子氏と、立憲民主党の新人・宮川伸氏が両方立候補されています。お二人とも知り合いでかつ、私と同じ生物系から政治家になった方々です。どちらかだけを支持表明することは難しいです。野党共闘なしに小選挙区で自民党候補に勝つことは困難であることもあり、お二人のご健闘と比例での復活を祈念しています)

★方針2 東京2区(10年間住んだ東京都文京区含む)の松尾あきひろ候補の応援に伺います。
 千葉4区(船橋市の大部分)で、野田氏はこれまでの選挙では常に勝ち続けています。少し手伝わせていただいたところ、民進党時代からの強い支持は変わらず、逆に無所属になって更に支持が強まっていると感じます。選挙応援体制も盤石なので、私はネット上は口頭では野田氏支持を表明しますが、具体的な行動としては、立ちあがったばかりの立憲民主党の小選挙区候補の応援に行きます。いろいろ状況を調べたところ、私が船橋に来るまでの10年間(1985~95年)住んでいた東京都文京区も含む東京2区が、自民vs希望vs立憲民主(共産党は独自候補を下す)の対立で、立憲民主が勝利しうる可能性がある選挙区とわかりました。
  立憲民主の候補、松尾あきひろさんは弁護士での志を持ち、2年前から民進党新人候補として準備し、今回の混乱の中でも希望の党にいかずに立憲民主党を選んだ気骨のある人です。(個人的には、東大運動会バレー部に所属していたという大学の同窓生でもあります。)
 上記のように船橋などやるべきことが多く、実際に伺えるのは12日間のうちに3・4日間ぐらいですが、がんばって応援します。
 船橋では市議として小さな路地も歩いて地理を体得しています。同時に、実は昔からマイカーを所有せず歩きと自転車だけで生活して昔から歩く生活をしてきたので、文京区根津・千駄木・白山あたりも、東大本郷弥生キャンパス周辺の路地も体得しており、お役に立てればと思います。

松尾あきひろ公式サイト(東京2区・立憲民主党)

★方針3 比例代表では日本共産党に投票します。

マスコミは今回の選挙を3極対立と言っています。
 

(しかし自民・公明と維新・希望の方向に大差はなく、実際は2極対立ではないかと思いますが)
残念ながら自民・公明・維新・希望で2/3以上は確保されそうな可能性が高い状況ですが、国会の健全なチェック機能の維持のためには、自民党としっかり対峙できる立憲民主・社民・共産が少しでも議席を維持することが必要で、比例でも伸びてほしいと考えます。
 混乱の中、急に結成された立憲民主党にもがんばってほしいので、下記方針2のように具体的な行動としては立憲民主党の応援をしますが、ぶれずに脱原発の姿勢を貫き、自民党との対峙を続け立憲民主党の小選挙区での勝利の可能性を開くために多くの選挙区で独自候補を下す柔軟な対応をした行為に感謝と敬意を表し、比例の1票は日本共産党に投票します。

<参考>10月3日時点の東京都民の比例投票先比率は以下の通りで、
自民:希望:立憲民主:共産:公明=4:2:2:2:1(上位5政党)
となっています。(10月9日サンデー毎日報道)

https://a-sakura-mito.sakura.ne.jp/asakura2019/archives/3133