2015年3月6日(金)船橋市議会朝倉幹晴質疑要旨報告2「子どもの貧困・学習サポート・子ども食堂部分

朝倉幹晴

2015年3月6日(金)船橋市議会朝倉幹晴質疑要旨報告2
●朝倉質疑 家庭の収入が少ないなどのため、十分な学習機会もなく、進路選択の重要な節目である高校入試でも不利な状態に置かれている子どもたちがいます。最新の国民生活基礎調査(2012年・厚生労働省)では、子どもの貧困率は16.3%、つまり6人に1人です。成長期にもかかわらず、十分に食べられない子どももいます。組のようやく「子どもの貧困対策の大綱」を決定しましたが、具体的な中身はまだ不十分です。
 私はこのような子どもの貧困に対する対策として、「全ての中学校区に学習サポートの場と子ども食堂を」とこれまで、この議場で訴えさせていただいてきました。
 2015年度予算案で、ひとり親世帯中学生の学習サポートの枠が64名から120名に拡大されたこと、生活保護世帯中学生の学習サポートに就学援助世帯を含めてその枠を45名から90名に拡大したことはその一歩として評価します。
 生活保護世帯と就学援助世帯中学生の対象生徒数はどのぐらいでしょうか?
★福祉サービス部長答弁 生活保護世帯約200名、就学援助世帯約750名の計950名。

●朝倉質疑 対象世帯950名で定員90名。ひとり親世帯(対象1200名、定員120名)の場合同様、約10%という考え方のようだ。これで十分でしょうか?定員以上応募があった場合どのようにするつもりでしょうか?
★福祉サービス部長答弁 定員以上応募があった場合、場所の増設・定員増などできるか検討する。

●朝倉質疑 「子どもの貧困対策」のためには、学習サポートとともに子ども食堂の取り組みが必要と思うがどうか?

★子育て支援部長
豊島区などNPO法人が実施している子ども食堂についてですが、子育て支援の観点から言えば、地域の方々が子供たちを温かく見守るという、まさに地域で子供たちを支え合う活動ということでありまして、この子ども食堂に限らず、地域の支え合い活動は、子育て支援を推進する上で必要な活動であると考えております。市としても、このような取り組みがあることを紹介し、市内でそのような取り組みに進む動きがないかを注視していきたい。