衆議院選挙「選挙区は民主、比例は共産」という2票使い分けが、与党・自民党暴走チェックのため有効なのでは?~2012・13年の私の「痛い投票」の失敗の経験も踏まえながら~

朝倉幹晴
【2012・13年の「痛い投票」の失敗反省と2014年衆議院選挙の方針「選挙区は民主、比例は共産」2票の使い分け
私は1999年より無党派で船橋市議をつとめさせていただいています。そして、2000年10月、東京21区衆議院選挙(川田悦子さん)・2001年3月、千葉県知事選挙(堂本あき子さん)、2007年7月、参議院東京選挙区(川田龍平さん)という3つの「無党派」選挙に参加させていただき、「無党派」を応援してきました。
残念ながら、国政では「無党派」が大きな力になりにくい現実を見ながら、2010年代からは、「よりましな政党」を支援する立場で、
2012年衆議院選挙比例では「日本未来の党」を応援し、2013比例では、川田龍平氏(みんなの党)を応援しました。ところが、残念なことに両党ともに解党となり、川田龍平氏は、権力者・橋下徹氏の傘下の維新の党に入るという結果となりました。
分が応援した政党が消滅することを2回繰り返す中で、今回は老舗政党に投票したいと考えています。
世論調査で3%以上の支持率を維持し続けているのが4政党(自民・民主・公明・共産)です。与党を支持する立場からは、自民・公明からの選択になるでしょうが、野党を支持する、あるいは野党を支持はしないが、与党の暴走に危惧を持っている多くの国民の中では、民主と共産が大きな選択肢になります。(もちろん他の小政党の支持もありえますが、現実的に大きな力となるためにはある程度の力が必要で、3%以上の常時支持というのは1つの目安となります。)
(なお維新の党は、議会制民主主義を無視する権力者・橋下徹氏の傘下の政党であり、5年後存続している保証もなく私にとっては選択肢とはなりえません)
ここで、民主党支持者ならば「選挙区は民主、比例も民主」となるでしょうし、共産党支持者ならば「選挙区は共産、比例も共産」となるでしょうが、無党派である多くの市民は、2票の投票先を同じにする必要はありません。与党・自民党に対して、少しでもその暴走の危険性をチェックしていくためには、選挙区は自民にかちうる民主に集中し、比例区では比例ならば確実に議席を獲得できる共産に集中するのが「2票使い分け」としては有効と思います。
(ただし、選挙区や候補ごとに区別事情は異なりますので、各選挙区・候補者ごとに考えなければいけませんが、大筋として野党支持・あるいは与党の暴走へのチェックを願っている市民は、「選挙区は民主、比例は共産」とするのは大筋の考えとしてはよいのではないかと思います。あくまで私の問題提起ですし、最終的には各人の投票行動は自由であることを前提に、様々議論できていければ幸いです。
    朝倉幹晴(船橋市議(無党派))ingo@asakura.chiba.jp