ふなっしーに関する質疑まとめ-2013年
平成25年第1回~4回定例会報告 より抜粋
2013年3月議会 第1回定例会
◆朝倉幹晴 議員
こんにちは。後半35分はかたい質問をしますが、最初の5分だけ緩い質問をさせていただきます。
ことしになって、船橋市非公認キャラで、市の名産である梨の妖精であるふなっしーがテレビやインターネットで話題を集めています。
新垣結衣とともに十六茶CMに出演しているほか、和田アキ子、テリー伊藤、加藤浩次、ビートたけしの番組にも出演し、3月1日には、ついにあのきゃりーぱみゅぱみゅがツイッター上で「ふなっしーの動きに一目ぼれした。恋かな」という衝撃の告白をしました。
テリー伊藤は、「今度ふなっしーに船橋を案内してもらおう」と発言し、船橋と梨に全国の注目を集めております。
そこで、まず質問いたしますが、市長の市政執行方針の中でも、15ページで、「人が集まる元気な町の実現のためには、こうした船橋の魅力をさらに高めて発信していくことの必要性」と書かれていますが、ふなっしーの発信力や、ふなっしーを通じて船橋市や梨が全国的に注目されつつあることをどのように評価いたしますでしょうか。
◎企画財政部長(山崎健二)
ふなっしーの評価ということでございますけれども、最近特にメディアに取り上げられて露出度も高くなっておりまして、船橋市及び本市の産品である梨が注目されているということは非常にありがたいことだと思っています。
現在のところ、これを公認とかいろいろお話しございますけれども、特にそういった考えを持っていないわけですけれども、状況が許せば、各市のイベントなどを盛り上げていただけるようなものがあれば、どういった対応がとれるか、これは庁内でちょっと協議してみたい、このように思っております。
以上でございます。
◆朝倉幹晴 議員
私も、ふなっしーのPerfumeのような鋭い踊りの切れ、驚異的なジャンプ力とともに、非公認で単独自腹でさまざまな場所に駆けつけ、これまでアピールしてきたふなっしーのパワーに感銘を受けております。
フェイスブックやツイッターで、ふなっしーに注目している市民の方やファンの方々のご意見をお聞きしていますが、公認すべきという意見がある一方で、非公認のままのほうがいいという両方の意見があり、大激論となって安易に結論が出せる状況ではありません。
ふなっしーご自身は、2月9日のテレビ「情報7days」で次のように発言しております。
「ふなっしーは今、船橋市で許可されていないなっしー、せめてお祭りぐらいには呼ばれたいなっしー」
そこで提案します、公認、非公認には関係なく、船橋市の一番代表的な祭りである7月下旬のふなばし市民まつりに招待し、例えば6月末に選ばれる新市長とジャンプを競い合う大会などを実施するなど、船橋を盛り上げるイベントにし、ぜひ船橋を全国にアピールしていったらいかがかと思いますが、いかがでしょうか。
◎経済部長(福田幸雄)
ふなっしーを市民まつりに招待してはということですけれども、市民まつりは市民のメンバーが中心となって組織する実行委員会で運営しております。
朝倉議員のご提案については、今後開かれます実行委員会に諮ってまいります。
◆朝倉幹晴 議員
ありがとうございます。
2013年9月議会 第3回定例会
◆朝倉幹晴 議員
それでは、40分の質問のうち前半で、ふなっしーあるいは漫画の募集など、ソフトの面を質問させていただき、後半で、安全に歩けるまちづくり、学校条件の整備、そして転倒・転落予防・防止ということで、ハードの面を質問させていただきます。
ことしの梨の売り上げが非常に増加しているという話を聞いております。
そして、梨関連製品、いろいろあるのですが、それも売られているというのは、話を聞いております。
きのう、私、「ありのみくす」という、梨を活用したカクテルの提供している、船橋市内の商店というか飲食店のあるところに行ってきまして、梨ケーキと梨サイダーというのを飲んできました。非常に元気が出ました。
その梨の売り上げに誰が一番貢献したのかというと、やっぱりふなっしーではないかと思います。
ふなっしーは梨の妖精です。
船橋から登場した梨の妖精ですので、やはり船橋の梨と一番関連づけられるのが一番の望みではないかと思うのですが、ふなっしーと梨の農家あるいは梨の関連製品。この関係はどのように進んでいますでしょうか。
◎経済部長(福田幸雄)
ふなっしーの関係のご質問で、梨の売り上げがどうだったかということでございますけれども、また知名度アップにどの程度貢献ということですけれども、今、議員がおっしゃいましたように、若手梨農家と船橋駅周辺及び新京成沿線の飲食店が協力しまして、船橋の梨をPRする「ありのみくす」という企画を実施しています。
市内の梨農家が経営しております約60カ所の直売所で、ふなっしーのキャラクターを使用したのぼり旗やオリジナルパネルを設置しまして、また梨の袋、オリジナルなものを使用しております。
農家の方、何人かにお話を伺いましたけれども、売り上げ、具体的にはまだ売っている途中ですので、まだ出ませんけれども、売り上げがふえた感じはすると。で、若い世代の方や新規のお客さんがふえたと。また、遠方から、評判を聞いたお客さんが来たなどの反響があるということですので、船橋の梨の知名度アップに大きく寄与していただいていると認識しております。
◆朝倉幹晴 議員
ふなっしーの貢献は梨だけではありません。(現物を示す)こういう、これはティッシュ入れで、これは定期入れということで、さまざまなふなっしー関連のものが売られておりますし、先ほど、先番議員も紹介されました、ふなっしーのDVDも出ておりまして、この中では船橋のアンデルセン公園や海浜公園の紹介がなされております。
このDVDは意外なことに、ふなっしーというのはいつもハイテンションで、すごい、ひゃっほーと言っている感じですが、意外に、疲れたということを連発しているという意外な側面とか、毎日見るテレビが「アルジャジーラ」ということで、中東マニアだとか、あるいは、将来になりたいものはボルボックスということで、微生物になりたいということがわかったり、いろいろおもしろい内容で、なおかつ、それで船橋の魅力が紹介されております。
そういって活躍したふなっしーは、今、銀座なんかでもふなっしーグッズが売られていて、そこに船橋の紹介などもされているんですね。
そういう、非常に貢献しているということですので、ぜひ船橋市としても評価していただきたいと思うのですが、まずその前に、私は、ふなっしーのゆるキャラ総選挙のときに1票投じた者として、ふなっしーの総選挙優勝を非常にめでたく思っております。
そのことも含めて、市としてふなっしーをどう評価するのかお聞きしたいと思います。
◎企画財政部長(山崎健二)
船橋市として、ふなっしーをどう評価しているかということですけれども、市としましては、マスコミを通じて特産品の梨の紹介だけではなく、船橋そのものを全国に広めていただいている、発信していただいているということで、とても感謝しています。
そのふなっしーが、ご当地キャラ総選挙ですか、これで見事1位に獲得したこと、これにつきましては、心よりお祝いを申し上げたいと思っております。
今回の受賞を機に、先ほど先番議員にもお答えしましたけれども、船橋市をPRしてくれたふなっしーに、何らかの形で感謝の気持ちを伝えていきたいと考えておりまして、その方法を今、検討しているところでございます。
以上でございます。
◆朝倉幹晴 議員
私は、3月議会で取り上げたとき、事前にツイッターでいろんな方の意見をお聞きしました。
ふなっしーは、結構まめにツイッターをやられていまして、ファンにとっては、夜中に、おやすみなっしーと言われ、時々、梨汁ブシャーとかけられることが非常にうれしいのでツイッターをやっている方も多いです。
いろんな人の意見を聞いたところ、公認か非公認かということに非常に意見が分かれまして、どちらかというと非公認のままのほうがいいんじゃないかという意見もあったぐらいで、非常に難しいところです。
例えば、別な話ですけれども、AKB48の総選挙において、指原莉乃ですね、さしこがトップになったというのは、多分、博多に左遷されても頑張っていたということが非常に共感を生んだのではないかと思います。
だから、ふなっしーももしかしたら、非公認であっても頑張っているというところが共感を生んでいる可能性もありますので、非常に難しいところですが、今、検討していただいているというところですので、ぜひ、ふなっしーに対して感謝の意を表明するということは、何らかの形で表明していただきたいと思います。
(写真を示す)これが、船橋の梨の直売所に掲げられているふなっしーの旗ですね。
で、(現物を示す)これは東武ストアですけれど、ふなっしーのファイルが売られていまして、船橋非公認キャラと大きく書いているというようなところで、いろんなところで活躍されていますので、ぜひそれを検討していただくことを要望いたしたいと思います。
ふなっしーについては以上にさせていただきます。
2013年12月議会 第4回定例会
◆朝倉幹晴 議員
ふなっしーへの感謝状贈呈の前後と今後の協力関係についてお問いします。ふなっしーへの感謝状贈呈と、ふなっしーを市のさまざまな企画に招待する方向の表明をありがとうございます。
この項目につきましては、最初に担当部に具体的な話を聞き、項目の最後に市長からも一言お聞きしたいと思います。
9月議会での私の質疑に対する企画財政部長の、ふなっしーへ何らかの形で感謝の気持ちをあらわしたいとありました。
その後、いつ表彰式が行われるのか、市民やファンの間で話題になってました。まあ、ネット上では、ファンは主にツイッターでつながっておりまして、ツイッターのふなっしーつながりは「梨友」と言っております。
市民や梨友の会話の中で、表彰式を見たい、いつやるのかとの問い合わせが多くありました。
ふなっしーの今の人気から考えて、私は、表彰式は多分事前に十分広報して、まあ1,000人会場である文化ホールで行い、そのときには、市外からの参加市にも船橋を知っていただくためのお土産や観光案内なども配られることを想定していました。
というのも、これは、全国のマスコミやテレビも注目するであろうこのイベントを機に船橋を全国に発信していく絶好の機会だから、多分そういうふうに練っているだろうと思いました。
しかし、実際は市役所の11階で、外部や一般の参加なし、まあほとんど事前広報なしの形で実施した形になったのですが、どのような過程でこのような実施形態になったのでしょうか。
◎企画財政部長(鈴木隆)
ご答弁申し上げます。
ふなっしーが、船橋の梨や町のことをメディアを通じて紹介していただいたことで、船橋が全国から注目を集めることになり、その功績に対して感謝状を贈ることとし、市長とふなっしーのスケジュール調整の結果、10月30日に贈呈式を企画いたしました。
開催場所については、日程決定から開催日までの期間が短かったことから、市庁舎内において実施することといたしました。また感謝状の贈呈式が一般の方に知れわたりますと、人気者であるふなっしー見たさに多くの方が市役所に集まる可能性があることや、当日は多くのマスコミ等による取材が予定されていたことなどから、一般の市役所利用者に混乱が生じないようにするとともに、安全確保のため事前広報は行わず非公開で実施したところでございます。
以上でございます。
◆朝倉幹晴 議員
表彰式の流れ自体は非常によく練られたもので、市長や担当部の誠意が伝わってくるものでした。
とりわけ、幼稚園児や保育園児を最前列に出迎えたことは、子供が大好きなふなっしーへの最高の感謝の表現だと思います。
「まあ、この結果については、ツイッター上でもいろいろ会話しているんですが、やはり子供たちを呼んだことでふなっしー」が喜んだので、いろいろあったけどいいんじゃないかという意見がほとんどでありました。
で、実はふなっしーはいろんな言葉をつぶやいているんですが、次のようなことも言ってます。
まあ、やがてブームが去って、ふなっしーのことをみんなが忘れても、近くの公園に行って子供が喜んでくれればいいなっしーというふうに言っております。
ふなっしーは子供が大好きです。
やはり、企画において、保育園児、幼稚園児を出迎えていただいたことは非常によかったと思うんですが、この発想はどのように考えて行ったんでしょうか。
◎企画財政部長(鈴木隆)
ふなっしーへの感謝状贈呈式の方式や歓迎の仕方につきましては、ふなっしーの日ごろの労をねぎらうため、入浴券やクリーニング券を、関係団体の協力を得て贈呈したり、幼稚園児や保育園児に似顔絵をお願いして出迎えるなど、贈呈式全体を通じて温かい雰囲気を醸し出すことにより感謝の気持ちを伝えようと考えた次第でございます。
◆朝倉幹晴 議員
表彰式の後、市にはどのような感想や意見が寄せられたでしょうか。
◎企画財政部長(鈴木隆)
感謝状の贈呈に関する意見といたしましては、よかった、表彰ありがとう、ファンの前で行ってほしいなどの肯定的な意見が多く、市内外よりメール等が14件寄せられました。
◆朝倉幹晴 議員
これが、実はその表彰状の様子を取り上げた、ふなばし広報の様子です。(資料を示す)
で、私は実は3月の議会で、ふなっしーと新しい市長が市民まつりでジャンプを競い合う企画というのを提案いたしました。まあ違う形ですが、この表彰式で船えもんとともにトリプルジャンプが行われ、市長がふなっしーに勝ったのは、もしかしたら事前に練習したのではないかといううわさも出ております。
まあ、そんな冗談のようなうわさも出ております。その後、市長のほうから、ふなっしーを市のイベントに積極的に呼ぶという表明がなされました。
それで、実は今、ふなっしーの力なんかもいただきながら、だんだんと船橋全体が盛り上がってきております。
この「船橋ウォーカー」という雑誌が発売されました。で、「千葉ウォーカー」という千葉県での雑誌はあったんですが、船橋単独でこれだけの案内雑誌ができたのは、やはりふなっしーの力が大きいし、これからもぜひ協力していっていただきたいと思います。
で、ふなっしーが実はことしの市民まつりに呼ばれるのじゃないかと想定して予定をあけてたという話もファンの方からお聞きしましたので、ぜひ2014年の市民まつりには招待してほしいと思います。
それで、市長自身の表彰式前後の感想も含めて、この盛り上がりを今後につなげていくために、ふなっしーとの協力関係をどのように結んでいくのか。
そのことも含めて、市民の全国への発信力をどのように強めていくかについて、市長のご決意やお考えがあればお聞かせください。
◎市長(松戸徹)
ふなっしーについてですけれども、当初、マスコミ等で対立構造を非常に流されていましたけれども、ふなっしー自身は、私が見てる限りでは船橋のことを非常によくアピールしてくれていましたし、また船えもんが、まあ世に出たときも、非常に気を使ってやっていただきました。
で、実際問題としては、この議会でも答弁したことがありますけれども、遠方から梨の注文が届いたりと、非常に大きな貢献度があったということで、これはもう心から感謝を申し上げたということです。
で、今後についてですけれども、実行委員会に諮る必要はありますけれども、市民まつりへの参加を含めて、いろんな形でふなっしーとのコラボもやっていきたい。
船えもんと一緒に、船橋をアピールするためにやっていきたいと思います。で、まあ船橋、このふなっしーもそうですけど、いろんな形がありますので、こういったことを十分に連携して活用することで、船橋をさらにアピールしていきたいと思っています。
以上です。
◆朝倉幹晴 議員
実は、「船橋ウォーカー」などの雑誌の発行とか、船橋が注目されているというのは、実は市民自身が、実は東京に出勤してたりして、東京で買い物してしまったりしていると思うんですね。
その市民自身が、船橋、地元に、こんなものがいいんだということを見返していくチャンスにもなるんじゃないかと思って、ぜひその方向で進めていっていただければと思います。それでは結構です。