船橋市2017年度(平成29年度)予算案抜粋2「一般会計(民生費)、関連特別会計(国民健康保険、介護保険、後期高齢者医療等)」(「予算参考資料」の太字部分ならびに私が注目した部分)
2017年2月17日に開会された船橋市議会3月議会(予算議会、平成29年第一回定例会)で審議される2017年度(平成29年度)予算案は、3月28日(火)に議会で議決予定ですが、2月17日~3月28日の40日間に市議会において、十分に検討・審議していきます。
市民も、予算案の内容や審議過程を知り、市の予算のあり方を共に考えて、必要と感じられる部分は市議を通じて意見を言っていくことが必要と私は考えています。
予算案は膨大でとても全部をUPすることはできませんが、「予算参考資料」として議員に配布された資料のうちで、各予算案の中で、「太字」の部分のみを以下掲載します。
この「太字」は2017年度(平成29年度)からの新規事業や市が強調したい事業です。なお金額も書かれていますが、全体の中での金額や前年度の比較などをしないと評価しがたいので掲載しません。個別にこだわる部分について予算案の金額を知りたい方は個別にお問い合わせください。なお、文面だけでは内容がわからないものもあります。それについては私自身が2月20~22日の議案等説明会で質疑し明らかにしますので、それ以降お問い合わせください。
また太字ではないが、朝倉が特に注目した部分(その中には賛成の事業も反対の事業もあります)★朝倉注目事業として後半に付記して表示します。なお、この予算に対する賛否は市の説明を聞きながら熟考します。
お読みいただき、ご意見があれば、メールなどでお寄せください。)
このように抜粋しても分量は多いので、各部の予算ごとに掲載します。以下は、一般会計(民生費)と関連特別会計です。
●予算説明資料太字強調事業(番号は、私に対して問い合わせなどがしやすいように便宜上私が付与したもので、それ以上の意味はありません。)
★一般会計予算(民生費)
①社会福祉協議会活動促進事業補助金(新規)
社会福祉法人船橋市社会福祉協議会に対し、居住支援サービス事業に掛かる経費の一部を助成する。
②社会福祉協議会活動促進事業補助金
社会福祉法人船橋市社会福祉協議会に対し、事業の実施に係る経費の一部を助成する。同協議会の支部組織である地区社会福祉協議会の事務局員人件費の補助率を8割から10割に拡大する。また、福祉教育の推進を図るため、小学生向けの福祉読本作成等に係る経費を助成する。
③安心登録カード事業補助金
社会福祉法人船橋市社会福祉協議会に対し、事業の実施に要するシステム保守管理及び運営費を助成する。また、新たに緊急時に使用する安心登録カード収納筒購入に係る経費を助成する。
④居住支援事業費(新規)
住宅確保要配慮者の民間賃貸住宅への円滑な入居の促進を図るため、(仮称)船橋市居住支援協議会等の運営・活動に係る経費を助成する。
⑤生活困窮者自立支援事業費
現に経済的に困窮し、最低限度の生活を維持することができなくなるおそれのある者(生活困窮者)等に対し、支援を行う。
・家計相談支援事業費(新規) 生活困窮者に対し、家計相談及び支援を行う。
⑥学習支援事業費(生活困窮者自立支援事業費の一部)
生活保護世帯及び生活困窮世帯並びにひとり親世帯等の中学生に対し、学習支援等を行う。2017年度(平成29年度)は、受入れ人数を40人増やし、定員300人とする。
⑦障害者自立支援協議会運営費 同協議会に、新たに障害者差別解消支援地域協議会を設置する。
⑧障害者日常生活用具給付事業費
障害者等に対し、日常生活用具の購入に係る経費の一部を助成する。また、新たに地デジ対応ラジオ及び人工鼻を支給品目に加える。(船橋市障害者等日常生活用具費の支給に関する規則)
⑨障害者援護施設等整備費補助金
社会福祉法人に対し、施設の建設に係る経費の一部を助成する。また、社会福祉法人等に対し、防犯対策整備に係る経費を一部を助成する。
・施設整備 共同生活援助事業所(知的)創設 みやぎ台 定員5
・防犯対策整備分 12法人21施設
⑩心身障害者福祉タクシー事業費
重度心身障害者に対し、タクシー運賃の半額(1200円を限度)を助成する。また、新たに腎臓機能障害3・4級で人工透析治療をうけている者を助成対象とする。
⑪特別養護ロ人ホームプライバシー保護改修支援事業費補助金(新規)
市内の特別養護老人ホームの多床室について、プライバシー保護のための改修を行う社会福祉法人に対し、改修費の一部を助成する。
広域型特別養護老人ホーム オレンジガーデン
⑫ひとり暮らし高齢者入浴料扶助費
ひとり暮らしの高齢者に対し、自己負担100円で利用できる入浴女性県を交付する。また、2017年度(平成29年度)より利用可能な浴場に北部清掃工場余熱利用施設を追加する。
⑬高齢者福祉タクシー事業費
要支援2及び要介護認定者に対し、タクシー運賃の半額(1200円を限度)を助成する。また、新たに特別養護老人ホーム等の入所者及び入院中の者を助成対象とする。
⑭老人クラブ等自動車支援事業費
社会福祉法人船橋市社会福祉協議会に対し、老人クラブ自動車借上料補助事業に係る経費の一部を助成する。また老人クラブ等に対する大型バス(福祉バス)の貸出業務を委託する。
2017年度(平成29年度)より福祉バスの利用可能時間を2時間延長する。
⑮介護人材確保対策事業費
介護に従事する人材を確保するため、合同就職説明会を実施する。またEPA(経済連携協定)により海外からの介護福祉士広報車を受入れる法人に対し、受入れに係る経費の一部を助成する。
⑯介護職員初任者研修費用助成事業費
介護職員初任者研修を終了し、市内の介護事業所に就労する者に対し、10万円を限度に受講料等を助成する。また、新たに介護福祉士資格取得に係る実務者研修についても15万円を限度に助成する。
⑰介護人材確保対策事業費補助金
介護事業所において保育施設を運営する法人に対し、運営に係る経費の一部を助成する。
⑱障害児相談支援事業費(新規)
障害児支援利用計画の作成に当たって、緊急時や困難ケースへの対応のため基幹相談支援センターに委託する。
⑲病児・病後児保育事業費
新たに看護師の付き添いによる送迎対応を行う病児保育事業を実施する。
⑳認可外保育施設通園児補助金
認可外保育施設に通園している乳幼児の保護者に対し、保育料の一部を助成する。また、助成限度額を引き上げる。
21、心身障害児援護施設運営費補助金
児童相談員及び保育士に係る経費の助成額を引き上げる。
22、防犯対策強化施設整備費補助金(新規)
障害児通所支援施設等に対し防犯機能強化に係る整備費の一部を助成する。対象施設 8施設(6法人)
23、認定こども園運営費補助金
認定こども園の運営費の一部を助成する。また、障害児保育に係る経費の助成額を引き上げ、新たに1・2歳児配置改善に係る経費の一部を助成する。
24、小規模保育事業費補助金
新たに1・2歳児配置改善に係る経費の一部を助成する。
25、一時預かり事業費
一時預かり事業を実施する保育園、認定こども園及び幼稚園に対し運営費の一部を助成する。また、助成額を引き上げる。
補助対象園 保育園10 認定こども園4 幼稚園20
(船橋市私立保育所運営費補助金交付規則)
26、保育士確保事業費 資格取得支援事業費(新規)
保育士試験により保育士資格取得後、市内の保育所等に保育士として1年以上勤務した者に対し、学習に要した費用の一部を助成する。
27、母子家庭等自立支援事業費
・雇用保険受給資格者に対して自立支援教育訓練給付金を支給する。
・養育費の確保を図るため、弁護士による相談を行う。(新規)
28、私立保育所運営費補助金
私立保育所の運営費の一部を助成する。また、障害児保育に係る経費の助成額を引き上げ、新たに1・2歳児配置改善に係る経費の一部を助成する。
(船橋市私立保育所運営費補助金交付規則)
29、私立保育所 保育協議会補助金
一般社団法人船橋市保育協議会が行う事業の実施に要する費用の一部を助成する。また、研修等に係る助成額を引き上げる。
30、保育所用地購入費(新規) 保育所を開設するため用地取得等を行う。
31、生活保護費 被保護児童生徒入学補助金(新規)
小中学校へ入学する児童生徒のいる被保護世帯に対し、小中学校の入学に係る費用負担の軽減を図るため、入学援助金を支給する。
★★介護保険事業特別会計
①介護予防・生活支援サービス事業費
高額医療合算介護予防サービス費相当事業費(新規)
1年間の医療保険と総合事業を含む介護保険の自己負担の合算額が、一定の上限額を超えた場合、所得等に応じてその超えた額と高額医療合算介護サービス等の差額を当該被保険者に支給する。
②一般介護予防事業費 地域リハビリテーション活動支援事業費(新規)
介護予防ケアマネジメントのプロセスに、リハビリテーション専門職を加えて自立型のケアプラン作成に繋げるためのモデル事業を実施する。
③一般介護予防事業費 地域介護予防活動事業費
社会福祉法人船橋市社会福祉協議会の支部組織である地区社会福祉協議会に対し、活動拠点借上料等の一部を助成する。また、新たに活動拠点の内装工事費及び水光熱費の一部を助成する。
★朝倉注目事業(太字でない部分、注目している事業にすべて賛成というわけではありません)
★一般会計予算(民生費)
①老人福祉施設整備費補助金
・市内に特別養護老人ホームを整備する社会福祉法人に対し、整備費の一部を助成する。
(仮称)太陽と緑の家 藤原 「創設」 定員 特養80 併設ショートステイ10
・市内で解説後満10年以上を経過した老人福祉施設を運営する社会福祉法人に対し、老朽化した施設の改修費の一部を助成する。
経費老人ホーム ケアハウスシオン
②地域密着型施設等解説準備支援事業補助金(広域型特別養護老人ホーム)
(仮称)ヴィラ船橋 創設 定員80 さくら館 増築 定員50
③児童相談所調査諸経費
千葉県(児童相談所)への職員派遣や学識経験を持つアドバイザーに意見聴取を行い、児童相談所の設置・運営に関する調査等を行う。
④認定こども園整備費補助金
(仮称)幼保連携型認定こども園大浜幼稚園 増築 1号定員 126名(維持) 2・3号 36名増員(現状54名) 計90名
⑤児童手当 中学校終了前までの児童を養育している者に、児童手当を支給する。
1人あたり、3歳未満 第1・2子 15000円 第3子以降 15000円
3歳以上小学校修了前 第1・2子 10000円 第3子以降 15000円
中学生 第1・2子 10000円 第3子以降 10000円
所得制限限度額以上の場合 5000円
⑥児童ホーム整備費
宮本児童ホームエレベーター改修工事等(宮本公民館との複合施設)
高根台児童ホーム給排水設備及びトイレ改修工事設計委託
小室児童ホーム給排水設備及びトイレ改修工事設計委託(小室公民館及び小室連絡所との複合施設)
防犯カメラ設置(19施設)
⑦児童ホーム整備費(継続費) (仮称)坪井児童ホーム整備事業 施設面積1012.22m2
建設場所 坪井755番4ほか
⑧放課後ルームの定員拡大等
・小栗原第3・4放課後ルーム賃借料ほか 定員181人(51人増)
・若松第3・4放課後ルーム賃借料ほか 定員203人(73人増)
・(仮称)塚田第2放課後ルーム建築工事設計委託
・葛飾第3・4放課後ルーム改修委託ほか 定員169人(39人増)
⑨放課後ルーム整備費(継続費)
法典東放課後ルーム増築事業 床面積220.02m2 定員100人(20人増)
増築棟の概要(法典東小学校を含む) 鉄筋コンクリート造 地上3階
延べ床面積 1828.26m2
★国民健康保険事業特別会計
①療養給付費 被保険者が保険医療機関において受けた療養に係る費用の7~9割を保険
医療機関等に支払う。
一般被保険者療養給付費 平均被保険者数 139700人(2016年度、146900人)
退職被保険者等療養給付費 平均被保険者数 1500人(2016年度2100人)
②出産育児一時金
被保険者の出産に対し、出産育児一時金として1件42万円(産科医療補償制度未加入の産科医療機関で出産した場合は40万4千円)を世帯主に支給する。
対象件数 700件(船橋市国民健康保険条例9
③葬祭費
被保険者の子房に対し、葬祭費として1件5万円を葬儀を行った人に支給する。
対象件数 900件(船橋市国民健康保険条例)
④後期高齢者支援金等 後期高齢者(75歳以上)の医療に係る保険者負担分を支払基金に拠出する。
⑤前期高齢者納付金等 前期高齢者(65~75歳)の医療に係る保険者負担分を支払基金に拠出する。
⑥介護納付金 介護保険第2号被保険者(40~64歳)の介護保険料負担分を支払基金へ拠出する。
⑦特定健康診査等事業費 40歳以上の被保険者に特定健康診査等を行う。
★介護保険事業特別会計
①介護サービス等給付費 被保険者が介護サービスを受けたときに、自己負担額を除いた当該サービスに要した費用を当該被保険者に支給する。
②介護予防サービス等諸費 被保険者が介護予防サービスを受けたときに、自己負担額を除いた当該サービスに要した費用を当該被保険者に支給する。
③高額介護サービス費 被保険者がサービスに要した費用について、自己負担額が一定の上限額を超えた場合、所得に応じてその超えた額を当該被保険者に支給する。
④高額医療合算介護サービス費 1年間(8月1日~翌年7月31日)の医療保険と介護保険における自己負担の合算額が一定の上限値を超えた場合、所得に応じてその超えた額を当該被保険者に支給する。
⑤特別給付費 被保険者が認知症高齢者等の在宅生活を支援するための認知症訪問支援サービスを受けたときに、自己負担額を除いた当該サービスに要した費用を、市町村特別給付として当該保険者に支給する。
⑥特定入所者介護サービス費 介護保険施設等の居住(滞在)費・食費について、低所得者へ補足給付を行う。
⑦包括的支援事業費
総合相談支援事業や認知症支援事業等に係る経費
(認知症初期集中支援チーム事業費、認知症地域支援推進事業費)
⑧任意事業費 地域における高齢者の自立した日常生活を支援するための事業等に係る経費
・介護相談員派遣事業費、成年後見制度利用支援事業費、
・緊急通報システム運営費(船橋市高齢者日常生活用具の貸与等に関する規則)
・やすらぎ支援員訪問事業費、
・在宅改修支援事業費、介護給付等費用適正化事業費
・徘徊高齢者家族支援サービス事業費、家族介護支援事業費
・認知症サポーター養成事業費
★母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計
母子家庭及び父子家庭並びに寡婦の経済的自立の女性と生活意欲の助長を計り、併せてその児童の福祉を増進するため、各種資金を無利子または低利子で貸し付ける。
修学資金、就学支度資金、生活資金、技能習得資金、事業開始資金、住宅資金、その他資金
★後期高齢者医療事業特別会計
市が徴収した保険料及び低所得者等の保険料の減額負担分を千葉県後期高齢者医療広域連合に納付する。
平均被保険者数 2017年度(平成29年度)(見込) 69877人
2016年度(平成28年度) 66085人