6月15日NHK首都圏ニュース報道「船橋市の土壌汚染・地下水調査の場所」などについて

<昨日6月15日(土)のNHK首都圏ニュースでの「船橋市の土壌汚染」について、場所の特定などなかったため、問い合わせが急増しています。
実は当該場所は議会では議論され、当該地域の自治会連合(塚田地区連合自治会)では総会(5月26日)で報告されています。
ただ他地域の方も含めて問い合わせがありましたので、6月15日つけで市議に報告された内容を掲載します。
(なお本日6月16日(火)午後4時時点で、船橋市環境部長に確認したところ、市のほうに対する問い合わせも急増しているとのことで、本日中に市HPに基本情報を掲載予定とのことです。)

↓6月15日付け報告  環境部長

●旧日本建鐵㈱工場跡地の土壌汚染・地下水調査結果について

旧日本建鐵㈱工場跡地について、土地所有者の三菱電機㈱から、土壌汚染対策法に基
づく土壌汚染状況調査結果報告書が本日提出されました。調査の結果、土壌から基準を
超えるトリクロロエチレン、1,1-ジクロロエチレン、シス-1,2-ジクロロエチレン、六価クロム化合物、ふっ素及びその化合物、水銀及びその化合物、鉛及びその化合物が、地下水から基準を超えるトリクロロエチレン、1,1-ジクロロエチレンが検出された旨の報告がありましたのでお知らせいたします。(結果については別紙)

1、事業所の概要
(1)事業所の名称:日本建鐵株式会社(平成26年9月操業停止)
(2)所在地:船橋市山手1丁目1番1号
(3)調査対象地面積:約37,000㎡
(4)土地所有者:三菱電機(株)

2、周辺への影響について
当該土地は、敷地の周囲が高い塀等に囲われており第三者の立入りができない状
況であり、汚染土壌の大半はコンクリートやアスファルトで覆われており、緑地に
ついては応急対策としてシートで覆う等の飛散防止措置を行っているため汚染土壌
の直接摂取の恐れはないと考えられます。
また、汚染源から地下水下流側の工場用地敷地境界で地下水を調査した結果、ト
リクロロエチレンが地下水環境基準を超えており、周辺井戸への影響が懸念される
ため、市が把握している井戸について、地下水が流れる南東方向について、優先し
て500m以内の井戸水調査を行っております。その後、状況に応じて範囲を広げ
て調査を実施するとともに、自治会、町会からの案内により希望された方の井戸に
ついても調査を実施しております。

3、今後の対応について、
(1)影響範囲の自治会、町会へ事業者と同行して説明を行います。その後、三菱電機が住民説明会を開催します。
(2)井戸の水質調査及び飲用指導を行い健康被害の防止に努めます。
(3)基準超過が確認された土地については、土壌汚染対策法の規定に基づき、区域
指定を行います。
(4)事業者に対しては、措置等の指示を行うとともに、報告の聴取、立入検査など
状況確認を行います。措置が完了し、汚染がないことを確認した時点で区域指定を解除します。

●調査結果
トリクロロエチ
調査対象地
150615建鉄場所キャプチャ
調査対象地