★船橋市の保育園増設・待機児童対策の現状(2016年2月29日、船橋市議会本会議)
船橋市の保育園増設・待機児童対策に関し、2月29日の船橋市議会本会議で質疑しました(他のテーマも質疑しましたが、別記事で掲載します)。以下、要旨の報告です。
★朝倉質疑(要旨)
①2015年(平成27)年4月の時点の待機児童数は?
②2015年中に、市内でどのぐらいの保育園の増設・定員増を行ったか?
③その結果、2016年(平成28年)4月時点で待機児童はどのようになるか(改善されるか)?
④保育士が不足しているがゆえに、施設があっても定員まで受け入れられない状況が
2015年度にはあった。保育士不足解消のため、ふなっしーのご協力をいただき
「そうだ!ふなばしの保育園で働こうなっしー!!」ポスターを作ったり、給与増・住宅確保
などの施策を行ったが、その効果はあったか?
★市答弁要旨(まとめて)
平成27年(2015年)4月1日時点の待機児童数は、国基準で625人、市規準で1067人であった。
このため、待機児童解消をめざし施設整備を進め、平成27年(2015年)4月には、認可保育所、認定こども園、小規模事業合わせて83施設、定員で9573人だったが、平成28年(2016年)4月には、105施設で定員11040人となった。施設数で22施設、定員で1467人増やしてきたので、これらの定員増分については、待機児童は減少することになるが、一方で保育所を利用したいという申請も増加しており、現在、入所調整のための事務を進めている。
次に、保育士不足の関係については、平成27年(2015年)4月には公立(市立)保育園において、保育士の不足が原因で定員まで入所できないお子さまが生じていた。また、私立保育園についても保育士の確保に苦慮していたと聞いている。
この点につきましては、早急に対応を図る必要があるところから、待機児童解消緊急アクションプランを定め、様々な施策を実施してきた。
これらの施策については着実に成果をあげていると考えていますし、例えば12月に行いました私立保育園合同おしごと相談会では、昨年度(2014年度)が39名だった参加者数が、今年度(2015年度)は71名に増加している。
しかしながら、公立(私立)・私立共に依然として保育士の採用は困難な状況にあり、今後も保育士確保に向けて努力していきたい。