船橋市社会福祉協議会での緊急小口資金(特例貸付)の郵送受付開始による「郵送申請受理」開始による迅速化について(4月14日、船橋市社会福祉協議会にて確認)
2020年4月14日(火) 船橋市議 池沢みちよ・朝倉幹晴
先週、私どものところに、「船橋市社会福祉協議会による貸付制度が、新型コロナウイルス感染症の影響で申請が増加し、その相談受付が6月まで待たされる状況をどうにかしてほしい」という声が寄せられました。協力関係にある東京都の港区議の石渡ゆきこさん(弁護士)にZOOM会議で確認すると「港区はそんなには待たせていない。もっと迅速化できるはずだ」とのことでした。
そこで、昨日13日(月)は電話にて、本日14日(火)は訪問にて船橋市社会福祉協議会に確認したところ、「郵送申請受理」の方向での迅速化の方向性への転換が確認できましたのでご報告します。
【先週までの状況の説明】
船橋市社会福祉協議会が行っている「緊急小口貸付」「総合支援資金」ともに、本来は、申請者本人の状況を面談で確認して受理するのが基本である。それは、そもそも支援の条件を満たしているのか?あるいは他の制度(たとえば生活保護)などへの案内がいいのか?書類がそろっているのか?などを丁寧に確認しながら進むのが、福祉のあり方として望ましいと考えているからである。1件平均、聴き取りに1時間半程度要する。
しかし、新型コロナウイルスの影響で、通常より多い相談件数があり、1日に、約80名程度(来所20人、電話60人)となっている。そして、県に申請可能な人に対する相談の設定は、6月以降になってしまう状況も生まれており、建物自身が来所者・相談者によって「三密」となりかねない状況が生まれていた。
【今週以降の変更~郵送申請受理受付】
「総合支援資金」についてはこれまで通り面談を必要とする状況は変えないが、県が、「迅速化する」「三密を避ける」との趣旨で、「緊急小口資金」については「郵送申請受理」を認める方向に方針を変えた。船橋市も、その方針に基づき、今、転換している。今週か来週までには転換する
。
①今、基本書類と、郵送物に同封する「書類記入例」などの添付書類を準備している。
②すでに受付した人には順次連絡し、郵送に転換することを伝えている。
③今後申請の相談で電話があった方には、電話で基本的なことを聞き、基本的な説明をした上で、貸付の申請条件に合う方には、自宅に「申請書類」を郵送する。そこに必要事項を記入、必要書類を添付した上で船橋市社会福祉協議会に郵送で返送していただく。その上で書類の中身を確認し、書類が整っていれば県社会福祉協議会に郵送する。県社会福祉協議会の審査と貸付の可否決定はおおむね一週間程度であり、「可」となった場合は、ほぼ一週間で貸付金が振り込まれる。(「可」となるとは限らないし、「可」となった場合も希望金額通りにならない場合もありうる。)
④申請書類はネットからダウンロードができる形は考えていない。電話をいただいた上で郵送で送る。
⑤三密を避ける主旨から「来所」は4月24日(金)までとし、4月27日(月)以降は郵送が基本となる。