【2020年3月~2021年7月】(7月より急増、7月下旬は過去最大数)ー船橋市旬ごと新型コロナウイルス感染症患者(陽性者)発生数の推移グラフ

2021年7月21日 船橋市議 朝倉幹晴

船橋市保健所発表のデータをもとに、私たちが日常生活でよく使う月の約10日間での三区分(各月上旬・中旬・下旬)の区切りで、発生数の推移をグラフ化しました。

累積患者の現状(回復、自宅療養、ホテル入所、入院、死亡)を円グラフにしました。

  4月の増加傾向、7・8月の増加傾向に続き、10月~1月中旬は3回目の増加傾向となっていました。その後、1月下旬・2月上旬は減少傾向に転じました。2月中旬以降、減少傾向が鈍化しました。4月上旬以降は漸増傾向でしたが、5月下旬は減少に転じてました。ところが、7月以降は急増しています。対策を徹底していきましょう。

 

 

・週ごとの把握にすれば、7日間ごとなので正確です。にもかかわらず、旬ごとグラフを作成したのは、生活上最も頻繁に使う区分でわかりやすいからです。(週ごとにした場合、「先週」と「今週」の比較はしやすいものの、「1月第1週、第2週」という表現はわかりにくく、月をまたぐ週もあるにので直観的にとらえにくくなります。)
一方、旬ごとにした場合、下旬が10日・11日・8日の3通りがあります。10日・11日の差が少ないものの、2月下旬の8日間は明らかに差が大きいので、10日間換算に補正した補正値も示しました。

・発表日でなく検査日でのデータ
(12月7日より、保健所発表の数は前日分だけではない形となりました。ただ、過去との整合性のため、12月上旬も
前日データで作成しています。)
・市居住患者には、市保健所検査ほか、千葉県衛生研究所・市内医療機関・他自治体保健所で発見報告された船橋市民患者数含む
・本グラフには船橋市保健所で検査された他自治体居住患者は含みません。・累計数にはすでに治癒した人の数を含みます。

 

7月以降の急増の原因の1つはδ株の増加です。以下の市議会質疑で確認したように、6月19日~25日の分析では陽性検体のうち79%が変異株です。

参考に7月11日(金)の朝倉の変異株対策に関する船橋市議会質疑の一部を引用します。
●朝倉質疑 直近のデータで、現在船橋市内の陽性者の中で変異株の割合は何%でしょうか?
●保健所理事答弁 遺伝子解析まで終了している直近のデータでお答えします。6月19日から25日の期間に、市保健所において診断用PCR検査を実施した結果、全陽性検体は34検体でした。うちCt値が30以下であった検体は27検体で全陽性検体数の79%です。
この27検体について、市保健所の変異株検査を行った結果は、アルファ株が23検体で85%、デルタ株等が4検体で15%です。変異株の割合は100%でした。船橋市内では、このほか、市保健所以外からの変異株陽性者の報告例もございます。

★2021年7月9日、朝倉幹晴の船橋市議会質疑「変異株」部分の動画(15分)&文字での記録(概要)

その後、δ株優位となり、7月28日の週報においては、δ株等80人、α株42となっています。

 

 

 

 

●7月30日11時時点での累積陽性者5445人の経過

回復者6123人
自宅療養345人
ホテル入所90人
入院患者86人
市外等病院の入院患者19人
死亡者80人