2024年 #大学入試 #共通テスト 「#数学IA」第5問(選択・計20点)問題・解答・解説
2024年11月26日 朝倉幹晴(予備校講師・船橋市議)
2024年大学入試共通テスト「数学1A」第5問(配点20点)の解答・解説を作成しましたので、ご活用ください。問題文の最後の所でページ番号「2」をクリックすると解答・解説に飛びます。
2024年共通テスト「数学IA」第5問(選択・計20点)
図1のように、平面上に5点A、B、C、D、Eがあり、線分AC、CE、EB、BD、DAによって、星形の図形ができるときを考える。線分ACとBEの交点をP、ACとBDの交点をQ、BDとCEの交点をQ、BDとCEの交点をR、ADとCEの交点をS、ADとBEの交点をTとする。
ここでは
AP:PQ:QC=2:3:3、
AT:TS:SD=1:1:3
を満たす星形の図形を考える。
以下の問題において比を解答する場合は、最も簡単な整数の比で答えよ。
(1)△AQDと直線CEに着目すると
が成り立つので
QR:RD=イ:ウ(あわせて3点)
となる。また、△AQDと直線BEに着目すると
QB:BD=エ:オ(あわせて2点)
となる。したがって
BQ:QR:RD=エ:イ:ウ
(2)5点P、Q、R、S、Tが同一円周上にあるとし、AC=8であるとする。
(i)5点A、P、Q、S、Tに着目すると、AT:AS=1:2より
(3点)となる。さらに、5点D、Q、R、S、Tに着目すると
となる。さらに、5点D、Q、R、S、Tに着目すると
となることがわかる。
(ii)3点A、B、Cを通る円と点Dとの位置関係を、次の構想に基づいて調べよう。
構想
線分ACとBDの交点Qに着目し、AQ・CQとBQ・DQの大小を比べる。
まず、AQ・CQ=5;3=15かつBQ・DQ=キクであるから
AQ・CQケBQ・DQ・・・・(キクケあわせて3点)
が也たる。また、3点A、B、Cを通る円と直線VDとの交点のうち、Bと異なる点をXとすると
AQ・CQコBQ・XQ・・・・
が也たる。の左辺は同じなので、の右辺を比べることにより、XQサDQが得られる。したがって、点Dは3点A、B、Cを通る円のシにある。(コサシあわせて4点)
(iii)3点C、D、Eを通る円と2点A、Bとの位置関係について調べよう。
この星形の図形において、さらにCR=RS=SE=3となることがわかる。したがって、点ASは3点C、D、Eを通る円のスにあり、点Bは3点C、D、Eを通る円のセにある。
(スセあわせて3点)