千葉県議会選挙(船橋・我孫子選挙区)に対する態度表明~水野ゆうきさん(我孫子・無党派)応援、丸山慎一さん(船橋・共産)を支持(投票)、大原俊弘さんに今後に注目~ 2015年3月29日 朝倉みきはる(市議・無党派)

はじめに
4月3日(金)告示の千葉県議選まであと5日となった(投票日は12日)。私は無党派で政党などに所属していないため、どの候補者についても応援する責務はない。私自身が19日告示、26日投票の船橋市議選に出るので、その準備もあるが、やはり一人の千葉県民としても、また同じ議会に関わるものとしても、県議会選挙に関して最低限の意見表明をしたい。(朝倉みきはるinfo@asakura.chiba.jp)

●結論の要約イラスト(パソコンでご覧いただける方は、イラストをクリックして拡大してご覧ください)
15千葉県議選態度表明2

1、(船橋1)船橋選挙区では、脱原発の丸山慎一氏を支持
  船橋選挙区は定員7人を10人が争う。船橋市民の方から、自らの投票行動を考える上での参考にしたいなどの理由で、意見を求められたこともあった。私に考え方に完全に近く熱烈に応援したい方はおられない。しかし、どの方が「よりよいか?」という観点で見た場合、他の点は異なっても、私がもっとも大切にしている姿勢である「脱原発」について一致するのは丸山慎一氏(共産)である。したがって、私は脱原発への姿勢・取り組みを高く評価する観点で丸山慎一氏を支持し投票する。下記に述べる、若干の逡巡もあったが、この4年間の日本をめぐる最大の論点が原発であり、船橋市を含む千葉県が放射性物質に苦しめられてきた経過があり、その観点・姿勢(原発という根源の悪への姿勢)において丸山氏を支持する。私の現時点の順位予測では丸山氏は、民主・公明・自民に次ぐ4位であるが、今後、多くの方が丸山氏の脱原発をはじめとした姿勢を高く評価し、できれば自民より上位(3位)で当選してほしいと願う。
(そのことが自民の暴走に少しだけだが釘をさす効果になると思う)

2、(船橋2)当落可能性分析から見た「よりましな当選者構成」という論理
   ただ、上記結論を簡単に出したのではない。議会・選挙の世界にいると、単純に「(ある政策で)最も姿勢が近い候補を支持する」という論理だけで考えなくなる。7人当選するとしたら「その中でよりよい当選者構成となるように望む」という発想が出てくる。実は丸山氏は私など支持表明しなくても、過去の例や共産党の基礎票で当選確実ともいえる。(選挙には「絶対」はないので100%とは言えない)
 すると、当選確実な方には言及せずに、当落線上にある複数の候補の中で「よりよい候補」を支持するという発想も出てくる。それでは船橋選挙区の、予想順位はどうであるか?国政選挙ならば、政治評論家が、◎〇△▲▼無印などの記号で当落予測をする。その予測の中で「△▲▼」の中で「よりよい候補」を選ぶという選択に方法をとっている市民の方もおられる。
 県議選にはそのような評論家分析はない。しかし、ずっと船橋で活動して選挙を多数見てきているので、私自身の現時点(3月29日)時点の予測はある選挙情勢は日々変化するので、投票日には変化する可能性は否定できないが、イラストに示したことが私の予測である。3・4位の自民・共産(丸山氏)の順序は逆転する可能性、5~10位は当落の変化も含めて逆転する可能性がある。しかし、現時点では、私がもう1人注目している大原氏は当選できるのではないかと予測している。  

3、(船橋3)大原俊弘氏の今後に注目
  実は、2月時点では、大原氏の当選は確実とは言えない状況で、直接ご本人から訪問いただいたこと、あるいはFB友達に大原氏の支持者が多いということも含めて、いろいろ考えさせていただいた。会社経営やボランティア活動の実績など敬意を表すべきものも多い。今回「自民党員・無所属」(★)や「自民党員(元みんなの党」」など、「自民党の現時点の高支持率にあやかりたい」と考えていると言われてもしかたがない候補がいる中で、自民党に入らずに挑戦する姿勢だけでも、立派と言える。また直接自宅まで訪問いただき懇談した感触も好印象であった。当落線上の中で「よりよい候補」を選ぶという判断をする市民の方には選択肢になりうると考える。
 ただ、「政策」の強調点の選択、氏がチラシ等で強調している政策について私は反対ではないが、強調すべきものと思わない。その点の政策選択感覚の違いが大きいと感じ、支持はしないこととさせていただいた。支持しないが「今後に注目」させていただいている。 今後4年間の県政での活動を拝見させていただき、注目させていただきたいと思う。

  ★「自民党員・無所属」とチラシに書いている方がいて、市民は普通「矛盾」と思う。実は「選挙」という狭い世界に関する論理でいうと以下のように説明できる。「自民党」は「自民党公認」でなおかつ立候補届けの時に「自民党」であることを届けた場合に「自民党」となり、それ以外は「無所属」となる。つまり党籍があっても届けで自己申告あるいおは公認がなければ「無所属」となれる。だから「無所属」で立候補し、当選した後は「自民党」に入る議員がこれまで多く、私はそれも政治不信の原因の1つと思っている。よってこの候補のこの呼称は「選挙論理」的には成立するが、この呼称を名乗ること自体がいかがなものかと思う。

4、(船橋4) なおイラスト分析中、「いわゆる保守系」との表記に関して
    ほかに表現の仕方がなかったので、こう表現したが、私は「日本の国土を破壊する原発をやめ、脱原発に進むことが、日本の国土を『保守』すること」と考えているので、本当に意味の保守は「脱原発」だと思っている。ただ、
    ここでの表記は、戦後70年の政治をめぐる一般的な解釈の意味で「保守系」とし、本当の保守は違うはずだという意味で「いわゆる保守系」と表現した。なお、この2氏については、分析として5・6位と分析しているが、私は支持していない。

4(我孫子・千葉県議会全体)水野ゆうき氏を熱烈に応援
  今、県議会(定数95)の中で女性議員は7人(1割以下)のみである。男性議員の私がいうのもなんであるが、女性が少なすぎると思う(船橋市議会も少ないが1割は越えている。)
  残念ながら、船橋選挙区では女性候補はいなく、女性議員比率を少しでも高める願いは他の選挙区に期待せざるを得ない。
  FB友達で、水野ゆうきさん(我孫子市議・無党派)が、我孫子選挙区から無党派で県議に挑戦する。「情報公開」の姿勢が徹底した彼女ならば、県議会の情報を「風通し」よく公開していただけると確信しているし、女性議員比率を高めることにもつながる。彼女は当落線上にあるようなので、(船橋では地元で分析ができ結果が見えてしまっていることに比べ)私が応援すれば少しはお役にたてるかもしれないとの思いがある。
 私自身の選挙も控えているので、通い続けるにはいかないが、告示日の3日(金)は1時~、我孫子に言って1日応援してくる。一緒に応援に行っていただける方は、11時半に、西船橋駅北口に集合してください。(当日連絡先09040755967)