2月8日(日)衆議院選挙に関する見解~高市政権下での国会での多様性が尊重される議論のため、与党(自民・維新)での2/3(310議席以上)を阻止するべく野党に投票しよう(船橋市議(無党派)・朝倉幹晴)

2月8日(日)衆議院選挙に関する見解~高市政権下での国会での多様性が尊重される議論のため、与党(自民・維新)での2/3(310議席以上)を阻止するべく野党に投票しよう

2026年2月7日(土)23時 船橋市議(無党派)・朝倉幹晴 info@asakura.chiba.jp (この記事をシェア・拡散できるのは7日(土)23時59分までです。ご留意ください

 

明日2月8日(日)衆議院選挙の投票が行われ20時に投票箱が締められる。本日2月7日(土)までの期日前投票と合わせ、開票作業が行われ、9日(月)朝5時ぐらいまでには全議席が決まると予測される。報道においては、明日2月8日(日)20時に出口調査も含め、態勢の概要は判明し、23時までには、おおよその議席配分が決まると予測される。

 

【前置き】
今回の解散は、地方議員の私の立場からすると遺憾な解散であった。船橋市も含む地方自治体は、2月中下旬(一部は3月上旬)からの予算を審議する議会に提案する予算を最終調整をする重要な時期である。その時期に選挙事務に地方自治体職員が担わされるのはたいへんな負担である。このことに関し、私は1月16日の給付金に関して審議した船橋市議会の質疑の中で指摘させていただいた。

【録画中継】船橋市議会予算決算委員会全体会での朝倉幹晴討論(23:43~26;50、うち26:15~26:50がその問題に関する発言)

船橋市はまだ雪は多くないが、全国的には大雪と極寒の中で、かつ短期間に有権者が判断と投票をしなければならないのは負担が大きい。
なお、かつ、一番の問題は、政策上の「争点」がないことである。「消費税減税」の扱いが争点となるとの当初の予測を裏切って、高市首相が消費税減税を口にした。だとすれば、国会審議で与野党の多数で議決すればよいだけであって解散の理由はない。
2005年の小泉純一郎首相による解散は(賛否の立場は異なっても)論点が明確であった。小泉首相が「郵政民営化」を明確に訴え、その是非が争点となり、小泉自民党は圧勝した。国民の目にわかりやすい争点と勝敗であった。
一方、今回の高市首相の解散は「国民世論を2分するような問題に取り組む」と言いながら、その具体内容を一切明らかにせず、「私(高市首相)が首相であることの是非」を問うという形である。食料品消費税減税についての選挙前の発言も封印し、自民党幹部の中からは「できない」という者もいる。争点は「私(高市首相)が首相であることの是非」のみとなっている。

以上に述べたような、手続き・時期的な問題点や、政策的争点がない(高市首相の是非のみが争点)となっていることの問題点は私は感じてきたし、Xなどでは同様な指摘をする人も多い。
しかしながら、このような経過を経ても高市首相の支持率は(少し減少したが)高い状況を維持し続けており、「選挙どっとコム」での識者の選挙予測も以下のようになっている。

これは、(私によっては残念ながら)世論の多数は,上記のような問題点は重視せず、高市首相に対する期待感のほうが上回っている状況にあると分析できる。

識者3人の分析は微妙な差はあれ、与党(自民・維新)で2/3を超える310議席を超えると予測されている。

【与党過半数と与党2/3以上の決定的な差異

結果が予党(自民・維新)にとって、若干、予測より「下振れ」したとしても、自民・維新で過半数を確保することは確実であり、高市政権が続くことは確定的である。高市首相が好きでない方もそれを認めた上で、選挙後の国会運営を考えていきしかない。そこで以降、選挙後の、高市政権と野党も含む国会の関係を考えてみたい。

そもそも、今、衆議院で与党が安定的な過半数となっていないことから、「高市首相の支持率が高いうちに選挙して議席を増やそう」というのが、この異例な時期・期間で選挙を強行した高市首相側(自民・維新側)の事情である(その道義的な是非については先に述べたので繰り返さない)。すると「自民・維新」で安定的な過半数を確保すれば解散の最低限の目標は達したことになる。高市首相に期待している国民にとっては、納得いく結果ではないかと思う。
しかしながら、「与党(自民・維新)で2/3以上としてよいか?」の是非は慎重に考えていただければと思います。参議院では与党は安定的な過半数ではないので、参議院と衆議院の議決が異なることも生じる。その拮抗状態の中で与野党の妥協によって政治は進められてきた。今、衆議院のほうでも与党で過半数でないからこそ、国民民主党などの政策(年収の壁・ガソリン暫定税率廃止)を自民党も採用する選択が行われた。拮抗しているからこそ妥協が行われた。もし、与党(自民・維新)で2/3以上を確保すると、「衆議院での再議決」で全ての法案が与党(自民と維新の2党のみ)だけで通ることになり、野党による国会のチェック機能や、政策的妥協が行われなくなる。船橋市議会でも勢力が拮抗しているほうが、新たな妥協や一致への模索が行われることを多く経験してきた私の経験からは、与党は「1/2以上、2/3未満」であることが議会制民主主義にとって好ましいと考える。偏らないバランス感覚が大切で、その中での熟議から新しい政策や妥協も生まれると感じる。

【明日(2月8日)投票の方への呼びかけ

私は無党派の地方議員で、船橋市のために働いている。船橋市の地域課題に解決のためには、国政政党の支持の別とな関係なく多くの方と共同させていただいている。私を支持し、私に協力いただいている方の中には、大多数の無党派市民のほか、自民党・保守党・参政党支持者から、国民民主党・中道(立憲・公明)、支持者、社民・共産・れいわ・チームみらい・ゆうこく連合支持者まで、全政党の支持者がいらっしゃる。上記のように、そもそもこの選挙の手続きや時期がおかしいと考える批判点と、全政党の支持者とのおつきあいがある立場から、これまでも国政選挙に関しての公式な表明は控えてきたし、今回も昨日までは控える予定であった。しかし与党が2/3以上となってしまう危なさを少しでもお考えいただきたくこの見解を発表することにした。

もともと確信をもって自民(高市首相)・維新を強固に支持されている方、あるいは候補者個人に強い支持のいを持たれている方は、そのお考えは尊重いたします。
しかしながら、未投票で投票先を考え中であり、バランス感覚も重視しながら判断をされたい方でこの文章を投票行動を考えるヒントとしていただける方に呼びかけます。
選挙後の高市政権のもとでの国会審議を有意義で実りあるものにするために、選挙区では自民党と競っている候補、比例区では野党(中道・国民民主・参政・共産・れいわ・チームみらい・保守・社民・ゆうこく連合)への投票をお考え下さい。参政・保守と共産・れいわなど真逆な思想傾向の「野党」を同列に並べること、一部の野党は問題によっては「与党」に協力するのではないか?という疑問をお感じになられる方もいらっしゃると思いますが、無党派地方議員として全方位の方々の声を伺ってきた立場のものの表明としてご容赦ください。(自民・維新と保守・参政は思想的には近いですが、国会運営において与党か野党かの差は歴然として存在すると思います。)
(私自身もほぼ、比例区に関してはこの呼びかけ基準に近い形で本日期日前投票をいたしましたが、選挙区につきましては昨年表明した船橋市の事情に関する見解に基づき、独自に判断しました。)