【録画中継】(45分)朝倉幹晴、新型コロナ対応に関する質疑(5月29日)

2020年6月2日 船橋市議 朝倉幹晴

本日、5月29日に行った船橋市議会での新型コロナウイルス感染症対応に関する船橋市議会での質疑の録画中継が公開されましたので、下記をクリックしてぜひご覧ください。

船橋市議会2020年5月29日、新型コロナ対応に関する朝倉幹晴質疑(45分)

質疑内容
1保健所に対して
①換気 ②social distance(船橋市の人間の距離の基準は?)③2歳未満時のマスク着用の危険 ④熱中症予防の水分補給
⑤新型コロナウイルス予防・治療への研究協力
2手話通訳者のマスク対応
3生涯学習施設の使用基準
4商業施設について
5学校保健
6休校中の学校動画配信
7学習サポート

2020年5月29日、朝倉幹晴船橋市議会質疑(最初の部分のみ要旨を掲載)

(後日、船橋市議会HPに正式な議事録が掲載されます。これは要約・速報版です。なお若干説明を加筆した部分もあります。)

【朝倉質疑1(換気)】

新型コロナウイルス感染症で亡くなられた世界・日本の感染者の皆様のご冥福をお祈りします。同時に、発生後から現在にいたるまで、世界中で、最前線で働いておられる、医師・看護師をはじめとした医療従事者、福祉・介護関係者、そして社会基盤の維持にご奮闘されている皆様に心より敬意を表します。また同様に船橋市内で対処に当たられた保健所職員をはじめとした市の職員、市内の医療・介護福祉関係、社会基盤の維持にあたられたすべての皆様に感謝いたします。
200年前、1820年5月12日に生まれたフローレンス・ナイチンゲールが、1854・55年のクリミア戦争のスクタリ野戦病院で看護の最前線で働き、そののちの衛生改革を成し遂げました。イギリスのフローレンス・ナイチンゲール財団は、生誕200年のイベントを延期し、イギリスに開設されたNHSナイチンゲール病院ロンドンでの看護にあたるとともに、今回のCOVID-19で最前線で働く世界の看護師に向け感動的なメッセージを発しました。そしてナイチンゲールが1859年の著作「看護覚え書」第1章の「換気と保温」の中で「室内で立ち止まっているときに微かな(かすかな)風の動きが頬に感じるくらいでなければ、看護師はその部屋の空気の清浄度について満足してはならない」と述べています。この言葉は、これから再開する学校・公共施設の換気において常に明記すべき視点です。換気に関して施設に対してどのような指導や市民への広報を行うでしょうか?部屋や窓・出入り口の形状の違いもありますので、それらを踏まえてお答えください。

【保健所理事答弁1(換気)】

換気につきましては、現在、市HPにおいて国が推奨する商業施設の換気方法を紹介しております。その中で、「30分に1回以上、数分間程度窓を全開にすること」とし、換気の励行についてお願いするとともに「空気の流れを作るため、複数の窓がある場合は二方向の窓を開放すること。窓が一つしかない場合は、ドアを開けることといったkぁんき方法についてもご案内しております。今後も市民の皆様に換気を励行していただくよう様々な媒体を使用し、三密を避けること、新しい生活様式をお願いすることも併せて、周知を行ってまいりたいと考えております。

【朝倉質疑2(船橋市の公共施設利用の人間(じんかん)距離基準は?)】

social distance、人間(じんかん)距離に関して質疑します。

厚生労働省は5月4日付で「新しい生活様式」の実践例を発表し、HPに掲載しています。
「感染防止の3つの基本:①身体的距離の確保、②マスクの着用、③手洗い□ 人との距離はできるだけ2m(最低1m)空ける。(以下略)」
一方、同じ厚生労働省の国立国立感染症研究所感染症疫学センターが行っている4月20日付けの「新型コロナウイルス感染症に対する積極的疫学調査実施要領」では濃厚接触者を以下のように定義しています。

「濃厚接触者の定義(前半略) その他、手で触れることの出来る距離(目安として1メートル)で、必要な感染予防策なしで、「患者(確定例)」と15分以上の接触があった者(周辺の環境や接触の状況等個々の状況から患者の感染性を総合的に判断する」

一般的な生活目標と、濃厚接触者の定義では違いがあるとはいえ、2m、1mの両基準があるように感じられる状態です。船橋市は公共施設利用や市民への広報についてどうされるのでしょうか?

【保健所理事答弁2(人間(じんかん)距離)】

新型コロナウイルスの感染防止に有効な予防策は、議員ご案内の通り、人との接触を避け一定の距離を確保すること、定期的な換気を行うこと、手洗いや手指消毒の徹底や日々の健康管理が重要であると考えており、これを基本として市民の皆様に周知し、公共施設をりようしていただくこととしております。なお、間隔については、1,5mを基準としております。

【朝倉質疑3(1.5mとした経過は?)】

1mと2mの中間の1.5mというのは妥協点としてはいいのかもしれません。人の片手を伸ばした距離は、個人差・男女差・身長差はありますがおおむね65~75cmと言われています。するとお互い両手を一杯広げて離れあうと1.5m間隔になります。これは、誰もが原体験として共有・体感している運動場で準備体操する時のお互い手を触れあわないように広がる間隔です。1mと2mの2つの基準があるように見える中で、1,5mという基準にした経過をお示しください。

【保健所理事質疑3(1.5mとした経過は?)】

1,5mを基本的な基準とした根拠でございますが、感染拡大防止の観点からと施設の効果的な利用の観点の双方から整理したものです。感染拡大防止の観点では、「できるだけ2m」となります。また、施設利用の観点では、感染予防の効果を維持しながら、「従来の施設定員に近い利用上限の人数を確保する必要」があります。たとえば、2mを基準とした場合、1人当たり4㎡のスペースを確保する必要があり、1.5mを基準とした場合ですと1人当たり2.25㎡となります。その差は1.75㎡となります。これらを勘案して、感染症の予防効果を確保した上で施設の効果的な利用を目指した結果、できるだけ2m、最低1mの間をとって1.5mとしたものです。

【他の質疑省略】
【朝倉質疑(市民文化ホールなど固定座席観客席の席利用基準は?)】

公民館・図書館などの利用は1.5m間隔(1人あたり面積2.25㎡)を基準に利用定員を決めていくとのことですが、市民文化ホール・きららホール・勤労市民センター地下ホールのような固定の観客席の場合、換気・消毒への留意、観客どうしは前を見ていてマスクをしていることが前提ですが、着席はどうなるのでしょうか?どのように着席が可能になるのでしょうか?

【生涯学習部長答弁(市民文化ホールなど固定座席観客席の席利用基準は?)】

市民文化ホール等の定員設定の考え方につきましては、5月25日付けで、内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室長より、催し物の開催制限を段階的に緩和するための目安が示されており、その考え方を参考に設定しております。
具体的には、屋内施設では、6月18日までは人数上限が100人かつ収容率50%以内、6月19日からは人数上限が1,000人かつ収容率が50%となっておりますことから、通常の定員が1,000人の市民文化ホールを例にしますと、6月18日までは定員を100人とし、6月19日からは定員を500人といたします。
なお、(6月19日以降の)収容率50%の際は、座席は前後左右を空け、いわゆる市松模様のような形で使用していただくことを考えております。
その他のホール的利用の施設につきましても同様の考え方でございます。

★以下未完成。録画中継でご確認ください。