石川雅巳千代田区長の「出張!区長室」(2014年)に参加して~2014年6月5日、船橋市議会本会議議事録より~

朝倉幹晴

                         2017年1月30日     船橋市議(無党派) 朝倉幹晴

千代田区の飯田橋地区(富士見・九段下)で、私は原発被災避難小中学生の学習サポート(「きらきら星ネット」)を続けており、飯田橋は都内でもよく伺う街です。そんなご縁で、2014年に石川雅巳千代田区長との懇談会に出席しました。このことにも言及しながら、船橋市議会で質疑した時の議事録です。ご参考にください。

●以下議事録抜粋(該当部分)

朝倉幹晴 議員  どんな取り組みも積極的ですからいいことではあるんですけど、このまちづくり懇談会について、主婦、小学生の保護者で松戸市長のイベント出席に関しては非常に好意的に見られている方から以下のような感想をいただきました。
 先日のまちづくり懇談会、申し込み資格がたしか10名以上参加できる市民団体でハードル高いねと、私と友人でぼやいておりました。そして、その懇談会の写真を見たら、参加者は年配の男性ばかり。その規模の市民団体に入っている人は他に市や市長に声を届ける手段を持っていると思うんです、一市民でしかない多くの人の声を吸い上げてほしいなと期待しております。
 この声をいただいた直後というか、その前後に、私は千代田区の区長室、「出張!区長室」というのに参加してきました。最近、後段で述べます学習サポートの関係で飯田橋に毎週行っているものですから、そこの飯田橋の駅のそばの掲示板で、「出張!区長室」という掲示がありました。これは誰でも参加できると──在勤、在学、在住、誰でも参加できるという表示があったものですから、5月27日、懇談に参加してきました。で、千代田区富士見区民館で夜行われた懇談に参加してまいりました。で、参加者が30名ぐらいいて、そして在勤、在住者、常に在勤してる人、在住者が中心だったら発言するつもりなかったんですが、参加者が十数名程度で、本当にアットホームな懇談会ですので、私も少し発言させていただきました。私以外にも、区民でない若者が、秋葉原の文化について区としてどう評価するなどを質問しておりました。
 これは非常に、2時間半、区長が答えるんですね。実はこれに近い取り組みが船橋でも前藤代市長の1期目、2期目に行われていた市政懇談会です。市政懇談会は2時間の懇談を各公民館で行うんですが、大体市長の挨拶が30分から40分ぐらい、自治会からの統一要望についてのやりとりが40分ぐらい、そして最後の40分に、自由参加した市民がその場で発言できるというふうなことです。だから、本当に1人の市民が自由に発言できるのは最後の40分だったんですね。と、ここの千代田区での取り組みは2時間半全てその場での発言がオーケーという形で、非常に熱心に市長自身が全てに答えるという形でやっておりまして、これは非常にいい取り組みかなと。東京都の中でも大きな位置を占める千代田区のトップがこのような取り組みをしてるっていうのはすばらしいことだと思いました。
 やはり、この懇談を通じて市長が直接参加した、自由参加の市民で、と直接対話できるような公民館単位の懇談会は、前市長のやり方を、全く同じわけというわけでなくてもいいし、千代田区長と全く同じというわけでなくてもいいと思うんですが、何らかの取り組みが必要じゃないかと思います。で、その点について、市政懇談会のころから藤代市長の秘書課とか市長公室長に、市長公室におられた立場でもありますので、そのことの評価も含めて、今後についてそのような懇談会の可能性はどうお考えか、市長のお考えをお聞かせください。
     [市長登壇]

◎市長(松戸徹) 市民との直接対話ということで、まず、市政懇談会、藤代前市長が行われておりました市政懇談会の評価についてお話をさせていただきます。
 23地区のコミュニティー──最終的には坪井が入って24コミュニティーのときがありましたけど、3巡をされて延べにすると6,600人以上の方が参加をされていました。
 私も同席をしていろいろなやりとりに立ち会いましたけれども、やはり市長のまちづくりに対する考え方を直接お話をする、そしてまた地域の課題を出していただいて、それの改善に向けてのことがありましたので、市政運営をやっていく上でも非常に大きな収穫があったというふうに思っております。
 そこから今回私がやったことの意味ですけれども、今市民の方、いろんな活動が広がってきているという中で、その自治会連合会はもちろんなんですが、いろんな方ともっと広い、間口を広くして直接やりとりをしたいということで、今回まちづくり懇談会という形にさしていただきました。
 で、今後について、千代田区長さんの例が、ご紹介いただきましたけれども、とりあえずことしはこのやり方でやってみて、そしてまたそういった個別のほうがいいとかっていろんな声があれば、それについてはまた来年度改善を加えて実施をしていきたいと考えております。
 以上です。
     [朝倉幹晴議員登壇]

◆朝倉幹晴 議員  やっぱり10名集めるというのはなかなか大変だというのが実感だと思いますので、ぜひその検討していただければと思います。