2015年6月12日、船橋市議会での運動公園プール整備案に関する質疑再録~2017年7月17日の運動公園プールオープンの前に~

朝倉幹晴

2017年7月17日のオープンする運動公園プールに関する整備原案が出された2015年6月議会で私は質疑しました。ご参考にしてください。

◆朝倉幹晴 議員  議案第18号船橋市運動公園プール改修工事請負契約の締結について質問いたします。
この契約は船橋海浜公園、三番瀬のところにありました市民プールが東日本大震災の影響で停止したことを受けてここに統合、夏見に統合させていくという提案であります。
まず、基本的な話を確認したいんですが、開設は何年何月になるんでしょうか。また、年間何日開設する予定でしょうか。また、その時期はいつでしょうか。
そして、このプール、まあ議案書ごらんいただけばわかると思うんですが、非常に楽しそうなプールですね。スライダーとかいろいろありまして、楽しそうなプールです。このプールの設計に関しましては、市民や、特に子供たちの意見を聞いたというふうに聞いておりますが、どのように聞いてどのように取り入れていったのでしょうか。
そして、設計に意見を出した市民、特に子供たちに開設前に事前にその子供たちや市民を呼んで、内覧会をしたら、自分の議論や提案が実際にこの形になったんだということで、市政に参加する……今回も若者の投票に関する議論がありましたけど、実際の自分の意見が市政に反映されるんだということが実感できる機会となりますので、ぜひその内覧会のようなものをしたらどうかと思いますが、いかがでしょうか。

[都市整備部長登壇]

◎都市整備部長(伊藤敬一) ご答弁申し上げます。
運動公園プールの開設予定年月でございますが、平成29年の7月のオープンを予定してございます。次に、現在の運動公園……市民プール、こちらにつきましては夏休み期間中の営業でございましたが、改修後のプールに関しましては、まだですね、その辺、開催の時期等々につきましては、近隣を参考にして検討してまいりたいと考えてございます。
それから、プールの設計に当たりまして、基本設計(後刻「基本計画」と訂正)をつくるに当たりまして、レクリエーションプールの選定、こちらを平成25年の1月に市内を5ブロックに分けまして、小学5年生の方に実際欲しいプールですね、こちらの種類についてアンケートを実施いたしました。これをベースにプールの用地も拡幅して計画したという経緯がございます。
それから、議員のほうからですね、内覧会のご質問ですか、ご提案がございました。こちらにつきましては、アンケート調査をしました小学5年生がですね、プール完成時は高校2年生(後刻「高校1年生」と訂正)といったこともございますので、ちょっといろんな面で難しい部分もあるかなというふうに感じてございます。
以上です。
[朝倉幹晴議員登壇]

◆朝倉幹晴 議員  高校2年生だと、中学にいれば、比較的連絡はしやすいけど、高校だと連絡しにくいということだとは思うんですが、何らかの形で連絡をしていただくことを要望いたします。
次に、特に私は事故対策などについて質問いたします。議案書……市からさまざまな議案書が出てきまして、特にこの工事にかかわる案件については、例えば北部清掃工場については燃焼炉の反応系の図が添付されました。また、下水処理場の改修に関しては、その下水の処理系の図が添付されました。ところが、今回、実は添付されてる図が外枠の建物とか、上から見た構造自体の図面はあるんですが、実はプールにとって命になっているのは今、循環ろ過システムですね。水をどういうふうに循環してろ過していくというシステムがプール運営の基本になっておりますので、できればそのような運営の図面、そのシステムの図面を添付していただきたかったと思います。
さて、それを含めて調査させていただいて、質問するんですが、実は文部科学省が2007年の7月にある指針を出しております。これは、プールの安全標準指針というものを出しております。そして、それも含めて、2012年に水泳プールの安全管理マニュアルという本が、公益財団法人日本体育施設協会水泳プール部会というところから出されております。このことを私は手に入れたんですが、実はこういう議会のさまざまな工事システムの提案については、やはり最新の提案がなされておりますし、それに……それを受けた議会での議論はその最新の情報に基づいた議論にしなきゃいけないということで、これまでは大体池袋のジュンク堂というところにわざわざ調べに行っていたんですね。ところが、幸いなことに丸善の津田沼というところが非常に理工系の書物が充実してきたので、この前、自転車で往復してこの本が手に入りまして、非常に調べやすい状況になっているってことは非常にありがたく思っております。
さて、早速質問に入りますが、実はこのマニュアルの中にも書いてあるんですが、プールの3大事故というのがあります。それは飛び込み事故、溺水水没事故、そしてもう1つが吸い込み事故ですね。このそれぞれについて質問していきます。
飛び込み事故というのは、飛び込んだときにけがをするという話なんですが、今回改正されるこの夏見のプールに関して、飛び込み可能なプールはあるのでしょうか。その水深は十分なのでしょうか。そして、その飛び込み台については着脱式なのか、常設式なのかお聞きします。
[都市整備部長登壇]

◎都市整備部長(伊藤敬一) ご質問にご答弁申し上げる前に、すいません。先ほどですね、私、ご答弁申し上げた際に、プールの設計に関して小学5年生にですね、アンケートしたというお答えをしたんですけども、その際に、「基本計画」の作成に当たりと申し上げるべきところをですね、申しわけありません、「基本設計」と申し上げましたので、訂正させていただきます。申しわけございませんでした。
それでは、ご答弁を続けさせていただきます。
飛び込み可能なプールについてのご質問でございますが、25メートル、50メータープールにつきましては、競技時以外飛び込み禁止としてございます。また、利用に関する看板等設置して明記してまいります。また、飛び込み台につきましてでございますが、50メートルプールの飛び込み台は脱着可能ですが、設置の際は公認プールのため、競技に支障ない設置をすることになります。また、25メータープールにつきましては着脱式でございます。
以上です。
[朝倉幹晴議員登壇]

◆朝倉幹晴 議員  次に、2番目の事故として、溺水水没事故についてお聞きします。各プールの利用可能な……まあ深さについては書いてあるんですけど、その深さとそれから利用可能年齢をどれぐらいに設定するのか、あるいはどういう基準で利用可能とするのかをお示しください。そして、次、監視台の位置についてどうなっているかお聞きしたいと思います。
というのは、1つのプールに複数の監視台があるべきだということがあります。このマニュアルの中に、こういうような表現があります。屋外プールやガラス面の多い屋内プールでは、太陽の反射により水面が見えづらくなることがあるので、時間によって監視位置などを変えて、臨機応変に対応しましょう。確かに監視台で人がいると。ところが、太陽が日々刻々と変わっていきますから、太陽の照り返しで見えない場所があるんですね。そこで、水没事故が起こった場合には、1カ所だと対応できませんので、まあ1つのプールについて複数箇所が必要じゃないかと思います。文部科学省の指針についても、次のように書いてあります。監視台、監視設備は、設備の規模、プール槽の形状等により、必要に応じてプール全体が容易に見渡せる位置に相当数を設けることが望ましいというふうに書いてありますので、そのことについて質問します。また、あわせてAEDの設置についてなど、救護機器の対策はどうなっているかをお聞きします。
[都市整備部長登壇]

◎都市整備部長(伊藤敬一) ご質問に順次ご答弁申し上げます。
まず、各プールの利用可能年齢と深さの関係でございます。初めに各プールの最も深い部分の水深でございますが、25メータープールは1.2メートル、50メータープールは1.35メートル、流水プールは1メートル、児童プールは50センチ、幼児プールは20センチ、造波プールは1メートル、ドーム型滑り台プールは90センチ、着水プールは1メートルと計画をしてございます。また、各プールの利用制限につきましては、ウオータースライダーの利用に当たっては、身長制限など、今後検討していく予定でございます。その他の施設につきましては、幼児には保護者の付き添いをお願いをする利用案内を掲示する予定でございます。
次に、監視台についてでございますが、監視台は可動式で、1つのプールに監視員を複数配置し、時間帯や反射等で死角が生まれないように、見る監視ではなく、探す監視を徹底させたいと考えてございます。
また最後に、自動体外式除細動器(AED)の適正配置に関するガイドラインにつきましては、適正配置に関するガイドラインに基づきまして、施設内のアクセスしやすい場所に設置してまいります。
以上です。
[朝倉幹晴議員登壇]

◆朝倉幹晴 議員  それでは、3番目の事故、吸い込み事故の対策についてお聞きします。
吸い込み事故というのは、プールの排水口などのふたが外れて、そこに子供が巻き込まれて、脱出できなくなって亡くなってしまうなどの事故です。実はこのことを説明するに当たっては、先ほど言ったサーキュレイティング・フィルトレイション・システムですね、プール用の循環ろ過システムの流れがわからないと説明しにくいので、お手元に資料を配付いたしました。議会のホームページからリンクしてあります私の公式ホームページにも載せてありますので、ごらんいただければと思うんですが、この3大事故の1つである吸い込み事故、これは実は、それも含めて実はプールの事故というのは43年間で60件も発生しているんですね。うち死亡事故が55件もあります。本来一番楽しい場所であるプールでこのように多くの事故が発生してきております。これが私が初めて知ったのが1997年に発売された「危ないプール」という本で初めて知ったんですが、この20年経てこのような場所で質問させていただくことになりました。
文部科学省のほうもこの事故を最後……この文部科学省が指針を発行する前の最後の2006年、これ、実は公営プールですね、公営のプールでの事故でしたので、それを受けて指針を発行したということで、ぜひその重みを受けとめていただければと思います。
実は、かつて古いタイプのプールははめ込み型の、重力で単に乗せておくだけのふただったので、それが外れてしまう可能性が高かったんですね。今、基本的に循環ろ過システム、水を循環させてろ過して再び流すというシステムの中では、ふたの安全性はボルトなどで締めて、基本的に確認されているはずなんですが、それは改めて再確認させていただきたいと思うんですが、まず、各プール、特に流水プール以外の排水口の箇所と、流水プールも含めてにしますが、数と日常の管理についてお聞きします。また、各プールの取水口の位置、そして起流装置という──起流装置というのは実は特に流水プールというシステムはこの途中で側面から水を吸い込んで、それからその水を勢いをつけて吐き出して水の流れをつくっているんですね。お手元にあります議案書の、実は12ページを見ると、さりげなくちょっとだけ書いてあるんですね。このチーバくんみたいな形をしたプールの各……まあ、これ、チーバくんに似ていますよね、各4カ所に起流ポンプピットというのがありまして、ここで水を吸い込んで再び勢いをつけて出しているわけですが、起流ポンプについては、実はお手元の配付資料にありますように、ほかの一般のプールに比べて10倍のポンプ能力、つまり、水の勢いがあるというふうなデータもあります。ですから、非常に強い勢いになる可能性があるんですね。そのときに、取水口に対する安全対策がなされてないと、非常に危険なわけです。その安全対策についてお聞きします。特に取水口が1カ所なのか、2カ所なのか、まあこれ……このマニュアルの中にも1カ所の図と2カ所の図が載っているんですが、2カ所にしてあれば、水の吸い込みが2つに分散されますので、勢いが弱くなるはずなんですね。そのことも含めて、起流装置がある流水プールについての吸い込み口と吐き出し口の箇所数についてもあわせてお聞かせください。
[都市整備部長登壇]

◎都市整備部長(伊藤敬一) ご質問事項に順次ご答弁申し上げます。
3大事故対策についてのご質問でございました。排水口は各プールの底面部に設け、25メータープールは3カ所、50メータープールは5カ所、流水プールは4カ所、幼児・児童プールは2カ所、造波プールは1カ所、ドーム型滑り台プールは4カ所、着水プールは2カ所を計画しております。
また、流水プールの起流ポンプ4カ所に設置し、各ポンプは流水プール側のプールサイド地下ピット内に、各取水口及び吐水口は流水プール側面部に1カ所ずつ設け、起流ポンプの能力は毎分7.5立米の能力を持つ起流ポンプの設置を計画しております。
吸い込み事故対策でございますが、取水管の取付口に吸い込み防止金具を設置し、さらに取水口に吸い込み防止フェンスをボルトで固定する二重構造の安全対策や1つの取水口に設ける取水管は2カ所とするなどの対策を施し、安全に配慮した計画となってございます。
以上でございます。
[朝倉幹晴議員登壇]

◆朝倉幹晴 議員  起流装置当たりの取り込み口は2カ所にしているということで、水の吸い込みを弱くしているということは確認できたんですが、それぞれの起流装置当たりのポンプの能力はどれぐらいの吸い込み能力、何立法メートル毎分になっているでしょうか。そして、まあそのボルトの状態ですね。そのボルトの状態はどのような状態になっているでしょうか。
[都市整備部長登壇]

◎都市整備部長(伊藤敬一) ご答弁申し上げます。
起流装置の流速の関係でございます。吸い込み流速につきましては人が関知しない程度の毎秒50センチメートル以下とするように計画してございます。
あと、ボルトの関係でございますけれども、ボルトにつきましては、取水管の取付口にですね、吸い込み防止金具を設置し、さらに取水口に吸い込み防止フェンスをボルトで固定する二重構造の安全対策としてございます。
以上でございます。
[朝倉幹晴議員登壇]

◆朝倉幹晴 議員  非常に、人が感じない程度になっている──本当かどうかはわかんないですけど、まあ確かにこれまでのいろんな事故を配慮された取水口になっているということがわかりました。二重に固定していると、ふたを二重にしているということもわかりましたので、十分な安全対策がなされているだろうと思います。
次に、プールサイド、実際に利用したときのプールサイドのことなんですが、プールサイドでやはり──これは、ご本人の責任もあるんですが、どうしても子供ですので、走り回ってしまうと。そうすると、やっぱり転倒してしまうことがあるんですね。そういうことができるだけ起きないような素材であるのか。あるいはあと、命には直接関係ないんですが、皆さんもご経験あると思うんですけど、夏にプール行ってて、金属部分、足で踏んだら非常に熱く、あちちとなったというような経験があると思うんですが、そんな金属の部分などはできるだけ減らすべきだと思うんですが、そこら辺はどうなっているでしょう。
[都市整備部長登壇]

◎都市整備部長(伊藤敬一) ご答弁申し上げます。
プールサイドの転倒防止対策と、あと、金属部分があるかというようなご質問でございました。
プールサイドの舗装の仕上げでございますが、プールのそばにつきましては弾性ゴムチップ舗装、それ以外の部分では遮熱防滑シート舗装、防滑──滑りどめですね、のシート舗装を計画してございます。それから、集水ますのふたや受け枠……こちらの部分につきましては一部金属の部分はございますけれども、暑さ対策や転倒……暑さ対策にも配慮したものになってはございます。
以上でございます。
[朝倉幹晴議員登壇]

◆朝倉幹晴 議員  それでは、水質について質問いたします。できれば、プールに入るっていうことは、当然殺菌しなきゃいけませんので、塩素を使って消毒するっていうのはある程度やむを得ないことだと思うんですが、それに伴ってさまざまな水質の悪化とかもあり得るので、いろいろお聞きしたいと思います。
まず、プールの水質の悪化を防ぐためにも、実はシャワーを浴びますね、入り口で。これは実はこれからプールに入る人が急に冷たいものに触れて、要するに体の状態が悪くならないという意味合いとともに、実はプールの水質管理においては、事前にある程度の汚れを洗い流していただいて、水質を保つという意味もあるんですね。その入水時のシャワーについては、伝統的に2つの方法があります。腰浴槽という腰までつかって浮き出てくるという方法と、それから強制シャワー、シャワーが強制的に降っているところを通るという2つの方法があるんですが、それはどちらの方法をとっているんでしょうか。
[生涯学習部長登壇]

◎生涯学習部長(佐藤宏男) 維持・管理面に関しますので、教育委員会のほうでお答えさせていただきます。
入水前のシャワーはという、方法なんですけど、入水前のシャワーについてですが、強制シャワーを設置する計画でございます。
以上です。
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○議長(中村静雄) ここで、議事の都合により、会議時間を延長します。
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[朝倉幹晴議員登壇]

◆朝倉幹晴 議員  プールの水質に関しては、厚生労働省と文部科学省が主に7つの基準を設けております。まあpHですね。それから濁度、過マンガン酸カリウムの消費量、総トリハロメタン濃度、残留塩素濃度、一般細菌、大腸菌という7つの基準を設けております。例えばトリハロメタンというのは、例えば汚れから来た有機物と塩素が反応すると、非常に危険性があるトリハロメタンが出るので、その量を適正量以下に抑えなきゃいけないという基準があるんですね。このような水質管理に関しての検査体制、そしてその頻度と検査をする場所はどこになるのか。そして、特に実はこの管理マニュアルの中に測定点はプールの対角線上の3点というふうになっております。対角線というのは、長方形の25メートルプール、50メートルプールでしたら、対角線が引けるんですが、例えば流水プール、このチーバくんのところの対角線引いたら、まあこれ、実は児童プールになってしまうので、どこが対角線に相当するのか、そこら辺も含めてその長方形でないプールはどこで測定点を設けようとしているのか、お聞きします。
[生涯学習部長登壇]

◎生涯学習部長(佐藤宏男) お答えいたします。
検査項目7種類ということですが、それの検査体制とか測定点ですが、船橋保健所の船橋市遊泳プール指導要綱、これがございますので、そちらを遵守し、適切に実施していきます。その中では日常検査と定期検査に分かれていますので、特に日常検査は施設管理の中でやっていきますが、定期検査につきましては業者委託という形になろうかと思います。
次に、測定点ですが、これも船橋の遊泳用プール指導要綱に書いてありまして、長方形でないプールの水質測定点でございますが、その要綱に基づきまして長方形プールでの水質検査地点に準じ、プールの形状に応じて適切な地点を選び、実施してまいります。
以上です。
[朝倉幹晴議員登壇]

◆朝倉幹晴 議員  消毒剤の種類はどのようなものを使うんでしょうか。液体無機系、固体無機系、固体有機系というのがあるんですが、どれを使うんでしょうか。
いずれにも塩素が1つの成分として入っていまして、その殺菌効果で消毒をしているわけですが、塩素を使う場合、非常に大きな問題があります。実はこの文部科学省の……というか、この、先ほどお示ししたマニュアルの中にも、非常に警告事項として、次のような文面があります。消毒剤、次亜塩素酸溶液と酸性溶液、硫酸バンド、PAC等との混合を絶対にしないように。これは実は、よく家庭の洗剤でも混ぜるな、危険という表示がされていて、塩素系と酸性系を混ぜると、塩素ガスが発生して、中毒になるという危険があります。先ほど、日常管理は、先ほどのご答弁の中に日常管理は施設そのもので行っているということなんで、塩素系の薬剤が施設内にある形になります。そうすると、酸性系のもし洗剤などを使っていた場合には、その混合の危険性があると思うんですが、そこら辺についても含めてお聞きします。
また、あわせて滅菌剤の消毒剤の種類もお聞きします。
[生涯学習部長登壇]

◎生涯学習部長(佐藤宏男) 消毒剤の種類でございますが、滅菌器に用いる塩素消毒剤で固体有機系を計画しております。この種類の特徴は、高温下で溶液中の塩素ガスの分離や酸性溶液との混合による塩素中毒災害の発生のおそれがない安全性の高い消毒剤となっております。
消毒剤のほかにつきましては、使用開始後は船橋市遊泳用プール指導要綱を遵守し、長期保管はせず、冷暗所に保管していきたいと考えております。
以上です。
[朝倉幹晴議員登壇]

◆朝倉幹晴 議員  それでは、冬場の管理についてお聞きします。冬場は、プールは満水にしておくのでしょうか。それとも水抜きをしてしまうのでしょうか。(「釣り堀のほうが」と呼ぶ者あり)
[都市整備部長登壇]

◎都市整備部長(伊藤敬一) ご答弁申し上げる前に、大変申しわけないんですけども、先ほどにご答弁した中に間違いがございましたので、訂正をさせていただきたい。申しわけございません。
先ほどですね、アンケートをお願いした小学5年生、このお子さんが「高校2年生」になると申し上げたのですが、正しくは「高校1年生」でございました。(笑声)訂正させていただきます。申しわけございません。
続きましてですね、すいません、ご質問にお答え申し上げます。
冬場の管理のことでございました。プール槽の表面の保護や土圧による影響を抑えるため、プール槽には水を張ることとしてございます。
以上です。
[朝倉幹晴議員登壇]

◆朝倉幹晴 議員  何か部長が答弁の訂正はされたので、また、いきなり要望が思いついてしまったんですが、高校1年生だったら、中学卒業する直前に内覧会の日程が決まってれば、連絡しやすくなると思います。本当に喜ぶと思います。自分のかかわった計画が実際の形になった現場を開設前に見られるのは喜ぶと思いますので……ああ、これ、教育委員会のほうですね。ぜひ教育長、ちょっと、ほんのちょっとの連絡で子供たち、喜ぶと思いますから、ぜひご検討ください。
それ、要望でありまして、再びろ過系、排水系に話に戻して、今、冬場の管理で水をためておくということなんですが、実は、これ、なぜ水をためておく──ま、水をためておけば、釣り堀にしたらどうかというご意見もあったんで、それも1つの案だと思うんですが、実は水っていうのは非常に熱しにくく冷めにくい。比熱が大きいんですね。そうすると、水をためておくことが一番、実は温度変化を防いで、冬場、例えば空にしてしまうと、材質が傷つく可能性があるということで、いろんな管理の意味でもそれがよろしいというふうに思っております。
さて、ろ過系、排水系について質問します。お手元の図面、ありますように、実はプール用循環ろ過システムというのは、排水口からまず集毛器というのに入るんですね、排水は。排水口という表現があるんですが、別名環水口っていっています。この環水口の環っていうのは循環させるという意味ですね。実際、循環させていますので、そういう別名もあるんです。その集毛器、ヘアキャッチャーに入れて、主に髪の毛などをとると、大きなごみをとると。そして、ろ過ポンプに入れて、ろ過ポンプで水を上昇させて、ろ過装置に入れてろ過させると。そして再び戻すということですね。この循環系をきれいにさせることで、水質を保ちながら水量も保てるというシステムなんですが、それに関連して集毛器の管理や掃除の頻度は、まあ髪の毛などが主に入っていると思うんですが、それはどういうふうになるのか。そして、ろ過装置の方法は砂ろ過方式なのか、珪藻土ろ過方式なのかについてお聞きします。
[都市整備部長登壇]

◎都市整備部長(伊藤敬一) ご質問にお答えいたします。
集毛器の管理、掃除頻度につきましては、船橋市遊泳用プール指導要綱を遵守し、定期的な清掃等を実施していきたいと考えてございます。
次にろ過器でございますが、珪藻土ろ過方式であり、ろ過循環システム内に塩素滅菌装置を組み込む方式を計画しております。ろ過器の配置はプール機械室、着水プール脇、ドーム型滑り台プール脇の3カ所であり、設置台数は合計で7台を計画してございます。また、ろ過器取水口の安全対策につきましては、流水プールの起流ポンプと同様の安全対策を計画してございます。
以上です。
[朝倉幹晴議員登壇]

◆朝倉幹晴 議員  ろ過装置が砂式ではなくて、珪藻土だということで、珪藻土のほうが実は細かいごみがとれるんですね。ということで、メリットはあるんですが、その分、逆洗──逆に流して洗う頻度も高めなきゃいけないということなので、ぜひその管理をしっかりしていただければと思います。
それでは、最後の質問となりますが。排水ルートについてお聞きします。さまざまな……まあ、塩素も使っている、そして例えば汚れが強かった場合、汚れっていうのは実は私たちの体の汚れだけじゃなくて、実はこのすぐそばに道路がありますね。道路から来る自動車の排気ガスからの物質がプールに落ちて、それも汚れの1種になりますので、さまざまな形で汚れも出てくると。そのときのどこに最終的にこのプールの水は流すのでしょうか。そして、流す前の処理はどのようにされるんでしょうか。これは、実は、マニュアルの中にこのような文面があります。下水以外の水路にプール水を放流する場合、塩素の酸化力を中和処理する必要がありますとあります。この対策も含めて、質問いたします。
[都市整備部長登壇]

◎都市整備部長(伊藤敬一) ご答弁申し上げます。
排水は敷地内の雨水排水系統より敷地外に放流する計画としております。また、プール水質基準の残留塩素は水道水の基準と同等であり、排水については特別な処理をする必要はございませんが、清掃等により、一時的に塩素濃度が上昇する場合には、中和処理等を行って適切なプール排水を行っていきたいと考えてございます。
以上です。
[朝倉幹晴議員登壇]

◆朝倉幹晴 議員  最後に、要望して質問を終わりにいたします。
これ、今回調べさせていただいて、かつてのプールのいいかげんな管理体制よりもずっと進んだ体制になっているってことは実感できました。それが質問のやりとりの中でも明らかにされたと思うんですが、ただ、どんな管理体制にしても、最後は管理する人間の不手際によって事故が起こる危険性があります。1回事故が起こってしまったら、もうこのプールは本当に楽しいプールじゃなくなってしまいますので、ぜひそこら辺の管理体制については、運営後もしっかりしていただくことを要望しまして、質問を終わります。