藻谷浩介さん講演会(京葉5市議会議長連絡協議会合同研修会)を拝聴して(速報)。

2023年2月3日(金) 船橋市議 朝倉幹晴

本日2023年2月3日(金)、京葉5市議会議長連絡協議会合同研修会にて、藻谷浩介さんのご講演「人口減少社会における新たな地域の可能性」が開催され、私も拝聴させていただきました。
京葉5市とは、千葉市・船橋市・八千代市・習志野市・市原市で、会場は、千葉中央駅の駅ビル内の「京葉ホテルミラマーレ」の会場でした。

後日、スライドの資料が送付され、自由に使ってよいとのことでしたので、送付されましたら、この公式サイトに共有し、市民の皆様とともに、船橋市や京葉地区全体を考えてく共通の資料としたいと思います。

本速報は、開催直後に、ほんの一部の簡単な要約と私の受け止めを記したものです。

まずは、「2017年の0歳児100人が各市において35年後に何人になっているか」の試算です。これは同学年の世代が35歳までに各市に転入することも含めた分析で、船橋は1.63倍になるとのことです。


この点は、私も市議会で若年単身者の転入増が船橋市の人口が増え続けている原因となっている状況の分析を質疑したものです。

ところが、その点だけ見て安心してはよくないということが報告されました。

2017→2022年では、日本全国の少子化を背景に、船橋市でも乳幼児が減少しています。乳幼児が増加している流山市は、子育て世代の転入増であり、これは保育園などの子育て環境充実だけでなく、子育てしながら働きたいう子育て世代全体のニーズに沿った政策の成功ではないか、袖ヶ浦市の増加は里山などの自然環境の魅力、大川村は積極的な街おこしでの転入増とのことです。

藻谷さんが今後のヒントとして述べられたこととして
1、子育てしながら働きたい夫婦にとって魅力的な街
2、千葉で残っている里山の魅力

などがあります。

私も同様に感じ、子育て政策と農業・環境政策を深めてまいりたいと思います。また同じ千葉県内で人口の動態に市による違いがあったことと同様に、船橋市内でも地域差があります。その分析と、それぞれの地域にあった街づくりの政策を作り上げる必要を感じました。今後更に調査・研究していきます。

(全体資料が届きましたら改めて追加報告させていただきます。)