2022年12月23日、船橋市議会での市長報告(事故報告)に対する質疑録画中継&議事録

2023年2月23日 船橋市議 朝倉幹晴

2022年12月23日に行った市長報告に対する質疑の議事録が公開されましたので、録画中継と合わせてご報告いたします。

2022年12月23日、船橋市議会、朝倉幹晴質疑録画中継

◆朝倉幹晴 議員  本日は、私ごとですが、120年の年齢の人生の前半と後半の折り返し点でありまして、朝はスクールガード、午後にこの市議会質疑、そして夜は母子生活支援施設での学生サポートをさせていただきまして、自分の活動の原点を見つめる日となっております。
それでは、本日の質疑をさせていただきます。
まず、その事故の報告についてですが、まず、道路部が管轄される事故で田喜野井1丁目8番地先市道におけるグレーチング蓋の破損による事故、そして同じくグレーチング蓋に関しては、松が丘3の63の地先の市道におけるグレーチング蓋の事故、そして、グレーチング蓋ではなくて、大神保のところでくぼみによる事故が起こっております。
そして、この3件の事故に関して過失割合の計算が異なってるようなんですけど、その理由をお示しください。
[道路部長登壇]

◎道路部長(木村克正) お答えします。
田喜野井1丁目及び松が丘3丁目のグレーチング蓋の跳ね上がりが原因で生じた事故につきましては、相手方が注意しても事故を回避できなかったことから、市の過失割合が10割となっております。
また、大神保町の舗装のくぼみが原因で生じた事故については、晴れた日の午前8時20分に発生したものでありますので、相手方にも前方不注意という過失があることから、市の過失割合が3割となっております。
[朝倉幹晴議員登壇]

◆朝倉幹晴 議員  グレーチング蓋の緩みについては、運転者が確認できないっていうことで、こちらの、市の全ての責任と。くぼみについては、回避の可能性があったっていうことで若干運転者側の過失割合があるということでした。
それぞれの3件の専決処分について、その後どのような修繕対策が行われてるんでしょうか。
[道路部長登壇]

◎道路部長(木村克正) お答えします。
修繕対応につきましては、この3件についても、ほかの案件と同じように、現地確認後すぐに応急的に仮囲い等の処置を行っております。
その上で、後日恒久的な対応といたしまして、田喜野井1丁目につきましては、グレーチング蓋が再び跳ね上がらないようクリップ止めによる連結処置を行いました。また、松が丘3丁目につきましては、グレーチング蓋がかかっていたU字溝内部に排水管を布設し、暗渠化してアスファルト合材により表面を平らに仕上げております。また、大神保町につきましては、舗装のくぼみをアスファルト合材で補修いたしました。
[朝倉幹晴議員登壇]

◆朝倉幹晴 議員  道路のくぼみについては、道路部のパトロールの中で目視で発見できることもありますし、市民も比較的発見しやすいから通報もできやすい。しかし、グレーチング蓋は、見かけ上、歩行者が歩く足の力ぐらいでは外れないけど車が乗ってくると外れるってことがあり得ると思いますので、このグレーチング蓋の事故を防ぐために今後どのような対策をされていくんでしょうか。
[道路部長登壇]

◎道路部長(木村克正) お答えします。
グレーチング蓋の跳ね上がりなど、蓋不全の事故が多発していることから、10月から運用を開始しておりますLINEを活用した船橋市道路損傷通報システムにおいて、側溝蓋のがたつきを通報項目に設け、市民の皆様から通報いただき、迅速な対応につなげております。
なお、これまでの委託によるパトロールでもグレーチングや側溝蓋のがたつき、浮き上がりを重点点検項目としておりますが、今後も継続してまいります。
また、職員によるパトロールでも、幅員が狭く抜け道となっている道路を中心に、随時調査・点検を継続してまいります。
[朝倉幹晴議員登壇]

◆朝倉幹晴 議員  グレーチング蓋については、緩みを発見してクリップ止めなどをすれば防げる事故があると思いますので、ぜひ点検を強化していただければと思います。
次に、専決処分のうち、船橋特別支援学校高根台校舎において、市職員が草取り作業中に跳ねた小石が駐車場の相手方乗用車に当たり損害を与えたということの損害金額が、小石という表現の割に56万2440円という多額な費用になっております。これはなぜ、このような多額な費用になったんでしょうか。
[管理部長登壇]

◎管理部長(森昌春) お答えします。
事故が発生した状況につきましては、令和4年6月27日に船橋特別支援学校高根台校舎の校舎裏側で、用務員が除草作業の際に使用していた草刈り機──刈り払い機の回転していた刃が小石に当たり、その跳ねた石が近くに駐車していた車の運転席側の窓に当たり、ガラスが破損したものでございます。修理については、ガラスが細かい破片となり、窓ガラスを開閉する装置部分に入り込んでしまったことから、運転席側のドアを交換、また、室内に散らばったガラスの破片を取り除くためにクリーニングなどを行うとしたものであり、かかった費用は、この部分については39万8284円となります。
この修理費用のほか、修理工場までのレッカー代が2万4156円、また修理期間が約1か月に及んだことで、代車の費用が14万円となり、合計の金額56万2440円が今回の賠償額となっております。
以上です。
[朝倉幹晴議員登壇]

◆朝倉幹晴 議員  草取り機、そして小石というふうに例えば入れて検索していただくと、機械式の草取り機で小石を跳ね飛ばして、結構事故が起こってるという例が出ております。そして、小石が飛ばないような仕様の草取り機もあるようですので、これは未然に対策してほしいと思うんですね。
実は2年前にも同様の事故が起こり、やはり草取りのときにはこの草取り機を使えば小石が飛ぶ、そしてその破壊力は意外に大きいということを前提にきちんと対策をして、十分人とか周りに物がないことを確認した上で作業をすると。ある場合には、作業の日程をもう1日ずらしてでも増やしたほうがいいんですね。この56万も損害賠償をするよりは作業の日を1日増やしたほうがもっと安く上がると思いますので、そこら辺の対策をきちんと教育委員会のほうでしていくべきだと思いますが、今後二度と起こさないよう、二度とというか、できるだけ起こさないような注意喚起をどのようにしていくつもりでしょうか。
[管理部長登壇]

◎管理部長(森昌春) 今回の事故を受け、教育委員会の対応についてお答えいたします。
事故発生後、事故防止についての文書を作成し、小中学校、高等学校、特別支援学校にメールにて注意喚起を行いました。また、その後に開催した校長会議においても、被害を受けた車の写真を載せた資料を配付し、刈り払い機使用の際の事故防止策について説明を行いました。
その際、「人・車付近での使用厳禁!」と書いたシールを配付して、刈り払い機の柄の部分など目立つところに貼ってもらうようにし、実際に刈り払い機を使って作業する職員に注意喚起していただけるように対策を講じたところです。
以上です。
[朝倉幹晴議員登壇]

◆朝倉幹晴 議員  これは要望にしますが、確かに刈り払い機に表示をしたということで防ぐ効果は高まるとは思うんですが、やはり何日までに必ずやらなきゃいけないっていうものがあったりするとどうしても急いでやってしまうことがありますので、人や車が多いときには作業の日を翌日に繰り延べることも許す、オーケーするというような柔軟な対応をしていただくことをお願いして、質問を終わります。
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○議長(渡辺賢次) 岩井友子議員。(拍手)
[岩井友子議員登壇]

◆岩井友子 議員  幾つか質問を行います。
まず、今直前に質疑がありました特別支援学校高根台校舎での草刈り作業中の小石が跳ねた事故についてから伺います。
先ほどもご紹介ありましたけれども、令和2年の4定で田喜野井小学校の草刈りでの事故が報告をされて質疑を行い、この場で再発防止、草刈りをする際の安全管理の再発防止策を教職員全員に徹底するよう校長会議などを通して周知するという答弁が行われています。
なぜ防げなかったのか、まず最初に伺います。
[管理部長登壇]

◎管理部長(森昌春) お答えいたします。
前回の事故は令和2年度に発生しましたが、令和3年度以降、小中学校、特別支援学校、高等学校の用務員を対象に、刈り払い機の使用や点検整備などの知識を学ぶ刈払機取扱作業者安全衛生教育講習の受講機会を設け、作業を行う職員の意識向上を目指していたところで、3年度、4年度の実績として33人が受講しております。
しかしながら、事故が再び起こってしまったということにつきましては、繰り返し注意喚起を行ってきたところでございますが、職員の異動等で意識の薄れといったところも起きてしまっていたのではないかと考えますので、今後、注意喚起繰り返し行っていきたいと考えているところでございます。
以上です。
[岩井友子議員登壇]

◆岩井友子 議員  今の答弁を聞いて、ああ、またこういう事故は続くのかなっていう心配を持ったんですけれども、道路の草刈り機を使って作業する姿を見かけます。草を刈る作業員と、それから草を刈る人と同時に透明な盾のようなものを持って石跳ねを防護する作業員、通行してる車に石が当たらないようにという防護している作業員を見かけます。石が跳ねるっていうのがもう前提で作業されてるんですね。気をつけろ、どんなに気をつけろと言っても、石は跳ねるんです。石が跳ねても事故を起こさない作業体制になっています。石が……もし防護ができないんであれば、車をどかしておけばいいわけですね、石が跳ねてもぶつからないように。そういう体制ができてなかったから車にぶつかっちゃったわけです。何でそういうことになったのか。なぜそういう体制が学校ではできないんでしょうか。
[管理部長登壇]

◎管理部長(森昌春) お答えいたします。
学校の敷地につきましては、形状が様々で、環境美化についても限られた時間、環境や敷地の形状の中で工夫して行っております。そのような中、狭い場所での作業といったスペースの問題など、あるいは用務員が作業を行うことになっておりますが、協力体制が日常業務、学校の業務の中で得られないといったことも考慮すると、2人一組でパネルを持ったもう1人とペアで刈り払い機を使用するといったところの作業が困難なところもあるかと思いますので、今後刈り払い機を行う作業が必要な場合については、あらかじめ学校ごとにしっかりと予定を立てていって、作業区域から別の場所に車を移動させた上で、安全を確保しつつ作業を行うよう、学校の協力を得られるように作業を行ってまいりたいと考えているところでございます。
以上です。