最大公約数・最小公倍数の求め方授業(すだれ算)
●ミニ授業動画(5分)「最大公約数・最小公倍数の求め方」@公民館
船橋の各公民館「勉強ひろば」で教えていると船橋市の教育が垣間見えます。
一例を挙げます。「船橋市の小学校では、最大公約数・最小公倍数の求め方
『すだれ算(逆割り算)』を教えていないのか?」という疑問です。
たとえば、36と48の最小公倍数と最大公約数は、図の上のように「約数・倍数を列挙して見つける方法」と「すだれ算(逆割り算)」があります。
前者は倍数・約数を確認しながら見つけていくことで約数・倍数に対する感覚が身に付きやすい一方時間がかかります。一方、後者は迅速に答が出せます。
両方使えたほうがいいし、両方知っておいたほうがいい。
私自身は、(愛知県)豊橋市立向山小学校で学びました。ところが、船橋市
の小学生はすだれ算を知らない子が多く、教えると喜ばれることがしばしばあります。
そこで、船橋市教育委員会に確認しました。その回答は「学習指導要領では
教えることは必須とされていない。各学校・先生にまかせており、なかには、
教えている先生もいる。また他の手法もある。」とのことでした。 私としては、「この手法は中学の素因数分解、高校の整数論の理解にも
つながるので教えたほうがよいと思う。」と教育委員会に伝えました。
今後も、「勉強ひろば」で感じる船橋市立小中学校の教育内容への疑問に
関しては、その都度、教育委員会と話し合っていきます。