2023年千葉県公立高校入試「数学」第4問(総合問題)(配点18点)問題・解答・解説



【解説】
(1)(a)

Aさんは1回目は「グーで負け」、2回目は「チョキで勝ち」、3回目は「グーで勝った」ので
-1+2+1=2点

(b)6通り

      「グー勝ち」「グー勝ち」 1+1=1点
  「グー勝ち」「チョキ勝ち」1+2=3点
  「グー勝ち」「パー勝ち」 1+5=6点
  「チョキ勝ち」「チョキ勝ち」2+2=4点
  「チョキ勝ち」「パー勝ち」2+5=7点
  「パー勝ち」「パー勝ち」5+5=10点

(c)

9点となりうるのはAさんが「パー勝ち」「パー勝ち」「グー負け」=5+5-1=9の場合のみ。
すると相手のBさんは「グー負け」「グー負け」「パー勝ち」なので(-1)+(-1)+5=3点

 (2)あいこは1回と数えないため、10回はAさんかBさんどちらかが必ず勝つ。(どちらかが必ず負ける)
a+b+c=10      c=10−a-b

 

 

(3) 表でAが勝った時で考え、合計点を見ると

Aがグーで勝つ時は、Bはチョキで負け、合計は-1
Aがチョキで勝つ時は、Bはパーで負け、合計は-3
Aがパーで勝つ時は、Bはグーで負け、合計は4

BがAに勝った時も出し方は同じであり、合計点も同じなので、以下のように考えることができる。
どちらかがグーで勝つ時は、相手はチョキで負け、合計は-1
どちらかチョキで勝つ時は、相手はパーで負け、合計は-3
どちらかがパーで勝つ時は、相手はグーで負け、合計は4

よって2人の持ち点の合計点Mは
M=a×(-1)+b×(-3)+c×4
c=10−aーbを代入して、cを消去すると

M=-aー3b+4(10−a-b)
=-aー3b+40−4a-4b
   M=-5a-7b+40

(2)別解(総当たり的な調べ方での解答)

0=40−5a-7b
5a+7b=40

a、bともに0~10の整数である。bが6以上と考えると
7bは42以上となり、式はなりたたないので
bは0,1,2,3,4,5のいずれかである。
その時、aの値が整数となるかを確かめればよい。
b=0のとき 5a=40 a=8 b=1のとき 5a+7=40 5a=33 で
aは整数値とならないのであてはらない。
b=2のとき 5a+14=40 5a=26で
aは整数値とならないのであてはらない。  b=3のとき 5a+21=40 5a=19で
aは整数値とならないのであてはらない。
b=4のとき 5a+28=40 5a=12でaは整数値とならないのであてはらない。
b=5のとき 5a+35=40 5a=5で a=1
c=10−a−bなので
(a,b,c)=(8,0,2)(1,5,4)の2通り