【2020年2月27日、船橋市議会文教委員会速報】船橋市立学校の授業と卒業式の開催に関して教育委員会に質疑
2020年2月27日(木)20時 船橋市議会文教委員 朝倉幹晴
2月27日(木)17~18時、船橋市議会文教委員会(16時20分~17時は他の議題)において、船橋市教育委員会から新型コロナウイルスに対する授業・卒業式の方針の報告を受け、質疑しましたのでその概要を速報します。(あくまで速報です。正式な議事録は後日発表されますのでご確認ください。)
新型コロナウイルス対策に関し、緊急時なので、日ごと、場合によっては時間ごとに情報が変化する可能性があるので私の情報発信時刻は明記し、新しい情報があれば、その都度発信します。こまめにご確認ください。
船橋市の学校に関する最終決定権は教育委員会にあり、各学校単位の最終決定権は校長にあります。ただ、船橋市議会文教委員会は、正式決定が出るまでの議論に関し、質疑・提言する形で関与できます。そして、最終決定にいたるまでのプロセスをできるだけ早く市民・保護者の皆さんに公開することが、市議の役割と考えていますのでここに報告します。
【要約】2月27日(木)18時時点の船橋市教育委員会の姿勢の概要
①すぐの休校は考えていない。
②卒業式は、千葉県の指針に基づいて、縮小実施する方向。
③感染者が発生した市川市スポーツクラブに通っていた教員・学校職員がいるかどうかは調査中である。
【私が冒頭で発言した意見】
市川市・北海道などが休校に踏み切ったことをニュースで見て、船橋市立学校の保護者は、船橋市立学校が授業を継続するか否かの教育委員会の方針を知りたがっている。一刻も早く、指針を示し、市HPなども含め、保護者・市民に伝わる形で公開すべきである。
【私を含むほとんどの文教委員が一致して提言した意見】
①授業の継続の是非・卒業式について、各学校がバラバラに判断するのはよくない。船橋市立学校に関し、統一的な判断を、教育委員会が近日中に示すべきである。
②卒業式は、卒業生と学校内に限定した縮小実施にすべきである。(市議も来賓として呼ばれているが、出席しなくてよい)
【委員から出た意見】
ひとり親家庭・共働き家庭など、学校が休校となっても対応が難しい保護者もいる。もし休校にする場合には、その対応が必要である。
【追記】
本委員会審議が終わった後、首相の「全国の学校に休校を要請」報道を知りました。これに関しても、また船橋市教育委員会の方針を確認しますが、私見を述べます。
本来、経済活動・満員電車など大人側の活動休止が同時か先にあるべきと思います。そして、上記文教委員会での議論があったように、ひとり親・共働き家庭の体制への援助があってしかるべきです。
首相の発言であっても、あくまで「要請」です。最終決定権は各自治体の教育委員会にあります。(2月27日20時時点・私見)
【追記2】2月28日(金)17時30分
2月28日(金)船橋市教育委員会内で以下の協議・決定がされ、16時~17時、市議会文教委員会で報告されました。
①3月2日~3月25日までの一斉臨時休業
②卒業式は、卒業児童・生徒と保護者1人のみでの縮小実施
となりました。
私からは、千葉市と比べて公報が少なすぎること、休業する場合でも少なくとも千葉市同様、「3月2日は登校をし、休み中の学習などについて伝達」「3月後半に事態によっては再開する含むをもたせた2週間休業」をすべきだったことを指摘した上で、広報の徹底、状況によっては3月後半の短時間登校日で学年の仲間とひと時を過ごす「登校日」の検討を要望しました。
別記事としても書きます。
【参考】
2020年2月25日(火)船橋市議会での新型コロナウイルス対策・保健所の検査体制等に関する質疑録画中継(最初の17分)
ウイルスの基礎知識動画3本(その1、ウイルス増殖、その2、ヒトのウイルスに対する免疫、その3、ウイルスRNA検出法)(2月24日作成