会派「みらい@船橋」の解散と会派「市民民主連合」への合流について(2021年6月22日)
2021年6月22日(火) 船橋市議(無党派、元会派「みらい@船橋」代表) 朝倉幹晴
(今回の合流は、池沢みちよ市議と相談の上ですが、この文章では、朝倉自身の18年間の流れ・想いも含めて記しますので、朝倉文責の文章とします)
私(朝倉)は、1999年の船橋市議初当選(合格)時の立候補時から20年余、一貫して政党には所属せず「無党派」を貫いてきました。主な政権政党である「自民党」の様々な問題に同意できず、一方で離合集散を繰り返すことの多い「その他の政党」にも納得できない点があることに加えて、(国会では無党派は難しいけれども)地方議会では無党派で十分活躍できる可能性があると考えて実践してきたからです。
船橋市議会は、議会運営上「会派」単位で運営されます。3人以上の会派を組むと、様々な会議の正式な出席・発言権ができます。公明党・日本共産党は政党名と会派名が一緒でゆるぎがありませんが、それ以外では、政党名と会派名は同じではありません。したがって多くの会派が国政政党に所属する市議を中心に、一部その考えに近い無所属市議が参加することが多くなっています。「系」の意味の正確な定義はできませんが、一般的には「自民系会派」「(立憲)民主系会派」が人数が多い会派となっていることが多くなっています。
私(朝倉)は、これまで自民系会派・民主系会派に属することをせずに、同じ無党派系の方、ならびにもともとは歴史的にはある生協の運動のネットワークを基盤に育まれてきた地域政党である「市民ネットワークふなばし」(現在は生協運動と組織的に分離されています)の方と会派を組み、3人以上の会派として議会の様々な会議にも正式に出席・発言してきました。国政政党所属市議もいたことはありますが、あくまでも無党派主導なので「無党派系会派」と言ってもよいかと思います。(2019年3月までの会派名「元気都市と安歩と女性」「小さな声ネットワーク」「市民社会ネット」「市民共生の会」)
そして、2019年4月の当選(合格)を経て、「市民ネットワークふなばし」公認で当選した今仲きい子市議と、無党派の池沢みちよ市議・朝倉で3人会派「みらい@船橋」を結成し、議会運営上も発言権を持ちながら、活動をスタートしました。ところが、以下のように、「みらい@船橋」は、今仲きい子市議の離脱により、池沢みちよ市議と朝倉の2人会派となってしまいました。
今仲議員の会派「みらい@船橋」離脱と私たち・船橋市議会の運営への影響について(2019年8月29日 「みらい@船橋」朝倉幹晴 池沢みちよ)
2人会派では議会運営委員会・広報委員会などでの正式な出席・発言権はなく、非常に制約された部分がありながらも、可能な限り2人でこの1年半、本会議質疑などをしてきました。以下はその一例です。また大学生のインターンも受け入れ、次世代育成をしてきました。
↓大学生議員インターンの受け入れ
船橋市は市議の4年の任期のうち2年間を経た中間の6月に市長選がある日程となっています。そこで、市長選後の6・7月の議会で委員会所属や役職交代をする日程になっています。
今回、私は、市議補選で無党派のはぎわら一樹さんを応援しました。はぎわらさんは「みらい@船橋」の方向性に賛同し、当選したら「みらい@船橋」に入る方向でしたので、そうなれば、3人となり会派の権利も復活するはずでした。しかしながら、力及びませんでした。ご支援いただいた方には重ねて力不足申し訳なく思います(はぎわらさんは1年半後の捲土重来をめざしながら福祉現場の仕事に戻りました)。
「介護福祉現場の声を市政に」を訴え、船橋市政に無党派で挑戦するはぎわら一樹さん(介護福祉士・26歳)を応援し、協力しあいます。(2021年4月28日表明)
2021年6月船橋市議補選、はぎわら一樹さん、力及びませんでした。ご支援ありがとうございました。
6月29日(火)に委員会・役職交代の会派代表者会議が迫る中、任期後半の2年弱をこのまま様々な会議への正式な出席・発言権がない状態で過ごすのではなく、「市民民主連合」に参加し議会活動をするのが、現時点では、残り2年弱の任期において十分な議会活動をでき、市民の皆様からいただいた議会での発言権をより積極的に使う方法だと決断しました。
2023年4月の選挙を経て、無党派系の人が3人以上集まれば、「みらい@船橋」を復活させる可能性を考えながら、「みらい@船橋」を解散し、「みらい@船橋」としての活動を本日で一時休止します。
「市民民主連合」は神田ひろえい代表は所属政党はありませんが、多くの方が立憲民主党所属です。すると船橋の立憲民主党の代表である野田よしひこ元首相に対して(朝倉が)どう思っているかが気になられるかと思います。
私は「無党派」であるので、船橋市での今回の衆議院選挙に関して、特定候補の支持表明などをしない予定であり、そのことは、今回の会派異動を経ても変わりません。野田元首相が、首相であった時に行った「原発再稼働」の決定は、大学理系学部在学中に起きたチェルノブイリ原発事故のとき理系学生・院生の脱原発運動に参加してきた私にとっては非常に残念に今でも思っていますが、最近の様々な情報発信(かわら版など)においては共感する部分もあります。
いずれにしても、この1年半は、国政の評価に関する発言は控えめにし、どうしても発言する時も慎重にしたいと思っています。こんな姿勢の私でも受け入れていただいた市民民主連合の方々に感謝いたします。