2017年7月6日(木)船橋市議会「塚田地区(AGCテクノグラス跡地・塚田駅南地区)のまちづくりについて」質疑概要

2017年7月6日(木)に「塚田地区(AGCテクノグラス跡地・塚田駅南地区)のまちづくりについて」に関して市(都市計画部)に対して質疑しました。
5月28日(日)の塚田地区連合自治会総会で、以下の表紙の資料に基づき基本的な説明されたのを受けての質疑です。
(なお正式な議事録は8月末に作成されます。あくまでも概要とお考えください。)

なお録画中継でもご覧いただけます。(前半15分)ぜひご覧ください。

2017年7月6日(木)市議会質疑録画中継(塚田駅南地区街づくり・前半15分)

★質疑(朝倉)要旨1 塚田地区(AGCテクノグラス跡地・塚田駅南地区)のまちづくりについて、5月28日(日)の塚田地区連合自治会総会で報告され、私も地区内の自治会の会員として
拝聴しました。ただ、市議会では今日が本格的に質疑されるのははじめてと思います。まずは計画全体の概要と街づくりのコンセプトをお示しください。

●死答弁(都市計画部)要旨1
計画全体の概要につきましては、AGCテクノグラス事業場跡地面積が約7.8ヘクタールあり、その内の2 ヘクタールを(仮称)塚田第2小学校と保育園用地として市が取得予定であり、
残りの約5.8ヘクタールを、住宅地区と生活拠点地区などとして整備することで事業者と協議を続けているところでございます。
そのなかで住宅地区は、中高層住宅地区として共同住宅を主体とする区域と、低層住宅地区として一戸建て住宅や低層住宅を主体とする区域について事業者が計画している状況です。
生活拠点地区は、生活利便施設を主体とする地区になりますが、どのような店舗が入るかは、まだ確定していないとの事でございます。
これらの整備に合わせまして、区域内に新たな道路を整備するほか、東武野田線側の道路などの区域に接する道路については、
拡幅整備する予定となっております。また、地域の交流の場として公園と広場を三ケ所配置する予定です。
まちづくりのコンセプトについては、「多様な世代が健康的で幸せに暮らせるまちづくり」、「小学校や保育所を支えるまちづくり」としております。

★質疑(朝倉)要旨2 2009年に市が計画として発表した「山手地区のまちづくり」との関連は?

●市答弁(都市計画部)要旨2
本市では、東武野田線の新船橋駅から塚田駅周辺に位置する工業地域の全体像などを示した「山手地区のまちづくり」というパンフ
レットを平成21年(2009年)に策定いたしました。これは、大規模工場の土地利用転換を活用しながら、地区の特性を活かしたバランスのとれ
たまちづくりを行うために策定したものです。AGCテクノグラス中山事業場跡地は、この「山手地区のまちづくり」に基づき、住工双方の環境に配慮しつつ、住環境と工場の
操業環境が調和した市街地の形成を図り、これまで不足していた公園や緑地、生活支援施設等の誘導を図ることを基本として事業者と協議してまいりました。

★質疑(朝倉)要旨3 実は現在の工事に関して、近隣の方から騒音の苦情をいただいた。北側にあった植栽が伐採された以降特にうるさく感じるとのことである。
また、私自身も、これから後半で質疑する新小学校区の学区と近隣学区組み換え案に関するお知らせを配布するために6月29・30日の2日で北本町地区を回ったが
たしかに音がするのを確認している。騒音対策を業者に要請すべきだが、いかがでしょうか?

●市答弁(都市計画部)要旨3
現在、AGCテクノグラス中山事業場のコンクリート土間基礎等解体工事や汚染土壌掘削・埋戻しの環境対策工事などを行っていることを確認しております。
騒音等の苦情があった場合には、防音シート等の対策を取るなど、今後とも近隣の皆様に配慮して作業するよう、事業者に申し入れて参ります。

★質疑(朝倉)要旨4 今後の近隣への説明会と地区計画決定への流れをどう考えていますか?

●市答弁(都市計画部)要旨4
AGCテクノグラス中山事業場跡地の開発計画につきましては、良好な都市環境の整備と保全を図るために地区計画を定める予定
としております。この地区計画では、建物が過度に密集するような計画にならないよう、中高層住宅地区ではオープンスペースを確保
し、街並みの形成に必要となる空間を創出するとともに、柔軟な高さの設定を検討した結果、中高層住宅地区の建築できる高さの限度
を20mから31mに変更する計画としております。このため、本市の建築物の高さの最高限度を定める「高度地区の
規定書」に基づき、中高層住宅地区周辺の方々に対し、説明会を行う予定(追記:7月21日・23日に実施)としております。
地区計画の流れといたしましては、この説明会を行った後、地区計画の原案及び案の縦覧を行い、これらの手続きが順調に進めば来
年2月以降に予定する都市計画審議会に、地区計画の決定を付議する予定としております。

★質疑(朝倉)要旨5
近隣住民も含め「安全に歩ける街づくり」にするためにどのように歩行空間を確保するのか?

●市答弁(都市計画部)要旨5
「山手地区のまちづくり」に定められている、まちづくりの方針のなかの「交通体系」の項目では、地区内外を連携する安全な交通
ネットワークを形成し、居住者だけでなく通学児童、来街者にとっても安全、快適な歩行者ネットワークを形成するとしております。
こうした観点から、道路計画について協議して参りましたが、その中で東武野田線に並行する市道00-193号線を含めまして、
地区内外に整備する道路には極力歩道を整備するとともに、中高層住宅地区においては、周辺にお住まいの方も通行可能な歩行者通路
を整備することで事業者と協議しております。

★質疑(朝倉)要旨6
区域内の住居の入居時期はいつを予定しているのか?

●市答弁(都市計画部)要旨
入居開始時期、いわゆる街びらきの時期につきましては、事業者に確認したところ、開発許可や建築許可、地元の皆様との調整及び工事
などが順調に進めば、平成32年の夏頃を目処に街びらきしたいと聞いております。

後半(学区)の質疑の速報は以下です。

2017年7月6日(木)船橋市議会「塚田地区新設小学校学区と近隣学区組み替え素案」部分、質疑応答概要(文字情報・速報))

なお、この質疑の後、7月21日・23日に塚田公民館にて近隣住民に対する説明会が行われ私も出席しました。その様子はまた別に報告いたします。