2月11日(祝)1~3時 保護者(親)の特別講座「子どもを数学(算数)好きにするヒント」のご案内
保護者(親)の特別講座「子どもを数学好きにするヒント」
場所 船橋市勤労市民センター
1.「おもひでぽろぽろ」「ドラゴン桜」の場面から
宮崎駿の名作映画「おもひでぽろぽろ」で、主人公タエ子がトシオに
「小学校の時、分数の割り算がすんなり出来た子は
その後の人生もうまくいくんですって」
と、分数の割り算をリンゴで考えようとする小5の時の
回想を交えてつぶやく場面があります。
小学校の分数の割り算だけではなく、
中1 正負の数の操作 中1・2 文字式と方程式
など、算数が数学に進むにつれて、抽象化されてくる部分が
あります。
ドラマ「ドラゴン桜」では桜木先生(弁護士)が
「数学はある意味スポーツ。例えば、卓球。
投げられた問題を打ち返す。」
と卓球のポーズで打つ場面があります。
具体から抽象に発展しながら、具体と抽象の世界を行き来、
また図形(幾何)と数式(代数)の間を自由に行き来できる
のが数学の魅力であり、その数学的発想法は人生の発想・
生きる力につながるものがあります。
しかし、その魅力の手前で多くの小中学生がつまずき、数学に
苦手意識を持ってしまっているの現実があります。
中学生が数学を苦手とせずに、好きになり得意になっていく
ためにはどうすればよいか、この2つの映画・ドラマの言葉を
もとに一緒に考えてみませんか?
(この2つの言葉に関する私の考えは講座の中で述べます。)
2,保護者(親)も共に考えてみましょう。
勉強するのは子ども自身ですが、親は先生まかせに
していて、結果にだけコメントしていてよいのでしょうか?
高校レベルはともかく、少なくとも中学レベルまでは義務教育
内容であり、子どもたちと一緒に親も考えていくのは大切
なことと思います。私は親向けに、「お子さんに教えるための
親の数学講座」を時々やっています。親が子に教える
というのは、親子関係が難しい年頃であったりすると、実際には
なかなか難しいご家庭もあります。ただ、少なくとも親が
子どもの学校のテスト範囲や内容に関心をもち、「点」にだけ
注文するのではなく、テスト範囲や内容に言及した話が
食事の時間に少しだけでもできるだけも、子どもたちには
1つの刺激になるはずです。ぜひ一緒に考えてみませんか?
3.講座の具体的内容
1、2つの映画・ドラマから考える
2、図形(幾何)と代数(数式)の絶妙な関係の理解
~1+3+5+7+9を多角的に考える~
3、正負の数の計算でつまずかないために
4、中2の鬼門「図形の証明」をどう得意にするか?
5、文字式と方程式の混乱
6、三角定規とコンパスの活用
7、教育委員会への数学のカリキュラム(学ぶ順序)への提案
4.終了後個別相談あり
なお講座後、3~4時は、お子さんの理解の特徴に応じた
個別具体的な相談をお聞きしますので、個別相談がある方は
そのままお残りください。
主催 あさくら塾
講師 朝倉幹晴 場所 船橋市勤労市民センター
(船橋駅徒歩5分)
受講料 1000円(小冊子「円」「三角形」など配布資料代含む)
連絡先・申込み先 info@asakura.chiba.jp 090(4075)5967
本講座でいただいたご意見・ご感想は
船橋市教育委員会に数学教育の改善提案する際に
役立たせていただきます。
★講師 朝倉幹晴プロフィール
愛知県豊橋市出身。小学生の頃から理数が好きで
特に数学では図形を得意とした。東大理Ⅰに入学。農学部卒
在学中、チェルノブイリ原発事故をきっかけに理系学生・院生の
脱原発運動に参加。生命現象の魅力と生態系の大切さを伝えるため
駿台予備学校生物科講師となる。
薬害エイズ・安歩権の市民運動を経て1999年より無党派で
船橋市議となる。船橋市議会でも医療・科学技術など
理系的なテーマを質疑。
福島から首都圏への避難世帯の小中学生学習支援に参加
するとともに、「子どもの貧困」対策のための学習支援の
充実を訴える。
著作 「円」「三角形」「休み時間の生物学」「病気とくすりの基礎知識」