劇場版「銀河鉄道999」が3月13日まで無料公開中。私が政治の世界に導びかれた名作。ぜひご覧ください。

2023年3月6日 船橋市議(無党派) 朝倉幹晴

2月13日にご逝去された漫画家・松本零士さんへの感謝の気持ちとして東映アニメーションミュージアムチャンネルが、「劇場版 銀河鉄道999」(2時間8分)を本日3月6日(月)18時~13日(月)まで1週間期間限定公開しています。ぜひご覧ください。

「劇場版 ●銀河鉄道999」(128分)限定公開(~3月13日)

私は松本零士さんのファンであり、その追悼やこの「劇場版 銀河鉄道999」に影響を受けたことは、FBなど主に顔が見える友人のコミュニティーでは発信してきました。一方で、船橋市議としての公的な情報を中心に発信するこの「朝倉幹晴公式サイト」にはこれまでは掲載してきませんでした。

しかしながら、理系の研究者を目指して大学に入った私が、その後、政治の世界に進むことになった最大のきっかけはこの「銀河鉄道999」で格差社会と闘う星野鉄郎への共感(自己同一化)であり、仮にもし「銀河鉄道999」がなかったら、政治家としての「船橋市議 朝倉幹晴公式サイト」も存在しなかったかもしれません。
その原点を踏まえて、誇りと気概をもって、できるだけ多くの方に、この限定公開の機会にこの作品をご覧いただきたく紹介いたします。

限定公開にあたっての東映アニメーションミュージアムチャンネルの案内文

【解説】
「宇宙海賊キャプテンハーロック」のチーフディレクターだったりん・たろうを監督に迎え、TVシリーズとして人気を博していた「銀河鉄道999」を原作未完のまま、一本のの完成された映画として造りあげた作品。主人公鉄郎を、原作・TVシリーズより年上に設定し、ハーロックやエメラルダスなども出演。原作や当時放送中だったTVシリーズにさきがけて、アンドロメダの機械化母星での結末を見せる等、話題性も高く、興行的にも大ヒット作となった。

【ストーリー】
身体を機械にかえて、人間は死なないですむようになった。そんな時代にも、やはり貧しい人々は存在する。彼らにとって、機械の身体は高価なものであり、買うことができなかった。そんな中、一つの噂が流れる。銀河鉄道999に乗れば、タダで機械の身体を貰える星に行けるというのだ。
少年・星野鉄郎は母と二人、噂をたよりに銀河鉄道の停車駅、メガロポリスに向かう。その途中、二人は機械伯爵による人間狩りに遭い、母は殺されてしまう。メガロポリスのスラムに居着いた鉄郎は、銀河鉄道のパスを手に入れる機会を伺い、実行に移すも失敗に終わる。しかし、そのとき知り合った謎の美女メーテルから、鉄郎は銀河超特急999号のパスをもらい受けて、メーテルとともに地球を旅立つのだった。
旅の途中、鉄郎は山賊アンタレスや女海賊エメラルダス、キャプテン・ハーロックとその親友大山トチローとの出会い、そして別れを通じて、次第にたくましく成長してゆく。
タイタンで老女から受け取った機械人間に有効な銃である『戦士の銃』で、ついに母の仇・機械伯爵を倒す鉄郎。目的を果たした鉄郎は、いつしか機械の体を憎むようになり機械の体をタダでくれるという惑星を破壊すると宣言する。 そして999号は終着駅に向かった・・・

 

朝倉がFBに発信してきた記事(時系列順)です。

1.2月21日22時10分発信記事

松本零士さんのご冥福をお祈りいたします。
愛知県立時習館高校2年生の時の1979年7月、豊橋市の映画館で劇場版銀河鉄道999を見たとき、あまりに感動して席を立てなくなってもう一度見ました。そして翌日もう1回観に行きました。それ以来、星野鉄郎に私自身を同一化して生きてきたし、今もその基本は変わっていません。東京(東大)に行こうと思ったのも、銀河鉄道999で星野鉄郎が地球から旅立つことにあこがれた面もあります。人生の基本を形づくっていただいた方の死なので、簡単に言葉を発することができず今日になりました。
劇場版「銀河鉄道999」自体の以下のセリフを引用することで弔いの言葉としたいと思います。
「人間は寿命が来ると死ぬ。夢を果たさず途中で死ぬんだ。」
(大山トチローが死んで墓を作り弔った時の星野鉄郎の言葉)
「限りある命だから人は精一杯がんばるし、思いやりややさしさがそこに生まれるんだとそう気づいたんです。」
(機械伯爵と闘い、リューズの死を見た後の言葉)
大山トチローの魂が親友のキャプテン・ハーロックの乗るアルカディア号の心となって生き続けているように、松本零士さんの魂は大好きな四畳半で寝ながら、また宇宙を旅しながら、同時に私も含む多くの人々の心の中で生き続けているし、私も生かし続けていきたいと思います。
アマゾンプライムビデオで、一番シンプルな「銀河鉄道999」のタイトルで、見ることができます。あまりネタバレになってはいけないと思いますが、権力・格差社会と闘う革命家・星野鉄郎と、彼とともに旅をする二重スパイのメーテル、そして様々な登場人物が織りなす物語をぜひお感じください。

2,2月21日23時12分発信記事

1979年7月、高校2年生の時、愛知県豊橋市の映画館で観た「銀河鉄道999」のパンフレットは今も大切に身近に持ち続けています。その頃、数学・理科が得意で、「研究者」をめざして東大の理系を受験することは決めていました。しかし、この作品で星野鉄郎の生き方に出会ったことで、人生の方向性が社会正義や活動に修正され今にいたります。
松本零士さんの作品は、この「銀河鉄道999」も、「大純情くん」も格差社会を描き、そこで虐げられた側に対する共感があります。今の日本社会の抱え続ける問題をずっと昔から指摘し続けてこられました。
「銀河鉄道999」で、地球を旅だつ星野鉄郎にあこがれ、東京を旅立ち、最初に入寮した東大駒場寮で泉房穂さん(現明石市長)はじめ、刺激的な方々に出会ったことで、(理系をベースとしながらも)格差社会と闘い社会正義を求める気持ちが強くなり、それが今の市議の活動の原点になっています。
●参考、泉房穂さんとの出会い、東大駒場寮委員会広報部会発行「ぷあ」復刻版(101期広報部長、102期寮委員長、朝倉幹晴)
しだいに星野鉄郎の生き方に近くなっていきました。星野鉄郎は車を持たず、電車(999)と歩き・走りだけでとにかく活発に活動します。
まだまだ星野鉄郎がなし遂げたことに足元にも及びませんが、今後もこのパンフレットを見直し、映画も時々見直しながら、がんばります。

3. 2月22日0時57分発信(サイト共有)

●YouTube「銀河鉄道999」の原風景

4.2月22日23時09分発信記事
松本零士の様々な要素が凝縮された短編名作(3巻)「大純情くん」。機械化が進む格差社会の中、メガロポリスの谷間の街の四畳半に住む「もののけじめ」(主人公)の部屋に時々現れる謎の美女、島岡さん。島岡さんを探そうとする不穏な動き。けじめの日々の悔しい想いと、島岡さんの目指すものが交差していく。

5,2月24日23時55分発信記事

1979年・1980年度@愛知県豊橋市(時習館高校2・3年)
松本零士に励まされながら、東大を目指して「大」受験勉強。
研究者になるために東大理系を目指し始めた中学(豊橋市立中部中学校)の頃、松本零士のファンになった。「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」から始まったが、時習館高校に入った頃には、「男おいどん」「戦場マンガシリーズ」「大純情くん」、更には松本零士のコアなファンが原点としてたどり着く「ガン・フロンティア」まで読み進めた。(エメラルダスの原点がガン・フロンティアのシヌノラであることを知っているのはコアなファン)
松本零士は何にでも「大」をつける。高2から受験勉強をスタートしたとき、私は勉強用ノートに全て「大数学」「大化学」とか「大」をつけた。「大」をつけるとたいへん勢いが出て勉強が進んだ。
更に「銀河鉄道999」を見て、鉄郎のように汽車に乗って東京に行こうと思い、「男おいどん」を見て東京で一人暮らししたら、素敵な女性が次々に現れ、次々にふられることにあこがれ、更に受験勉強に励みが出た。
結果的に、東大に入ったら、駒場寮という男子寮に入ったので女性が次々にあわられることはなかったが、かわりに泉房穂さん(現明石市長)たちに出会って政治的に触発された。

また、「銀河鉄道999」で格差社会・権力者と闘う星野鉄郎に自己同一化したので、研究者よりも実践家の道を選び、市民活動・予備校講師を経て市議になって今にいたる。
ということで、私の人生は松本零士さんの強い影響を受け続けています。

6.2月24日3時9分発信記事(歌手の加藤登紀子さんのFB記事をコメントつきでシェアしました。加藤登紀子さんの記事も公開のものなので合わせて紹介します。)

高2の時、愛知県豊橋市の映画館で「銀河鉄道999」を感動のあまり3度見たという話はすでに何回か書きました。もう1つ「元祖大四畳半大物語」も見ており、加藤登紀子さんの「止まらない汽車」も劇場で聞いております。
1986年チェルノブイリ原発事故が起き、理系の大学院生・学生の脱原発運動のネットワークに参加したとき、同じ加藤登紀子さんが、原発被曝労働者のことを歌った「闇の中で」(コメント欄)を聞き、「止まらない汽車」と雰囲気が似ていたのが印象に残っています。

加藤登紀子さんFB記事
<TOKIKO NOW>
『松本零士さん、ご冥福をお祈りします。』
(2023.2.24up)
地球異変を考えたり、話したりするたびに、松本さんがおっしゃった言葉が思い出されます。
「この地球の上でこれ以上地球に穴を掘らないで欲しい、ということです。地球に穴を掘る、ということは地面を掘る、ということは風船に穴を開けているのと同じです。大気の圧力と地圧のバランスが崩れたら大変なことになる。」
これは2013年に私の登紀子倶楽部の通信の中での私との対談でのお話された言葉でした。
この年に、『キャプテンハーロック -SPACE PIRATE CAPTAIN HARLOCK-』のCG映画版が大大的に制作され、全世界で上映された時、冒頭のシーンに私の歌を、とリクエストがあり、フランス語と日本語で歌詞を作り、「愛はあなたの胸に」というタイトルでシアターブルックのアレンジでレコーディングした年です。
地球に人が住めなくなって久しい宇宙を彷徨っている宇宙船。懐かしい地球を救おうとする宇宙海賊ハーロックの物語。
それさえも、ほんの一握りの権力者に阻まれる地球支配、宇宙での戦争が描かれています。
それから10年、2023年2月24日、ちょうど今日はウクライナへのロシア侵攻から1年。長引く戦争が、いよいよ世界戦争へ向かおうとしている日でもあります。
アメリカのバイデン大統領、ロシアのプーチン首相、両者が本格的な戦争に向けての姿勢を示していることに、大きな危機感を感じます。
こんな時、松本零士さんなら、どう言葉を発するのだろうと思われてなりません。
「もう地球の上で資源の奪い合いをしてる場合じゃないんです。」
その声が今も聞こえて来ます。
松本零士さんとは1980年に劇映画『元祖大四畳半大物語』のテーマソング「止まらない汽車」を作詞作曲したのがご縁の始まりでしたが、もともと九州から上京された頃、わがレストラン・スンガリーに足繁く通って下さっていたそうで、本当に深いご縁を感じます。
この10年お会いすることもなかったので、それが残念です。
心からご冥福をお祈りして、明日八ヶ岳の高原ロッジで行うコンサートで、「愛はあなたの胸に」を歌いたいと思っています。
昨日23日は福岡でスペシャルトーク「百万本のバラ物語」が開かれ、来場者全員にサイン入りの本をお渡ししました。
500冊のサインは大変でしたけれど、「No War 登紀子」とサインしながら、これは「お百度参り」だと思いました。あえて言うと「五百度参り」ですが…。
まだまだ寒い日が続きます。体調に気をつけてお過ごしください。
登紀子
#松本零士さん #キャプテンハーロック #愛はあなたの胸に #シアターブルック #ウクライナ #ロシア #元祖大四畳半大物語 #止まらない汽車 #百万本のバラ物語 #八ヶ岳高原ロッジ

7、2月25日(土)午後 ショート動画「西武池袋さん大泉学園駅北口で松本零士さんに献花、
●1分動画「西武池袋線大泉学園駅北口で松本零士さんに献花(2月25日午後)」