船橋市西部地区における小学校・保育園(2021年開設目標)・中学校(2026年開設目標)新設案、議事録(2016年2月12日総務委員会→3月1日本会議池沢みちよ市議質疑)
2016年10月8日 船橋市議会総務委員長 朝倉幹晴
(行田中学校区、「ふなっこ畑」の前のマンション
コスモ・ザ・パークス船橋在住)
(2019年11月15日加筆。2021年4月開校の新小学校の校名を「塚田南小学校」に選定)
2016年2月12日の船橋市議会総務委員会ではじめて審議された、船橋市西部地区における小学校・保育園(最短2021年開設目標)・中学校(2026年開設目標)新設案については、当日以下のように速報いたしました。
船橋市西部地区における小学校・保育園(最短2021年開設目標)・中学校(2026年開設目標)新設案~2月12日総務委員会速報~
また、この議論の要点を、同僚の池沢みちよ市議(山手のルネ・アクシアム在住)が、3月1日の本会議で以下のように確認しました。
●2016年3月1日 船橋市議会本会議 池沢みちよ市議に対する学校教育部長答弁(池沢みちよ市議のご許可いただき転載)
・池沢みちよ市議 山手・塚田地区の小中学校新設計画と通学路についてお伺いします。私は、山手・塚田地区の小中学校に子供たちを通わせてきた者として、この地区の学校の不足を実感してきました。5年ほど前に、連合自治会からもアンケートが配られ、このAGCテクノグラス跡地、国家公務員跡地の小中学校用地への転用を求めてきました。
先日の2月12日の総務委員会においての議論を聞きましたが、その後の推移も踏まえ、現在の進捗状況をお聞かせください。
・企画財政部長(杉田修)答弁
お答えいたします。
山手・塚田地区の学校建設などの事業の進捗状況でございますが、小学校につきましてはAGCテクノグラス株式会社と土地利用に伴う協議を始めたところであり、今後協議が順調に進んだ場合には平成29年度に用地買収を行い、その後は設計作業を経て工事に着手し、予定といたしましては最短で平成33年度の開校を目指したいとこのように考えております。
また、行田2丁目の国家公務員住宅跡地につきましては、行田中学校の拡張用地に加え、周辺の開発により、将来中学校が不足することが想定されることから、新たな中学校用地として取得要望を行っております。
これを受けまして、平成28年4月下旬には、国の国有財産地方審議会が開催される予定であり、その中で、本市への払い下げが妥当と判断されれば平成29年度に用地取得を行い、まずは行田中学校の拡張工事を優先して実施することとなり、新たな中学校につきましては、これはあくまでも予定ではございますけれども、最短で平成38年度の開校を目指したいと、このように考えております。
●2016年2月12日 船橋市議会総務委員会議事録(発言した全総務委員の発言、当該部分)
その後、速報だけ発信していました、総務委員会の正式議事録が出されましたので、以下に配布資料(若干私の説明を加筆)とともに引用します。画像はクリックすると拡大してご覧いただくことができます。
船橋市西部地区諸課題について
[理事者説明]
◎政策企画課長 西部地区を全体とした位置図をお配りさせていただいたので、これを見ながら、ご説明させていただきたく。
まず、右の上のほうにあるAGCテクノグラス中山事業所跡地であるが、昨年の4定でも部長が、本会議で今後、ここのものについては小学校、それから保育園用地として取得していきたいということをこの事業者に伝えているという答弁をさせていただいた。
ざっとこれまでの経緯を振り返らせていただきたい。まず、平成24年9月、このAGCテクノグラス中山事業所が閉鎖された。それを受けて、同年10月、もともと小中学校等の公共施設が不足しているというような場所だったので、市として積極的に、譲渡していただきたいという要望書を出したところである。
その後、事業者から、跡地利用については現在未定というような回答があった。そして、解体とともに、土壌汚染の対策をとって、対策工事を事業者が進めてきたわけだが、今年度、4月に入って、一部については対策工事が完了したと。そして、対策工事が完了したところについても、まだ地下水汚染があったために、2年間のモニタリングをしなくてはいけないというようなお話があった。ただ、そこが順調にいけば、29年度ぐらいから、その開発に向けて考えることもできるということで、社内的には、将来計画についてこれから協議を始めるという報告があった。
そして、6月に入り、具体的にこれから社内で協議するに当たって、市としてかつて要望があったように、こことして、市が具体的にどういう施設でどのくらいの面積が欲しいのかということについて、協議をしてほしいというような連絡があった。
そこで、庁内照会をしたところ、一応このエリアとして必要な公共施設については、まず小中学校、それから保育園という意見が出てきた。そして、全体として7.2ヘクタールという広大な土地ではあるが、ここに仮に小中学校と保育園入れるとなると、多分この半分以上はそれに使ってしまうのではないかというようなこともある。それから、実際、ここの地価から考えたときには、仮にそれを全部買った場合の、どのくらい財政負担が生じるのかというような問題もあり、中でいろいろ議論していく中で、最終的には、このAGCテクノグラスの跡地については、小学校と保育園で約2ヘクタール、中学校の部分については、この後ご説明させていただくが、行田国家公務員宿舎跡地、こちらのほうを中学校用地として取得していきたいというような方向性を固めて、10月、改めて要望書を出した。その結果、11月になり、事業所からは、協議に応じるという回答があった。そして、最近の話であるが、ことし2月に入り、事業所からは市の要望を踏まえる形で、これから開発についての社内計画を立てていくというような話があった。
具体的には、これからまさに28年度以降という話になるかと思う。当然ながら、開発という話になると、ここは山手地区のまちづくりという都市計画で定めた部分もあり、それからあとは、この広大な土地のどの部分を主として提供してもらえるのか、その地形の問題も出てくる。あとは、その開発の内容によって、どの程度の学校規模を整備しなくてはいけないかというような問題も出てくるので、そうなってくると、例えばこの地区の学校のどのエリアの子がここの学校に通うのかとか、そういった問題も教育委員会の中でいろいろ協議していかなくてはいけないというような本格的な協議が始まると考えている。
なので、順調にいった場合には、一応29年度、土地を取得して、その後、公共施設の学校、それから保育園に向けての施設整備に入っていきたいと今のところは考えている。
続いて、その中学校のところであるが、この左上の行田の宅地の跡地。2枚目の図面を見ていただきたい。ちょうど昨年の9月に、関東財務局千葉財務事務所から、売却に向けての意向確認があった。そこで、もともとここは行田中学校のグラウンドが非常に狭いということで、グラウンド拡張用地として、要望があった。ただ、その半分の部分が、まだ未定だということはあった。今度、AGC旭テクノグラスのところで小学校ができるということになると、その子たちが中学校に入ったときに、周辺の中学校の中では多分おさまらないだろうということで、じゃあ、ここの残りの半分を将来中学校用地として購入したいということで、今のところ回答している。順調にいけば、ことしの4月下旬に国有財産の地方審議会というところが財務省のほうであり、順調にいけば、船橋市の払い下げが可となった場合に、その後、そうなると、29年度の取得という形になるかと思うが、それから、こちらについても開発が入ると考えている。
それから、また、1枚目に戻っていただき、もう1カ所、やっぱり懸案になっている建鐵跡地、ここはご承知のようにトリクロロエチレンとか、有害物質が出ているということであり、少なくともここのところについては、今のところは開発、市としての要望についても、ちょっとまだ未定という形になっているので、その辺は企画財政部長が本会議で答弁させていただいたというような段取りである。
○委員長(朝倉幹晴) ちょっといいか。添付で、多分同じ国家公務員宿舎ということで、二和のことも上げていただいているので、これのことも報告いただければ。
◎政策企画課長 3枚目、西部地区ではないが、行田と同じタイミングで二和の国家公務員宿舎跡地についても、今要望を挙げている。なので、これも同じスケジュールで、4月下旬の国の審議会で船橋の計画が妥当ということであれば、払い下げということで、こちらについても、29年度の取得という運びになるかと思う。
この絵のところで簡単にご説明させていただくが、約1万5000平米弱ぐらいの土地である。この二和地区、駅前が非常にバスの転回もできないような場所であり、それからタクシーとか、通勤通学で路上駐車しているような状況になっているから、まずは、駅前ロータリー、バスが転回できるようなところを整備する必要があるだろうというのが1点。そして、今、左上のところの四角のL字型のところが、北図書館になっており、ここに二和出張所が入っている。もともとこれ、連絡所からスタートしているから、非常に狭い、庁内要望を上げたところ、その出張所用地として確保したいという意見があった。
それから、この二和地区については、児童ホームが未整備の地区ということもあり、児童ホーム。それからあとは、高齢者のための施設として、老人憩の家という要望があったので、この駅前ロータリーの右下。ここに複合施設として、今の言った施設を設けるつもりである。それからあとは、公園だが、二和地区は、公園として整備する優先順位が非常に高い地区ということであり、防災機能をもたらした都市公園なんかも整備していきたいと考えている。
それから、この左側に駐車場としてあるが、今、北図書館の反対側が駐車場になっているが、すぐいっぱいになってしまう。また、この複合施設で新たに公共施設を整備するということもあるので、そのための駐車場をここで整備する。それから、あと、施設ごとの駐輪場、北と東とあるが、自転車で来られた方についての駐輪場をここで整備していきたい。というようなイメージで千葉財務事務所と協議をして、今、取得していこうと思っている。これが確定というわけではないが、あくまでイメージということであわせてきょう報告させていただいた。
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[質疑]
◆石川りょう 委員 西部地区について余り詳しくないので、基本的なこともお聞きするかと思うが、新設の中学校だが、隣がこれ、行田中学校で、別々の中学校をつくられるという理解でよろしいか。
◎政策企画課長 今、委員おっしゃるとおり、別々の中学校になる。こういう中学校が隣接してつくられるということについては、問題ないのかというところは、教育委員会から県に確認していただいて、特に問題ないということであったので、中学校、将来的な中学校用地として整備は可能かなと考えている。
◆石川りょう 委員 あと、小学校についてもお聞きしたい、AGCテクノグラスのところに小学校と保育所ということだったが、ここも、私も素人なりに学校が少ないということは聞いているが、ここ、近くを見ると、行田東小と行田西小という2つの小学校があって、これもまた近いのかなと思っている。この行田西小と行田東小は、各学年どのぐらいのクラスがあって、満杯状態と理解していいか。
◎政策企画課長 ちょっと今、手元にその児童推計というものがないのだが、今、とりあえず、この協議をしていく中で、仮に新しくここで宅地開発が行われた場合には、ちょっとこの周辺の中で全て子供たちを入れるということは、全て賄うってことは難しいという話を聞いている。
◆石川りょう 委員 AGCテクノグラスのところに新しい小学校ができれば、少なくとも今の、多分市場小とかに通われていると思うが、その問題は解決するぐらいの規模になる小学校だと理解してよろしいか。
◎政策企画課長 確かにそれも1つの検討材料になるかと思う。ただ、1つ言えることは、この開発によって、どのくらいの宅地規模ができるのか、それからあとは、学校をどこの場所をうちのほうとしては、なるべくこの南側のほうを希望はしてはいるが、どこに学校用地として提供してもらえるかによって、その学区の考え方というのは、また変わってくるかと思う。あとは、学校の規模にもよるし、いきなりつくったはいいけども、過大規模校にならないようにしなくてはいけないとか、いろんなことも考えていかなくてはいけないとことがあると教育委員会ではこれから考えると聞いている。
◆石川りょう 委員 これから検討のところだと思うが、2ヘクタール買われるということで、今の時点で大体どれぐらいのお金になりそうなのかは出ているのか。
◎政策企画課長 今の基準地価等を考えていくと、2ヘクタールということになると、30億前後ぐらいは土地代だけでかかるのでないかと考えている。
◆神田廣栄 委員 今、行田住宅跡地のほう、中学校、2つをつくるような話はあったが、この考え方として、それはそれでいいと思うが、今の行田中学校のグラウンドのほうに校舎を建てて、新しく買うだろう土地のほうに広いグラウンドという、2面ぐらいって、そういうことは検討されたか。
◎政策企画課長 1つはもちろんそういう検討はあるかと思う。ただ1つ、ここで注意しなくてはいけないのが、過大規模校にならないような学校設備をしていかなくてはいけない。つまり、行田中を例えば増築するということは、もちろん可能なのだが、そうすると、過大規模校になってしまう可能性が高いということで、学校はちょっと分けざるを得ないのかなと考えている。
◆神田廣栄 委員 もう1つ。二和住宅、まだ予定ないのかもしれないが、非常に、これ自身はいいと思う。二和駅の周辺、全く車が不便でしようがない。ただ、この図面で左下の南側になるのかな、こっちから三咲の通りに抜けるまで、ぐにゃぐにゃぐにゃぐにゃ、広い道がない。だから、そっちのほうもここをやるのであれば、いろんな意味で、そっちからも来やすいようにとか、いろいろ考えていただければ、買収、収用は大変かもしれないが、ここだけ立派になって、あと、Uターンで戻るようになるのではなくて、やっぱりこっちのほうに抜けられるような方法も考えていただきたいなと思うので、これは別にいい。
◆佐々木克敏 委員 今、追加のご説明の中で二和住宅ということで、ちょうど1年ちょっと前、国家公務員住宅、ある程度整理していくということで、船橋でも幾つか挙がった中で、今回、二和を選定されたということで、これはこれでいいが、やっぱり他の地区のそういうものについては、船橋市として取得するに当たって、そういういろんな要件がやっぱりそろわなかったと考えてよろしいか。
◎政策企画課長 基本的には、要望照会があったときに、全庁照会をする。もちろん、その地域性とか、そこの場所とか面積とか、いろんなことがあって、最終的にはここの二和とそれから行田とそれからもう1つは宮本9丁目、ちょうどセンター競馬場の国道14号挟んだ反対側であるが、そこの3カ所を、取得すると。それ以外のもの、全体で16カ所あったが、それ以外のものについては……。(佐々木克敏委員「宮本もそうなんだね」と呼ぶ)
はい。それ以外のものについては、取得要望なしという判断させていただいた。
◆岩井友子 委員 西部地区の諸課題で、図面はこの地域しか出てないので、その周りに及ぼす影響がどうなるのかなというのがちょっと知りたかったが、まず1つは、小学校だが、今みらSATOの子供たちが市場小に行っている。それで、このAGCは2ヘクタールは学校保育園だけど、あとの5ヘクタールは宅地化が想定される。さらに建鐵が将来、宅地化されるということになると、大体それぞれどれぐらいの児童数を想定していて、それで、この2ヘクタールの中に、AGCの中に入る小学校で吸収できるのかどうか。今ももう塚田小学校もいっぱい。ちょっと先の法典小学校もいっぱいで、その向こうの法典東小学校なんて、増築して、それもいっぱいになりそうという状況の中でどういう見通しか。
◎政策企画課長 児童推計の話になってしまうと教育委員会がいろんな試算をしているということで、ちょっと軽々には言えない部分はあるが、もともと、この周辺というのは、非常に選択学区が多い地区と聞いている。基本学区ではなくて、選択学区でいろんな学区に選べるようなところがあると聞いている。
なので、その辺についての考え方も整理しなくてはいけないという点と、それから塚田小については、今確かにピークということだが、このままで行けば、ここからさらにどんどんふえていくということは、今現在はなかなかないかなと話は聞いている。ただ、当然ながら、ここっていろいろ生産緑地とか、いろんなものがあるので、その開発の度合いによって、確かに変貌はあるかと思う。
それから、建鐵の部分については、確かにここがもし将来宅地開発されたらという懸念はもちろんあるが、少なくとも今の段階でここが宅地開発、必ずされるかという保証がない点と、少なくとも市が、ここに要望を出した限りでは、少なくとも市に売却する予定はなく、基本的には事業用地としての活用を考えていきたいという話もあったということがあるので、ちょっと全体の学区の問題とあわせて、ここのAGCテクノグラスの跡地にどの程度の規模の学校をつくるかという全体の中で、多分この中で当分、吸収はできるだろうという判断の中で2ヘクタールの用地を欲しいと、取得したいという判断を、教育委員会と協議しながら、させていただいたと考えている。
◆岩井友子 委員 この地図の上あたりに法典西小学校がある。あそこ、かなり新しい学校だが、学校つくったら、すぐにいっぱいになっちゃって、次々に増築を繰り返している。何でそんなことになったのか。それを繰り返さないような対策が今回ちゃんとやられるのか。結局、見通し誤ると、子供、しわ寄せは。だから、見通し誤るようなことをしてほしくないし、あのとき何で見通し誤ったのかというの、ちゃんと、何ていうか、検証していただいて、うん。それはほかの地域だって同じことである。特に塚田小、今ピークと教育委員会、言っているかもしれないが、住んでいる実感としては、あの周辺、畑がいっぱい残っている。それ考えたら、ちゃんとした想定ができているのかというのが非常に疑問。まして、今度北からの圧力で、法典東小学校がもうマンモスになっていてというのがある。
そこは、企画はそういう学校の配置、教育委員会との間でどのぐらいちゃんと検討されているか。今まで教育委員会からは、学校つくってほしいってないでしょう。(「言わない」と呼ぶ者あり)はっきり言って、教育委員会からは学校つくりたいというのは、聞いたことない。議会の中でどうなっている、どうなっているってがりがりやったら、行田のこの福祉のまちづくりつくるときに、教育委員会に要らないのかって市長がわざわざ聞いたのに、教育委員会はうんって言わなくて、ここ、学校つくるの逃しちゃったことがあるぐらい、教育委員会は。
だから、もしここにAGCつくるにしても、その先どうなっていくのかという見通しを、企画財政でも、言ってこなかったから、やりませんでしたじゃ済まないから、そこはちゃんと見通しを立ててもらいたいが、どうか。
◎企画財政部長 今の岩井委員のおっしゃっていること、確かにそのとおりだと思う。そのとおりだと思うというのは、基本的に公共施設の配置というのは非常に難しいところがあって、将来の推計もこれも非常に難しいところがあると思う。ただ、政策企画課長が先ほど述べたように、西部地区の一部ではあるが、この塚田の近辺とか、法典の近辺とか、おっしゃるように生産緑地という、これ、市街化区域内の農地がまだたくさん残っているとこでもある。そこがどのような開発をされるかによって、これは児童推計に大きな影響があるというのも、これも当然のことながらわかっている。
そういったところで、今回、私どもはAGCのテクノグラスのこの跡地の開発も含めて、用地のその、いわゆる事業者との交渉、さらには国家公務員住宅のこの中学校の行田のところで、こういったところの交渉も、一応企画財政部が中心に、政策企画課が中心になってやらせていただいて、そこには、当然我々では判断できない部分がある。その児童推計の部分もそうだが、ここで当然、ただ単に教育委員会だけに任せずに、市全体のお話でもあるから、今回は精緻な推計と可能な限りの対策をいろいろとった上で、もし買えるとなったらだが、かなりのお金をここに投じなくてはいけないことになるので、これは本当に将来的なものも真剣に考えて、1つ余談ではあるが、この後、ちょっとご紹介する将来的な人口推計、船橋の場合、ここあと10年は伸びるだろうとは思われているが、この人口の構成は変わってくる。さらに、だんだん人口も減少する時代にもなる。そうしたときに、こういった小中学校とかの配置についても、これは本当にどこまで見通して考えていかなくてはいけないかというのはあるが、考え得うる、そういった超長期的な部分も視野に入れながら、今回はこのテクノグラスの跡地であるとか、国家公務員の跡地、こういったところの学校建設、今予定しているが、十分市の中で検討した上でやってはいきたいと思っている。
◆岩井友子 委員 何かよくわかんなかったのだが。(企画財政部長「そうですか。すいません」と呼ぶ)
それで、もう1つ、建鐵の跡地。今回、協力しないということ。それで協力しないで、将来、みらSATOに匹敵するようなまちづくりが行われたときに、そういう町になってくるわけである。それで、30億円、船橋市が学校用地買って、船橋市が全部負担をして、後から建鐵のところに新しい町ができて、そこの子供たちを全部この学校でね、受けるようになるって何かおかしい。本当だったら、この建鐵の中にだって、学校用地として確保して協力してもらわなくてはいけないようなことなのに、公共施設を先につくらせておいて、自分は全然協力しないで、自治体に負担だけさせて、整ったところから後から入ってくるみたいな、ちょっと何か都合がよ過ぎるのではないかと思うが、その辺、この建鐵との話し合いで、船橋市はそんな都合がいいことを、はいはいって聞いてしまうのか、それとも何らかの開発の負担、ちゃんと考えているのかどうか、教えていただきたい。
◎政策企画課長 負担の割合云々という話まで具体的なところは全く、そういう段階にまでまだたどり着けていない。恐らくここ、開発するという話になると、みらSATOがそうであったように、開発の枠組みというのをちゃんとつくった上で、どういったものを負担してもらうか、開発の事業者負担をしてもらうかということを決めていく形になるかと思う。なので、少なくともAGCのところに小学校ができたタイミングを見計らって、じゃあ、ここで開発しようというような話はないように、もちろんしなきゃいけないとは思うのだが。(岩井友子委員「ありそうだよ。今、だって行く学校ないんだもん。開発、できないよね」と呼ぶ)
ただ、実際、仮に、やっぱりここってもう今後の児童推計とか見ていった中で、みらSATOの子供たちがどんどんふえていく、仮になったとすると、既に市場小学校には行っているが、そこが今度受け入れられるのかという問題も多分出てくると思う。
なので、いずれにしても、ここはもう小学校をつくって、早急につくっていかなくてはいけないということは、もういずれにしても免れられないので、ここのAGCのところは、建鐵のところは先は正直言って読めない部分は確かにあるが、やっぱりやってかなくてはいけないかなと思う。
なので、建鐵については、その辺の市の意向とかも伝えながら、情報交換は密にこれからやっていかなくてはいけないかなと思う。(岩井友子委員「読めないじゃなくて、読んでください。読んだ上で……ああ、委員長、すいません」と呼ぶ)
◆岩井友子 委員 読んだ上で、船橋市だけが負担をすることは、既存の住民が負担するということだから、そんなふうにならないようにうまい手を考えてください。
[朝倉委員長、岩井副委員長と交代]
◆朝倉幹晴 委員 私、この塚田地区の小中学生の、足りないところのど真ん中に住んでいるが、これは私の実感から、住んでいる者の実感からしても、あるいは後に議論になる船橋市人口ビジョンのそのデータからいっても、塚田地区は、明確に2060年まで人口がふえ続けるということが明らかになっている。
今、喫緊の課題となっている、そのみらSATOの森のシティの自治会の人に聞いたところ、今の小学校の生徒数、小学校に通っている生徒数よりも、今の幼児数のほうが多いと。つまり、将来、小中学生になる人の比率のほうが現在より多いということで、ふえ続ける状態なので、AGCテクノグラスの用地を確保して、みらSATOの人がやはり基本的に市場小にバスで通うという不正常な形ではなくて、きちんとした小学校に通えることが喫緊の課題だと思うが、ことしの4月に正式取得が決まる可能性があるという話だが、いつぐらいまでに小中学校を整備するという目安を持ったほうがいいと思う。例えば2020とか2021とか。そこら辺はもう、人生の設計にかかわってくるので、子供が小学校入るのが今の年少からその小学校が変われるのかとか、そこの辺の設計にかかわってくるので、どこら辺を目安として、小中学校開発するというお考えか。
◎政策企画課長 順調に協議が整えば、29年度の用地取得をAGCテクノグラスは考えている。当然ながら、その開発の枠組みとか、全てが順調に進んでということになるが、最短で行けば、大体平成33年度開校。(朝倉幹晴委員「33年度」と呼ぶ)はい。これはもう、全てがうまく流れて。(朝倉幹晴委員「うまくいって、2021年」と呼ぶ)はい。33年度になるかと思う。
そして、行田の中学校だが、新しい中学校、これはまず小学校ができて、そこに子供たちが入って、その子たちが卒業してというタイミングになるので、そこから6年後に学校ができてればいいと考えてはいるが、実際問題としてで、ここの行田の国家公務員跡地を購入するについても、当然、起債をうまく使ってやっていく予定である。これ、ちょっとここは財政的な問題はあるが、実は用地を取得するときに、起債を充てる場合は、もう翌年度以降の中で、もうすぐ整備をしていかなくてはいけないというようなところがある。
一方で、公共用地、今、うちは今、使ってはいないが、公共用地先行取得特別会計ということをうまく使っていくと、要は10年間の間に供用を開始できればいいというようなスキームがあるので、平成29年度に土地を購入することができれば、38年度に開校すれば、うまく起債とかの財源も使いながら、できるということがあるので、こちらも青写真ではあるが、平成38年度ぐらいの中学校開校ということを考えている。
恐らく行田中学校が仮にこの小学校がいっぱいになってきたときに、行田中学校がいっぱいになるのは、まだその先だと思う。なので、若干早目になるかと思うが、平成38年度ぐらいの開校ということを頭の中に描きながら、ちょっとスケジューリングしていきたいと思っている。
◆朝倉幹晴 委員 そうすると、2021年、平成33年度に小学校、2026年、平成38年度に中学校を目標に、一番最短目標に考えているということか。それはぜひその最短目標が達成できるようにしていただきたいが、もう1つ、付言すると、現状、東武野田線の脇を通学用とすると、物すごい危険なので、みらSATOから小学校に通うときの通学路については、ちょっと開校までに安全に通れるような都市整備もあわせて考えていただければと、これは要望をしておく。
あと、あわせて、近隣行田町会から自治会館の要望とかも出ているので、それはまた個別町会と話し合っていただければと思う。要望である。
[岩井副委員長、朝倉委員長と交代]
○委員長(朝倉幹晴) ほかに質疑はあるか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
●その後、学校建設計画に付随して学区設定・変更に関する保護者・地域への説明や合意形成に関する議論をはじめています。
船橋市西部における新設小中学校解説と学区組み替え等に関わる保護者・地域における合意形成に向けて~2016年9月13日(火)船橋市議会文教委員会にて、委員外発言~
今後もこの問題は必要に応じて発信をしていきます。