広がれ「だがしや」(駄菓子屋)~船橋の先駆者のとりくみ~

私が子どもの頃(1970年代前半)は、「駄菓子屋」が子どものたまり場であった。わずかなおこずかいでも「クッピーラムネ」や「フーセンガム」などは、10~30円で買うことができたし、友達もよく集まってきた。
しかし、子ども社会が「習いごと」などで忙しくなったこと、犯罪報道などを通じて子どもが独りで出かけることへの親の不安など様々な要因から、「駄菓子屋」は減っていった。しかし、今、子どもの自然の居場所づくりのために
「だがしや」を復活させている動きがある。店の方にご了解をいただいたので2店紹介させていただきます。
(なお、店は放課後しばらくすると、子どもたちでにぎわってきますが、写真はお店の様子だけにしました)

●だがし屋「リュウ君の店」(船橋市本町、船橋小学校区)

丁度、1月下旬・2月上旬に以下のようにTV放映されますのでよかったらご覧ください。

「だがしや」にとって大切なのは、車が通らず、子どもたちが気が緩んでも事故などに合わない「袋小路」の環境。「リュウ君の店」は行き止まりの袋小路です。(背後のマンションは船橋駅そばの本町の特徴ですね)

また店の入り口脇には子どもたちの「秘密基地」のような空間もあります。

これが、タカアンドトシも夢中になって挑戦したという、子どもたちに人気の「くじ自販機」です。

開店の曜日と時間は以下となります。子どもたちが知っていて、その曜日・時間になると集まってきます。また小学生の時にみならず、中・高に進んでも時々訪れます。

私はバナナパフェをいただきました。

行田の「ふなっこ畑」にも時々、出張で来ます。1月は25日です。

●だがしや「大川商会」(船橋市行田町・塚田小学校区)
リュウ君のみせのようにマスコミに出てはいませんが、ご自宅の前にプレハブを設置し、ご夫婦で店を開かれています。塚田小学校区ですが、行田西・行田東・法典西小学校区からも行ける場所です。ここも袋小路になっていて車は通りません。

それぞれの場所は子どもたちは口コミで知っているはずです。大人があえて探そうとすると迷うような場所(だからこそ安全は路地裏)ですが、探してみてください。(確実に行ってみたい方はご案内しますのでご連絡ください。)

このような「だがしや」の取り組みは、子どもの居場所づくりの一つとして貴重であり、船橋の全小学校区に広がるといいですね。