2022年共通テスト「数学ⅡB」第4問(数列)問題・解答・解説


【解説】

歩行者のグラフはy=x…(1)
自転車のグラフは(2,0)を通り傾き2の一次関数である。y=2x+bとすると、ここに(2,0)を代入し、0=2×2+b、b=-4
よってy=2x-4‥‥(2)
(1)(2)の交点のx座標は、x=2x-4、−x=−4,x=4、よって()は(4,4)(1点)である。

【得意でない方への基本参考類題(特にここまでを難しく感じた方へ)】
この問題を難しくしているのは、出会った時1分ずつ休憩するルールである。ではその休憩ルールがなかった場合、どうなるだろうか?まず歩行者は分速1でずっと歩き続けていくため、歩行者のグラフはy=xでなので、本設問でいうbn、bn+1はan、an+1である。それを踏まえて、a2、an+1とanの関係、anの一般式を求めてみよう。



では、答えはどうなるのか?

実際の問題には休憩ルールがあるので、答えは違うが、この分野が得意でない方は、これを一つのとっかかりにしながら以下を理解するとよい。