2015年度船橋市予算案の内容要旨2(一般会計予算・民生費、介護保険特別会計予算) 2015年2月19日 朝倉みきはる(市議)

朝倉幹晴

(末尾にこの予算骨子の抜粋基準・公開の基本姿勢を書いてあります。)
一般会計民生費
新規
1、 就労準備支援事業費
就業が著しく困難な生活困窮者に対し、一般就労に従事するための準備として、基礎能力の形成を図ることを目的とした支援を行う。
2、 障害者グループホーム移転改修費補助金
市内の既存障害者グループホームに、構造上の問題や賃貸人の同意が得られずにスプリンクラーの設置が不可能で移転を余儀なくされる事業者に対し、移転に伴う改修費の一部を助成する。
3、 生活介護事業所運営費補助金
(重度の十九九下障害のある肢体不自由者が通所する生活介護事業所に対し、運営費等の一部を助成する。)
4、高齢者買い物支援事業費
 買い物が困難な高齢者を支援するため、宅配業務を行っている業者の情報
(宅配品目、宅配エリア、注文方法等)が掲載されたマップを作成する。
5、北部地域包括支援センター整備費(空調改修工事)
(北老人福祉センター、北老人デイサービスセンター、北部保健センター、およびさざんか歯科診療所との複合施設)
6、 障害児支援利用計画作成促進事業補助金
(障害時支援利用計画の作成を推進するため、指定障害児相談支援事業所に対し、計画作成に係る費用の一部を助成する。
7、 基準該当認可外保育施設運営費補助金
(一定の基準を満たす認可外保育施設に対して運営費の一部を助成する。)
8、 認定こども園に係る経費
・認定こども園運営費
・認定こども園運営費補助金
(認定こども園の運営に係る経費の一部を助成する。また、待機児童対策のため、
定員拡大及び延長保育に係る経費の一部を助成する。)
・認定こども園整備費補助金
 幼保連携型認定こども園の整備を行う法人に対して整備費の一部を助成する。
 (称)不二認定こども園創設(整備後定員、1号180人、2・3号138人)
・認定こども園施設整備事業資金償還元金補助金
・認定こども園施設整備事業資金利子補給金
9、 小規模保育事業費
10、 小規模保育事業費補助金
 (延長保育に要する費用および連携施設に要する費用の一部を助成する)
11、 定員の一部に地域枠(従業者の子ども以外の枠)を設定する事業所内保育事業に係る経費
・事業所内保育事業費
・事業所内保育事業費補助金(延長保育に要する費用の一部を助成する。)
12、 保育士要請修学資金貸付事業費
(指定保育士養成施設に修学し、招待市内の保育所等で保育士として勤務しようとするものに修学資金の貸付を行う。(船橋市保育士養成修学資金貸付条例))
13、市立保育所に係る経費の実費徴収に係る補足給付費
(生活保護世帯に対し、教材費・行事費等の費用の一部を助成する。)
14、私立・管外保育所に係る経費の実費徴収に係る補足給付費
(生活保護世帯に対し、教材費・行事費等の費用の一部を助成する。)

継続強化・強調
1、 社会福祉法人船橋市社会福祉協議会及び地区社会福祉協議会が行う事業の実施に要する費用の一部を助成する。地区社会福祉協議会に対する補助金(ミニデイサービス事業、広報事業、活動拠点設置事業)の増額を行う。
・社会福祉協議会活動促進事業補助金
・安心登録カード事業補助金
・災害時要援護者見守り活動支援事業補助金
2、 学習支援事業費
 生活保護世帯及び生活困窮世帯の中学生に学習支援等を行う。母子・節福祉センターのほか、新たに南老人福祉センターで実施する。
3、 移動支援事業費(地域生活支援事業費)
(通学や通所のために利用ができるよう利用範囲を拡大する。)
4、 サービス等利用計画作成体制整備補助金(障害者各種援護費)
(サービス等利用計画の作成を推進するため、指定特定相談支援事業所に対し、計画作成に係る費用の一部を助成する。)

5、 難病対策疾病が拡大されることにあわせて、援助金の支給対象を拡大するほか、月額支給単価を見直す。
 難病疾患患者扶助費
     (現行) (2015年10月から)
 入院 14000円    10000円
 通院 7000円     5000円
(船橋市難病患者援助金の支給に関する規則)
6、 児童相談所調査諸経費
(2015年度は、職員を千葉県(児童相談所)へ派遣し、引き続き児童相談所の設置・運営に関する調査等を行う。)
7、 児童福祉総務諸経費
(認可保育所の整備事業者及び小規模保育事業者の選定委員会を開催するとともに、事業者の財務調査を公認会計士等に委託する。2015年度は、小規模保育事業の募集を2回行う。)
8、 認証保育所運営費補助金
(待機児童対策のため、一定の基準を満たす認可外保育施設を認証保育所として認定し、その運営費の一部を助成する。新たに、施設の賃貸料の一部を助成する。)
9、 認証保育所通園時補助金
認証保育所に通園している乳幼児の保護者に対し、保育料の一部を助成するとともに、助成限度額を引き上げる。
10、 一時預かり事業費
 一時預かり事業を実施する保育園、認定こども園及び幼稚園に対し経費の一部を助成する。また幼稚園が一次アづ仮事業を実施するための改修費及び備品等の整備に係る経費の一部を助成する。
11、ひとり親家庭の中学生の学習支援等
(母子・父子福祉センターのほか、新たに南老人福祉センターで実施する。)
12、ひまわり親子教室改修工事費
 (こども発達相談センターの(仮称)保健福祉センター内への移転に伴い、みまわり親子教室の定員を拡大するために改修工事を行う。)
13、保育所運営費補助金(私立・管外保育所に係る経費)
 (私立保育所の運営にかかえる経費の一部を助成する。また、待機児童対策のため、定員拡大、延長保育及び休日保育に係る経費の一部を助成する。)

★介護保険事業特別会計
新規
1、 生活支援体制づくり推進事業費
高齢者の生活支援の担い手となるボランティア等の立上や発掘を行う「生活支援コーディネーター」を5行政ブロックに配置する。
継続強化・強調
1、 在宅医療・介護連携推進事業費
在宅医療・介護連携を推進するため船橋在宅医療ひまわりネットワークに対し支援を行う。また医療・介護相談サロン事業を実施する。

★予算案の内容要旨公開・ご意見募集・審議過程の公開の基本姿勢
2月19日、船橋市議会3月議会初日に松戸徹市長から2015年度予算案が提案されました。この予算案は、3月18日(水)~23日(月)の市議会予算委員会で集中審議され、3月26日に議決され、4月1日より執行が始まる予定です。
これまで予算は決定された後、市民に事後に知らされる形が一般的であったために、事前に予算案審議に市民の意見を反映させるのは難しい状況がありました。
 たしかに、全予算書は膨大であり、その金額の是非まで含めて議論するのは市議の職責であり、資料は市議にのみ渡される形をとっています。ただ、市民の皆様の中には、全予算案についてはともかく、自らの生活や問題関心に近い部分だけでも、事前に審議過程を知り、意見・要望を反映させたいという願いをお持ちの方もおられると思います。
今回私は3月18日(水)~23日(月)の予算委員会の集中審議に予算委員として参加する予定です。したがって提案された本日2月19日(水)~予算委員会審議終了3月23日(月)まで30日余の日数があり、ネット上の情報共有や、船橋市勤労市民センターでの予算案に対する懇談会を経て、市民の皆様のご意見をお聞きし、予算委員会での集中審議に反映させることができると考えています。
予算案の内容骨子の情報共有を以下にように行います。
【公開・共有内容】市議に渡される「予算説明資料」のうち太字の部分(つまり松戸市政が強調したい部分)と、配布資料や議案等説明会を通じて、私(朝倉)が重要と思う部分
【分類方法】議会の予算の大分類に従いますが、公式の再分類に従うとわかりにくいため、公式の再分類にはこだわりません。
【予算額について】予算審議では予算額の是非も議論します。しかし松戸市政が太字で強調した部分の予算の見積もりの妥当性の審議するためには、更に膨大な資料の裏付けが必要なため
         それを共有するのはきびしい。したがって、施策内容のみ公開します。どうしても額についてのご質問があれば、お寄せください。
【ご意見の募集】予算委員会の集中審議の準備に都合上、3月14日(土・円周率の日)までにメール(FBのコメント、ツイッターのメンション含む)でお寄せください。
        また3月7日(土)午前9時半~11時、勤労市民センターで「市民参加の2015年船橋市予算説明会&ご意見をお聞きする会」をします。こちらにもおいでください。
【予算委員会の審議過程】皆様にいただいたご意見も含め、予算委員会審議や担当部課との個別の話し合い内容を公開していきます。