2023年大学入試共通テスト数学1A第3問(選択、場合の数、選択20点)問題・解答・解説

2023年12月14日 予備校講師・船橋市議 朝倉幹晴

2023年大学入試共通テスト「数学1A」第3問(選択、配点20点)の解答・解説を作成しましたので、ご活用ください。問題文の最後の所でページ番号「2」をクリックすると解答・解説に飛びます。

2023年大学入試共通テスト「数学IA」第3問(選択、20点

番号によって区別された複数の球が、何本かのひもでつながれている。ただし、各ひもはその両端で二つの球をつなぐものとする。次の条件を満たす球の振り分け方(以下、球の塗り方)を考える。
条件
・それぞれの球を、用意した5色(赤、青、黄、緑、紫)のうちのいずれか1色で塗る。
・1本のひもでつながれた二つの球は異なる色になるようにする。
・同じ色を何回使ってもよく、また使わない色があってもよい。

例えば図Aでは、三つの球が2本のひもでつながれている。

この三つの球を塗るとき、球1の塗り方が5通りあり、球1を塗った後、球2の塗り方は4通りあり、さらに球3の塗り方は4通りある。したがって、球の塗り方の総数は80である。

(1)図Bにおいて、球の塗り方はアイウ通りある。
(2)図Cにおいて、球の塗り方はエオ通りある。
(3)図Dにおける球の塗り方のうち、赤をちょうど2回使う塗り方はカキ通りある。
(4)図Eにおける球の塗り方のうち、赤をちょうど3回使い、かつ青をちょうど2回使う塗り方はクケ通りある。

(5)図Dにおいて、球の塗り方の総数を求める。
そのために、次の構想を立てる。

構想
図Dと図Fを比較する。

図Fでは球3と球4が同色になる戻り色が可能であるため、図Dよりも図Fの球の塗り方の総数の方が大きい。
図Fにおける球の塗り方は、図Bにおける球の塗り方と同じであるため、全部でアイウ通りある。そのうち球3と球4が同一が同色になる球の塗り方の総数と一致する図として、のうち正しいものはである。したがって、図Dにおける球の塗り方はサシス通りある。

(6)図Gにおいて、球の塗り方はセソタチ通りある。


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