2024年 #大学入試 #共通テスト 「#数学IA」第4問(選択・計20点)問題・解答・解説

【2024年数学IA第4問解答】(計20点)
アイウ104(2点) エオカ103(3点) キク64(2点) ケコサシ1728(3点)
スセ64ソ6(あわせて3点)  タチツ518(4点) (3点)

【解説】

アイウ104

10011(2)を十進法に直すと、
1×24+1×2+1=16+2+1=19

エオカ103

 

(2)

T3の3進法では
計算で考える場合は、1000(3)を十進法に直し1×33=27個で一巡する。

列挙表記すると
000、001、002、010、011、012、020、021、022、(十進法で9個)
100、101、102、110、111、112、120、121、121、122、(十進法で9個)
200、201、202、210、211、212、220、221、222、(十進法で9個)
1000(リセットされて000)

T4の4進法では
計算で考える場合は、1000(4)を十進法に直し1×4364個(秒)で一巡する。
キク64

 



列挙すると
000、001、002、003、010、011、012、013、020、021、022、023、030、031、032、033
(十進法で16個)
100、101、102、103、110、111、112、113、120、121、122、123、130、131、132、133
(十進法で16個)
200、201、202、203、210、211、212、213、220、221、222、223、230、231、232、233
(十進法で16個)
300、301、302、303、310、311、312、313、320、321、322、323、330、331、332、333
(十進法で16個)
1000(リセットされて000)

同様に5進法では1000(5)で、1×53=125個(秒)で一巡する。
同様に6進法では1000(6)で、1×63=216個(秒)で一巡する。

T4とT6が同時にスタートし、初めて両方の表示が000に戻るのは
64(43)と216(63)の最小公倍数なので、
3=26と6=23・33の最小公倍数なので、
26・33=64・27=1728(ケコサシ)

T3は27秒で一巡し、012となるのは000から1×3+2=5秒後。
つまり27x+5(xは整数)に、012と表示される。

T4は64(スセ)秒で一巡し、012となるのは000から1×4+2=6秒後(ソ答)
つまり64y+6(yは整数)に、012と表示される。

27x+5=64y+6となればよい。
27xー64y=1・・・(ア)
これに当てはまる最小のx、yを考えればよい。


(ア)ー(イ)より
27(xー19)ー64(yー8)=0
27(xー19)=64(y-8)

よってこれを満たす最小のx=19、y=8

よって27x+5=27・19+5=518(タチツ答)
(あるいは64y+6=64・8+6=518)

<参考>

T4で012と表示されるのは、前問の通り64y+6秒後(yは0以上の整数)
T6で012と表記されるのは216z+6+2=216z+8秒後(zは0以上の整数)

64y+6=216z+8
64yー216z=2
32yー108z=1

32yと108zは偶数でその差が1であることはないので、この式を満たすy、zは存在しない。したがって、(T4とT6を同時にスタートさせてから、両方が同時に012と表示されることはない。)