投票日5日前5月12日(火)時点の、大阪市住民投票に関する私の分析(ある反対派の中心の方への手紙前半(一部公開)) 2015年5月20日(水)

朝倉幹晴

  私は大阪市住民投票の7日前(5月10日)に大阪市を訪問し、「このままでは3000票差で橋下氏に負ける危険性が高い」と分析し、5月12日(火)にある分析と行動提案に関し、反対派のある中心の方とFBメールのやりとりでいたしました。
  
 実は、5月10日の超党派・市民共同集会の成功で浮き足だつ危険性もあった反対派の中でも、「実は危ない。このままでは橋下徹氏に負ける」との危機意識がツイッター・FBなども含めて全体的に共有されていったことが、反対派の辛勝の最大のポイントだったと思います。
  私が5月12日(火)に反対派関係者へFBメールを送った前半部分の危機認識は、私が書くまでもなく、多くの反対派の中心の中では共有されていたようで、最後の1週間、「決して油断せずに引き締めてがんばりきろう」という動きが行われたようです。
 ただ「新聞世論調査で反対が多数」との情報のみを信じて、反対が当然勝つと楽観されていた方もいらしたようです。
 実際の結果の僅差を見ると、反対派が危機意識を持ってよかったと思います。大阪市投票の雰囲気を振り返っていただく1つの参考資料としてぜひご覧ください。

★「●●行動」の決定的重要性について(反対派のある中心の方へのFBメールの前半分析部分/一部公開)
       2015年5月12日反対派支持・千葉県船橋市議(無党派)朝倉幹晴
 
結論要約
 5月10日のヨドバシ梅田前超党派行動、扇町公園集会とその後のパレード参加、その後、此花区の梅香東公園での橋下氏TM(タウンミーティング)を見学させていただき、街の雰囲気を感じさせていただいた上での意見

1、現在互角(世論調査で反対優勢とあるが、携帯携帯(スマホ)中心で固定電話層を持たない層である若者フリーター・子育て世代が調査に入っていない。) 橋下氏TM(タウンミーティング)にはこの両層の参加者が多くそれを考えれば互角。
(沿道でチラシ配りをした感触では、若者層は、橋下氏支持が多い)

2、橋下氏の最終番の追い上げ力(「泣き」や「敗北宣言」の可能性含め)を考えれば、3000票ぐらいの差で競り負ける危険性高い。

3、安倍首相が橋下氏擁護の発言する危険性があり、2と合わせて油断できない。

4、2・3による敗北を防ぐには、5000票はあと5日で上積みする必要がある。公明党が動き出したのは強く(もともとの公明党支持者以外にも)3000票は上積みできるかもしれないが、それ以外であと2000~3000票上澄みしなければきびしい。

5、実は街の雰囲気で感じたのは、「反対」や「賛成」で固まっている人の意見は、「あ~あ、両派がいるんだ」という感じで聞き流す可能性がある。また両派の演説はそれぞれ聞くと、庶民としては「それぞれ一理ある」と思ってしまう。また街中のポスターも「反対」「賛成」がほぼ同じ数あり決めかねてしまう。

6、市民が知りたいのは「(両派ではない)普通の市民がどう考えているか。つまりどちらに投票するか?」である。

7、すると、自分と同じような市民がどういう態度・考えなのかを知りたい。
8~11 行動提案(現時点非公開、資料整理の時が満ちた時は公開予定)

私は2001年、堂本あき子千葉県知事選はじめ、無党派系で勝利した選挙を何回か体験してきました。その経私は2001年、堂本あき子千葉県知事選はじめ、無党派系で勝利した選挙を何回か体験してきました。その経験と街の雰囲気から「●●」行動を反対派が強めることが、勝利への最大のカギと確信します。ぜひ関係者の方々に緊急にご相談ください。

(「8~11(行動提案)」に関しては、そんなに突飛なものではありません。ただ、5月10日の時点で欠けていると私が感じたものです。メールでやりとりされた反対派のある中心の方によれば、反対派の会議(どのレベルかは不明、全体会議でなく部分的会議の可能性もあり)にかけられるとともに、13~16日までは一部で初期の提案とは違う形で、17日にはある程度(ある程度がどの程度かも不明)実施されたとのことです。
この部分は、まだ結果が出た直後の生々しい現段階では公開を控えますが、時が満ちれば公開しても差支えない内容ですので公開します。)