旧日本建鐵工場跡地(船橋市山手)の重金属・トリクロロエチレン浄化対策に関して三菱電機の方針(2015年7月9・11日説明会で発表)

旧日本建鐵工場跡地(船橋市山手)の重金属・トリクロロエチレン浄化対策に関して、現在の管理者である三菱電機が方針を、2015年7月9・11日住民説明会で発表した。

私はその限られた資料と説明会での質疑応答を元に、地下水・土壌汚染の専門書を読みこみ、検討させていただいた。すると三菱電機(株)の方針自体は大筋は正しい浄化方針で、現代の基本技術を踏まえていることが確認できた。私は7月11日の説明会の最後で、

「浄化対策方針の詳細と工事内容が煮詰まる9月時点で、再度詳細な説浄化技術の選択と工事について住民説明会を行うように」と発言した。

というのも、多くの住民の方々にとって、どのようなプロセスで浄化が行われ、他の浄化手段との違いで、なぜその方法を選択したかの説明がなされていない。特になぜこのような長い時間を要するのかの説明をきちんと三菱電機の責任できちんとすることを求めたい。その説明会の実施を切に願いながらも、まず、2015年7月9・11日配布資料を提示する。

(この後、別の投稿でそれを私なりの調査で解説した内容を発信します)

↓★2015年7月9・11日住民説明会「三菱電機」配布資料 浄化対策部分

・基準超過が確認された本敷地については、6月15日の土壌調査結果の報告に伴い、土壌汚染対策法に

基づき、船橋市から区域指定を受ける予定です。

・その上で、周辺住民の皆様の健康に影響が生じないよう適切な管理及び汚染の除去等の指導を

受けながら対応して参ります。

・応急対策(土壌)

ほぼ 全域がコンクリート舗装等で覆われています。舗装等にて覆われていない部分は、

シート養生で被覆しており、汚染土壌の飛散防止をしたため、健康への影響のおそれは極めて

低い状態です。(写真添付・略)

・応急対策(地下水)

敷地境界部において基準超過を示しており、敷地外への影響が懸念されます。

地下水流向の下流側の敷地境界に井戸を設置し、汚染地下水を汲み上げ、下流への流出を防止します。

汲み上げした地下水は、浄化装置で汚染物質を浄化し汚染がないことを定期的に確認して放流します。               7月末から実施予定です。

・恒久対策

船橋市のご指導や、土壌汚染対策法に基づき、速やかに実施いたします。

土壌(入れ替え)

・汚染土壌を掘削し、清浄な土壌に入れ替えます。掘削した汚染土壌は、適正に処理します。

地下水(原位置浄化)

・高濃度の汚染地下水を汲み上げて浄化します。

・化学処理(バイオ栄養剤投入など)により有害物質を無害化します。

タイムスケジュール(画像をクリックすると大きくなります)

三菱電機スケジュール