2019年大学入試センター数学ⅠA第1問[2](集合と命題)(配点10点)問題・解答・解説
解答(計10点) シ(2点) ス(2点)セ(2点)ソ(2点)タ(2点)
解説
シス
pが(m、n)=(奇数、奇数)なので、は(m、n)=(偶数、偶数)(偶数、奇数)(奇数、偶数)。
するとmが奇数ならば、nは偶数。シ(2点)
mが偶数の場合は、nは偶数でも奇数でもよい。ス(2点)
セソタ
p:(m、n)=(奇数、奇数)
q:(m、n)=(奇数、奇数)
(どちらかでも偶数であると3mnは偶数になってしまう)
rの条件を考えると
・(m、n)=(偶数、偶数)のとき、m+5n=偶数+偶数=偶数
・(m、n)=(偶数、奇数)のとき、m+5n=偶数+5×奇数=偶数+奇数=奇数
・(m、n)=(奇数、偶数)のとき、m+5n=奇数+偶数=奇数
・(m、n)=(奇数、奇数)のとき、m+5n=奇数+5×奇数=奇数+奇数=偶数
つまり
r:(m、n)=(偶数、偶数)か(奇数、奇数)
集合と命題の基礎知識の整理
以上の解説で理解できる方はそれで大丈夫です。ただ、理解が不十分な方は、以下で「命題と集合」に関する考え方、特にベン図での捉え方を整理しますので、お読みください。前半は「4の倍数は2の倍数」を例に数学的に説明します。ただそれだけでは、イメージや理解が不十分の方のために最後に日本語的なたとえ「船橋市民は千葉県民である」で補足説明していますので合わせてご覧ください。