船橋市保健所3月11日から、新型コロナウイルスRNA検査(RT-PCR法)実施

2020年3月10日 船橋市議・駿台予備学校生物科講師・日本分子生物学会会員 朝倉幹晴

保健所理事から以下の報告がありました。

 

保健所理事
新型コロナウイルスのPCR検査を実施します

3月11日(水曜日)から、船橋市保健所においても新型コロナウイルスの行政検査を実施します。
市では、検査体制の整備を進め、これまで千葉県衛生研究所に依頼していた検査を独自で実施することにより、船橋市単独で感染の有無についてその判断結果を出すことが可能となります。今後、いま問題となっている陽性患者との接触が確認されないが疑いのある人への対応など(医師の判断・要請がある場合)感染が拡大された場合においても、市独自で検査ができるメリットを最大限に活用し、市民の皆様の安心につなげてまいります。
なお、国において民間の検査機関を活用した検査体制の強化について方向性が示されておりますが、これは今後の方向性が示されたものであり、現時点では帰国者接触者外来を通じての検査体制に変わりはないことから、市といたしましても、これまでの流れと同様に検査を実施してまいります。

検査開始日:令和2(2020)年3月11日(水曜日)
検査可能数:1日あたり、最大15~20人分

※PCR検査とは、ポリメラーゼ連鎖反応(Polymerase Chain Reaction)の頭文字をとった用語で、微量しか存在しない遺伝子から必要な遺伝子配列を増幅させ、解析を行う検査方法です。

検査までの流れ

私が2月25日の船橋市議会本会議で強く求めた方向の実施を歓迎します。

↡写真は保健所のリアルタイムPCR装置を示しながら、市議会でそれを示しながら検査の実施を求める質疑の様子です。

2020年2月25日(火)船橋市議会での新型コロナウイルス対策・保健所の検査体制等に関する質疑録画中継(最初の17分)

2020年2月24日(月・祝)作成動画(9分)
【RNAウィルスの遺伝子・検査法解説動画~船橋保健所での検査の現状と今後~】~ウイルスの基礎知識動画その3~