2017年11月9日(木)船橋市議会文教委員会視察1日目速報~札幌市立資生館小学校(4小学校統合)・札幌都心部子ども関連複合施設~

船橋市議会文教委員会は2017年11月9日(木)に札幌市立資生館小学校(4小学校統合)・札幌都心部子ども関連複合施設、10日(金)に秋田市の学校施設長寿命化計画に関する視察を実施しました。以下は1日目の札幌市の視察内容(速報)です。
                                    2017年11月10日(金)朝 朝倉幹晴(
札幌市内の宿泊先ホテルより、秋田に向け出発前)

札幌市では、2004年度より、児童数が減少していた都心部(札幌駅周辺)の4小学校を統合し、札幌市立資生館小学校を開校した。
その際、1階部分は、ミニ児童会館・保育園・子℃建て支援総合センターとし、2階~5階までに小学校の教室がある複合施設とした。
(船橋市内では当面すぐにこのような統廃合の話はないし、むしろ西部では児童数の増加による小学校新設((仮称)塚田第二小学校)が計画されています。しかし市内に児童数減少地域もあり将来の可能性は否定はできません。その際によりよき形で地域の合意を得ながら実施できるように札幌市の取り組みに学んでおくことが求められます。)

玄関の様子

警備員が配置あれた入口

各階の案内

まず、札幌市教育委員会の方からプレゼンテーションをいただきその後、施設内見学を行いました。

1階部分には就学前のお子さん中心の施設が入っています。

★4小学校合併の経過
 1990年代終わりには、札幌都心部にあった4小学校は子ども数の減少により、1学年1・2クラスという状態になっていました。そこで1999年に教育長の諮問機関として「札幌市学校適正規模検討委員会」が設立し、2000年には4小学校合併案で、保護者・同窓会・地元町内会関係者などに70回余りの説明会を開催ののち、2004年に統合し、複合施設賭して開校した。学校から遠い通学地域の児童はスクールバスによる通学としました。

【元の4小学校の学区】

【4小学校の児童数推移】

(毎年5月1日の数値であり特別支援学級を除く)

【合併1年後の児童へのアンケート結果】

(アンケートのまとめでは57%の「増えてよかった」のみコメントしてありますが、むしろ23%の児童が「少ないほうがよかった」と言っている点を考えると開校当時の児童の中にある様々な気持ちが想像できます、)

 合併にいたる説明会での意見については「16年前のことで当時の担当者もいない」ということでリアルな声はお聴きできませんでした。しかし、教育委員会担当者は
 「資生館小学校の場合は、最初から教育委員会が統合先(今に小学校の場所にあった旧創成小学校に他の3小学校が統合される)の案を示したことはよくなかった。今は統合の際は、統合の大枠だけ示して、どこの小学校にするかなどについては地域で十分に話し合っていただき地域の合意が熟成されてから実施するようにしています。」
 と述べていました。逆に当時は合意が必ずしも十分でなかったり時間不足の点もあったのではないかと推測されます。

 ただ開校14年を経て現在は落ち着いた状況であり、複合施設であることもあり、未就学児の親や地域の合意を踏まえた学校運営がさなれているようです。

★学校の様子
【地階にある4小学校のメモリアルルーム】


【開放型教室】
 廊下と教室を隔てる壁をなくして児童の交流などを促進。

5階ランチルームでのお米の姉妹表示

PTAなどが打ち合わせなどに使う廊下の中のオープンスペース・丸テーブル

様々な相談などや特別支援学級の児童のクールダウンなどに使われる部屋

今進められている船橋での学校の新設や、近くはないが将来地域によっては検討対象となりうる学校統合に関しても保護者や地域への十分な説明と合意形成の時間が必要であること、そのプロセスを経ることで、新しくできる形に対する合意が醸成されていくことを感じました。船橋での運営や将来計画に役立てていきたいと思います。



朝倉幹晴(あさくらみきはる)


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