【代理掲載】「どうなっているの?青山の児童相談所計画」(石渡ゆきこと港区政を考える会「おゆき通信」第3号・2018年10月30日発行)
テレビやネットで全国的に話題となっている港区が青山(南青山5丁目)に計画している(仮称)「港区子ども家庭総合支援センター」(児童相談所・母子生活支援施設・子ども家庭支援センターの入る複合施設)。
テレビ・ネット報道のきっかけとなったのは2018年10月12日(金)・14日(日)の住民説明会での多くの反対意見でした。しかしながら、青山、また港区の住民全体が反対しているわけではありません。実は、12日(金)・14日(日)のほとんど反対発言が続く説明会で、「新施設には期待する(賛成する)。ただ、区の説明が不足しているのできちんと丁寧に説明する説明会を継続すべき」と、唯一賛成意見を発言したのが、私の友人の港区民、石渡ゆきこ弁護士です。そして「騒然とした雰囲気で発言できなかったけど、私も賛成」と石渡ゆきこ弁護士に説明会後話しかけてこられた住民もかなりおられるとのことです。
石渡ゆきこ弁護士の「石渡ゆきこと港区政を考える会」が、この説明会にも言及する「おゆき通信」第3号を10月30日に作成し、現在、港区民に配布をはじめているところです。本来ならば、配布内容と同じものをHPなどに掲載したほうがよいのですが、今、石渡ゆきこ弁護士はHP作成準備中です。そこで友人である私、朝倉幹晴(船橋市議)の公式サイトに代理掲載依頼がありました。この問題の緊急性から考えて、HP完成まで待つことはできないので、HPが完成するまでに期間、代理掲載します。とりわけ11月25日の「青山子どもミーティング2.5」はこの施設をよい形をスタートさせるための住民の学習の機会として重要です。その案内も入っています。ぜひおいでください
船橋市も児童相談所設置の準備中であり、11月13日には来年4月に設置を決めている兵庫県明石市の泉房穂市長の講演会を船橋で実施し、児童相談所設置に関する理解を深めようとしています。港区のこの計画がきちんと住民の納得も得られて進むことが、全国の児童相談所設置にとって非常に重要ですので、今後も石渡ゆきこさんを通じて港区での動きに注視させていただく予定です。(代理掲載者 朝倉幹晴)
【以下文字データ】(一部加筆&略)
石渡ゆきこと港区政を考える会「おゆき通信」第3号(2018年10月30日発行)
どうなっているの?青山の児童相談所計画
港区が南青山5丁目に開設を予定している児童相談所などが入る複合施設「(仮称)港区子ども家庭総合支援センター」。
その住民説明会が、10月12日と14日にありました。私は両方に参加し「新施設には期待する。区は今後も説明会・勉強会を続けて欲しい」と発言しました。
この説明会は、参加者の一部発言がテレビやネットで「青山住民と行政とが対立!」と騒がれ、その構図で、くくられてしまいました。しかし、実際にはその構図とはかなり異なる部分があります。
●青山の住民全体が反対しているわけではない。
説明会では、建設反対の方が、挙手もせず怒鳴ったり、集団で拍手をしたり、騒然としました。この複合施設の中に入る児童相談所や母子生活支援施設という言葉に馴染みのない方もいますので、誤解と思われる意見もありました。
しかし、青山住民全体が施設に反対しているわけではありません。説明会には、賛成の方も出席していました。唯一、賛成意見を発言した説明会終了後に、「騒然とした雰囲気で発言できなかったけど私も賛成です」と私に話しかけてこられた方々がかなりおられました。
●反対発言の中にも一理ある部分もある。
反対の発言をした人が、みな子育てに理解のない人々、という見方も、実像から外れています。
たとえば、テレビやネットでは批判が集中したある女性の「紀伊国屋のネギ」発言。会場で聞いたとき、この発言には考えさせられる部分も感じました。母子生活支援施設とは、児童福祉法38条により設置される施設です。配偶者と死別あるいは離別他の事情を抱えた母と、その未成年の子を保護し、「自立の促進のためにその生活を支援する」役割があります。ですから、買い物の利便性が低い地域に作って大丈夫なのか?という女性の疑問は、その点だけ見れば、自然な疑問とも言えます。(ただ、表参道は交通が便利で、近くの宮益坂にはマザーズハローワーク東京もあり、働きながら子育てができる上でメリットも多い街と私は思います)
●区は丁寧な説明会を続けるべき
区は、今後も積極的に、この新施設の機能につき様々な危惧を持たれている方々も含め、十分に理解されるまで丁寧に説明を続けていくべきです。また、地域の側でも、立場を越えて、新施設についての正確な理解が必要です。この青山の新施設建設に社会的関心が集まった事も良いきっかけとして、港区の子どもをとりまく環境を良くしていきたいですね。
★青山子どもミーティング継続開催中
私、石渡ゆきこは、子どもや家庭を社会的に守っていく児童相談所など社会的養護の大切さを、弁護士として実感しています。そして、様々な方々に協力をいただき、ご一緒に企画しながら以下のように「青山子どもミーティング」を開催しています。
●第1回(2017年11月)
里親家庭や児童養護施設で育った若者たちの話を聞き 東京都が里親に求めていた基準について考えました。
●第2回(2018年10月)
「杉並区で里親・里子の味方を増やす!」を合言葉に、 聖友乳児院を巻き込んで里親カフェを企画した ボランティアグループのイチゴイニシアチブさんはじめ 様々な方々の取り組みを報告いただきました。港区には、 麻布乳児院も済生会の附属乳児院もあります。港区の中で、里親や里子への理解や支援が広がってほしいと思います。
★青山子どもミーティング2.5のご案内
11月25日(日)14時~16時半 場所 シナリオ・センター(北青山3-15-14)
①どうなってるの?青山の新施設 ②里親カフェ@杉並の報告 ほか ③現地見学&ワークショップ
無料 事前申込不要(当日参加可)
★田町ミーティングのご案内
11月25日(日)10時~11時半 場所 港区立神明いきいきプラザ(浜松町1-6-7)
①青山の児童相談所の新設に関する報告(石渡ゆきこ)
②マンション防災座談会(マンション防災に詳しい マンション管理士と 防災女子との本音トーク)
③西日本豪雨でのペット同伴避難所見学報告・カセットガス式発電機(携帯充電可能)の実演 (朝倉みきはる船橋市議)
無料・事前申込不要(当日参加可)
討議資料(発行責任者 渡辺専太郎)
★石渡ゆきこと港区政を考える会討議資料(発行責任者 渡辺専太郎)(ご意見・ご感想・ご要望をおきかせください)
★石渡(いしわたり)ゆきこ略歴 早大政経学部政治学科卒。 弁護士(東京弁護士会消費者委員会所属) 港区在住
★連絡先 080(5419)7038 yukiko@ishiyuki.com