2022年千葉県公立高校入試「数学」第4問問題、解答、解説(計18点)


【解説】


(2)(3)0秒ではDに存在し、CQ=90cm、10秒でCに到達し、CQ=0cmとなる。そして次の10秒(最初からは20秒目)でDに戻り再びCQ=90cmとなる。そして次の10秒(最初からは30秒目)でCに到達し、CQ=0cmとなる。したがって下の赤直線のようになる。として(3)は以下のように求められる。


(4)(3)では0≦x≦30の範囲だけを問うているのに、出題者はx=90までのグラフを描けるように問題図を与えている。つまり、この問題用紙の図を(4)以降を考える時に活用するように示唆している。
したがって、(3)を考えるために描いたグラフの続きを描き、(4)の条件(点PがAに、点QがDにはじめて同時に到達した)を求めると、60秒(下図の●)とわかり、その間に5回QとRが出会っている(つなり、3点O、P、Qがこの順に並ぶ)(下図の)ことが確認できる。

(5)上図より30秒で重なり合う(∠POQ=∠ROQ=0)、60秒で直径の両端に来る(∠POQ=∠ROQ=180°)。そしてそれが繰り返されることがわかる。
つまりxを整数とすると、60x秒のとき、∠POQ=180°、60x+30のとき、∠POQ=0°となる。
144秒=60×2+24なので、60×2=120秒で、最初の状態に位置に戻ったあと、24秒目なので、上図で24秒の位置を考える。