2018年12月4日(火)船橋市議会、朝倉幹晴一般質問概要速報(一部、西武船橋跡地活用・安全に歩ける街づくり・児童相談所)(付属資料つき)

2018年12月4日(火)船橋市議会での朝倉幹晴の一般質問の質疑と市の答弁の概要です。議場に配布した資料も添付します。(実際はA4の両面におさめるため圧縮しましたが、7点資料があるので、それをそれぞれ拡大したものを掲載します。)

 

【質疑順序】(都合により通告と若干異なり、以下の順序質疑しました)

1. 西武船橋店跡地活用・船橋駅周辺環境について~市民の皆さんからいただいた様々なご意見を踏まえて~

2、安全に歩ける街づくり

3、児童福祉について~明石市と港区の事例を参考に船橋市の施策を考える~

 

4. 駐輪場・自転車施策について

5. 防災と災害時対応について

6. LGBT・性の多様性を踏まえた施策について

7. 船橋市立医療センターについて

【質疑と答弁要旨】中に質疑資料として議場に配布した資料を挿入します。正式な議事録は来年2月に公開されます。要旨とお考えください)

1. 西武船橋店跡地活用・船橋駅周辺環境について~市民の皆さんからいただいた様々なご意見を踏まえて~

【朝倉質疑1】2017年8月に西武船橋が撤退を表明し、2018年2月末で撤退し、はや1年がたとうとしています。私は閉店前日の2018年2月27日に、西武船橋50年の歴史に感謝するとともに、船橋駅南口側のにぎわいを取り戻すための跡地利用について、市民の声も聞きながら進めるように要請し、その後の議会でも跡地利用について質疑してきました。

今回、2018年12月議会(平成30年第2回定例会)で各会派への説明という形で、現在の跡地活用について、(株)セブン&アイ・クリエイトリンクから船橋市が受け、船橋市と協議中である協議案の説明がありました。以下、簡単に協議案の中身を確認します。奥側(西側・旧ロフトに近い側)に6~48階まで住居となる住居棟、東側(JR線改札側)中心の4・5階に市民文化ホールを移設・新築し共通の低層階(地下~3階)部分に商業施設や住居関連の基礎施設を建設する。本町通り近くにある船橋市民文化ホールはいずれ建て替えが必要であり、建て替え時には数年使用できなくなります。そこで、あらかじめここに新築し、新築中の移行期は、現状の市民文化ホールを維持することで、円滑に移行させる。 民間事業者が、住居棟と市民文化ホールを一括して建設し、完成後、市が市民文化ホールを年3~5億のリースで借り、20~30年後に設定するリース満了時に無償で市が受けつぐ形となります。中央公民館も同様のリース形式ができないか検討中とのことです。これはあくまで協議案であって現時点で決定した案ではありません。先日、建設委員会で視察させていただいた鹿児島市の駅前開発と似た手法です。

この案を受け入れるかお断りするかも含め、市民の方々と情報を共有しながら考えていくべきと思います。私が12月1日にこの件について市民の皆様から意見を伺う会を開催し、様々なご意見を伺いましたその中の意見として、もしこの案を受け入れた場合は、「住宅に住む世帯の小学校・保育園の受入れの問題」「今は市民文化ホールなどが駅前に集中すると本町などの商店街に悪影響があるのではないか?」「投資目的で部屋が買われるのではないか?」などの危惧が出されました。様々なご意見をいたただきましたが、そして会の中の最多の意見は、この案に乗らず、現状の土地と建物をそのまま市が買い、今の西武船橋の建物のままで、市民のために使ったらどうかという意見でした。保育園・児童相談所・あるいは一部テーマパーク的なものを組み入れ、既存の建物でもいいから開設してほしいとの意見でした。土地と建物をそのまま市が買い市民のために使うという考えや協議はありませんでしたでしょうか?

【企画財政部長答弁要旨】西武船橋店跡地の活用につきましては、相手方から提案を受けている段階ではありますが、そもそも土地も建物も民間の所有物であり、相手方が自ら開発意向を示していることから売却の提案もなく、さらには、本市の財政状況からしても、市が土地や建物を買い取るという考えはありません。

【朝倉質疑2】この案を受け入れるか、追加修正を求めるか?お断りするか?も含め、市民の方々と情報を共有しながら考えていくべきと思います。この案に関して相手方からいつまでに許諾の返事がほしいという回答期限は示されているでしょうか?また、市は市民への広報をどう考えているのでしょうか?

【企画財政部長答弁要旨】相手方への回答期限につきましては、現時点では相手方から示されていない状況ではありますが、跡地開発の案も示されていることから、数年に渡って協議できるような案件ではないと考えております。また、市民への広報につきましては、仮に公共施設を設置することになった場合は、相手方が報道発表する際にあわせ、市民の皆様へもお知らせしてまいりたいと考えております。

【朝倉質疑3】市は このJR船橋駅南口地区について、JR船橋駅と京成船橋駅をフェイスの中を通って結ぶ2階通路・ぺデストリアンデッキを、シャポー・西武船橋側までつなぐ回遊性案を持っていました。ところが、シャポー前は開通したが、西武撤退により、その先が行き止まりとなり、西武建物部分とフェイス・フェイスの南側をつなぐデッキは未開通あるいは未着手となり、×の部分で歩行者は行き止まりとなってしまっています。この市の接続案に加え、船橋商工会議所はもう一か所デッキの追加を市長に提案しています。西武船橋跡地開発が、協議案のようになるのか?別案になるのかはわかりませんが、この回遊性案は尊重するように、事業者に要請すべきと思いますがいかがでしょうか?

【都市整備部長答弁要旨】尊重するように要請する。

【朝倉質疑4】この計画は北口側も含む船橋駅周辺の全体像で考えなければいけません。また、船橋では、海老川上流地区の街づくり、南船橋駅前開発など多くの再開発計画があり、市の予算をどのように配分していくかの中で考えなければなりません。市は、市民の様々な意見を聞くため、拙速な結論を避け十分に協議してくべきと思いますがいかがでしょうか?また、他の計画との兼ね合いについてどう考えていくのでしょうか?

【企画財政部長答弁要旨】跡地活用は、相手方から提案を受けている段階であり、これから提案内容について精査してまいりますが、駅前の集客性や回遊性創出に寄与するのか、また、財政支出に見合う提案なのか等について慎重に検討してまいりたいと考えております。また、他の計画との兼ね合いでございますが、今後、大規模事業の先送りや、事務事業の見直し等の徹底を図っていかなければならない状況であり、他の事業にも多大な影響を及ぼすことから、慎重かつ十分なる検討をする必要があると考えております。

2、安全に歩ける街づくり

【朝倉質疑】西船橋駅から東京医療保健大学船橋キャンパスの間の線路際の歩道が西船橋跨線橋下で行き止まりになっているのを、通学者増に備えて貫通・歩道整備すべきと6月に質疑しました。これについてどのように進んでいるでしょうか?

【道路部長答弁要旨】協議し、整備の方向で進んでいる。

3、児童福祉について~明石市と港区の事例を参考に船橋市の施策を考える~

【朝倉質疑】かつては児童相談所の設置主体は都道府県とされてきましたが、児童福祉法の改正により2006年からは中核市程度の人口規模(30万人以上)の市、2017年からは東京23区も設置主体となることができるようになりました。ところが、児童相談所の設置はなかなか進まず、船橋市もまだです。そうした中、兵庫県明石市の泉房穂市長は、児童相談所を子育て支援センターと併設で来年2019年4月に設置することを決めています。11月13日、船橋勤労市民センター地下ホールで泉市長の講演を市民共生の会主催で開催しましたが、泉市長は設置にあたって全国の児童相談所を回った上で、児童相談所の肝は専門職の充実だとのことで、たとえば児童福祉司に関しては国基準の8人を超えて18人配置を決めているとのことです。「児童相談所は街のほこり・宝・シンボル」「迷惑施設であるわけはない」「だから市のどまんなかの一等地に建てる」と力強く宣言しました。
一方、東京都港区が南青山5丁目で設置を計画している児童相談所・母子生活支援施設を含む(仮称)港区子ども家庭総合支援センターについて、10月12日・14日の説明会直前の6日に児童相談所設置に反対するチラシが南青山にまかれました。

 

私は、港区の石渡ゆきこ弁護士が中心になって開催され、児童相談所などの意義を学ぶ活動をされている「青山子どもミーティング」で、船橋市行田での母子生活支援施設における学習サポートの事例報告をさせていただくことになっていました。そこで急きょ、反対のチラシに対抗して、13日南青山で、児童相談所の大切さを訴える青山子どもミーティングのチラシ配布をお手伝いしました。両方のチラシが撒かれた上で開催された青山での10月14日の区民説明会では、「一等地にこんな施設を」など衝撃的な発言が次々になされ、TVでセンセーショナルに報道され、児童福祉施設に関してまだ住民の理解が不足していることが全国的に放映されてしまいました。もし、港区で児童相談所計画が滞ることになれば、船橋や全国への児童相談所設置への悪影響が危惧されるとの認識のもと、私はこの間、石渡ゆきこ弁護士が行う児童相談所の必要性を訴える広報の配布や演説の応援演説を港区各所で行ってきました。11月16日には予備の自転車で2時間かけて港区に行き、今、港区の自転車駐輪場の一時利用を転々としながら常駐させ、港区各所、六本木・赤坂見附・白金台・田町などで広報配布や演説のお手伝いをさせていただき、児童相談所設置に関し多くの港区民と対話させていただいています。その対話の中でわかったのは、児童福祉施設の役割が十分には認識されていないこと、そんな中でも多くの住民は、様々な辛い事情をかかえた子どもや親のための施設の設置に賛成であり、設置そのものに反対の方は多くないことがわかりました。青山でも、子どものための施設を快く受け入れたいと明言される商店街の若手、ファンションのお店の店主などにもお会いしました。ただ区の説明不足により理解が十分に得られていないので区が丁寧な説明をがんばるべきことがわかりました。港区では、12月14日・15日に再び説明会がなされますが、今度は反対の声だけでなく、賛成の発言もなされ、少しずつ理解が進んでいくことを期待しています。
今、明石市と港区の例を出しましたが、これらの例もふまえながら3点お聞きします。
① 船橋での児童相談所の準備状況、職員の研修派遣の状況は?
② 設置の方向性や場所が決まった場合、どのように近隣住民や市民に理解を得ていくのか?
③ 児童相談所単独なのか、明石市や港区の計画と同様、子どもに関わる相談を受けられる施設と併設にしていくのか?

【子育て支援部長答弁要旨】
①まず、本市における児童相談所の準備状況でございますが、先番議員にもお答えしましたとおり、現在、児童相談所の適地となる候補地の検討を関係課とともに行っているところでございます。また、職員の研修派遣につきましては、千葉県市川児童相談所に、平成27年度から職員を派遣しており、本年度も1名の派遣を行っているところでございます。なお、31年度の派遣につきましては、現在総務部と協議中であり、今後につきましても引き続き行ってまいりたいと考えております。

②次に、児童相談所の設置の方向性や場所が決まった場合、どのように近隣住民や市民に理解を得ていくのか。とのご質問でございますが、これまで児童相談所を設置した自治体や今後設置する港区などの事例を参考に研究し、市民の皆様方のご理解を得られるよう、丁寧に説明してまいりたいと考えております。
③次に、児童相談所単独なのか、明石市や港区の計画と同様、子どもに関わる相談を受けられる施設と併設にしていくのか。とのご質問でございますが、他市の事例も参考にしながら、子どもと家庭に関する相談に関して、一貫した切れ目のない支援を行えるよう、既存の家庭児童相談室と児童相談所の体制につきまして、現在検討を行っているところでございます。

 

以下、現在作成中(しばしお待ちください)

 

4. 駐輪場・自転車施策について

 

5. 防災と災害時対応について

 

 

6. LGBT・性の多様性を踏まえた施策について

7. 船橋市立医療センターについて