【2025年#船橋市議会 市民環境経済委員会、視察3日目(10月22日)】#尾道市 #瀬戸内しまなみ海道 #サイクルツーリズム

2025年10月23日(木)朝倉幹晴(船橋市議、市民環境経済委員)
(帰船(船橋に帰宅した)後23日(木)執筆)
船橋市議会市民環境経済委員会では、2025年10月20日(月)〜22日(水)の2泊3日で、神戸市、愛媛市、今治市、尾道市を視察しました。
【参考】1日目視察(神戸市環境政策)速報
【参考】2日目午前(高松市、中心市街地活性化、丸亀町商店街再開発)
【3分動画】神戸市→高松市へ移動中、瀬戸大橋からの見た瀬戸内海
【3分動画】高松市中心市街地活性化、丸亀町商店街再開発事業説明冒頭
【3分動画】今治市の有機農産物の学校給食活用(学校校給食課)
最終日3日目は、広島県尾道(おのみち)市で、しまなみ海道などのサイクルツーリズムに関して、尾道市役所で、尾道市観光課のご説明を伺い、質疑応答しました。また、しまなみ海道サイクリングロードは、今治市→尾道市のバス移動の際、側道としてみました。
【30秒動画】しまなみ海道バスから見えるサイクリングロード
説明場所は、海(瀬戸内海とつながった尾道海道)の目の前の尾道市役所4階でした。
【3分動画】サイクルツーリズム説明(尾道市観光課)
瀬戸内しまなみ海道は、広島県尾道市と愛媛県今治市の島を橋でつないだ道で、1999年に全線開通した。その際、自動車道の測道に総延長70kmのサイクリングロード、歩行者専用道路も整備され、レンタサイクルも設置された。2014年に自転車通行料が無料化され、さらに利用がしやすくなった。
レンタサイクル事業は、2017年度より、(一般社団法人)しまなみジャパンに委託することになった。
レンタサイクル利用者は2005年度までは減少したが、その後、国内的にも国際的にもサイクリストに認知されたこともあって増加し、コロナで減少したが、コロナ後再び増加に転じている。
外国人利用者も増えている。特に台湾は積極的に誘致したこともあり、増えている。
利用者、サイクリストが、途中で休むことができるオアシス事業もスタートさせている。
また、国内からのお客さんについては日帰りでなく、できるだけ観光政策として宿泊していただくため、「旅の宿」を紹介するHPを作成し、宿泊を紹介している。
また、外国人の来訪者を特に意識して、2014年に、広島県所有の建物をリノベーションして、ホテル、飲食店、セレクトショップ、ジャイアントストアを擁する複合施設「ONOMICHI U2」を開設した。
今後は、自らの自転車持参するサイクリストが利用しやすいように、自転車を乗せながら鉄道、船旅ができるように、自転車掲載可能な船や車両を増やしつつある。
朝倉質疑1 景観は素晴らしいと思うが、同時に、それぞれの場所の歴史などを紹介する歴史解説案内板などを設置したほうがよいと思うがどうなっているか?
回答 歴史解説案内板はあまり意識していなかったので、あまり作っていない。今後、検討したい。
朝倉質疑2 外国人観光客が泊まれるように、U2を作ったということはわかるが、一般のこれまで日本人だけを宿泊者にしてきた旅館などが、外国人観光客を意識して改良などをした事例があるか?
回答 旅館などがそのような対応をした例はあまり聞いていない。外国人観光客に関しては、個人が開いているゲストハウスが(行政の関与なしに)自主的に増えているし、ホテルなどでは英語を使えるスタッフを増やしたという話は聞いている。
【船橋市への活用についての朝倉の考え】
尾道市の経験(自転車による国内外訪問者・宿泊者増加)をそのまま船橋市に適応することは難しいが、自転車利用の促進と、外国人観光客によるインバウンド需要拡大は、別個に考えて進めたほうがよい。
1、私は船橋全域を自転車で移動し、実感しているが、船橋市には、船橋駅周辺→夏見、金杉、柴山には、坂があり、自転車での移動は、なかなかたいへんだと思う。ただ、形成松戸線沿線、特に二和向台~前原までは、むかし馬牧(江戸幕府直轄の放牧場)であった歴史から、平らで自転車で移動しやすい。船橋市民まつりで2日間、船橋駅周辺を車の通行を制限している例もある。京成松戸線沿線の平らな場所を1日でもいいので、交通規制をし、自転車イベントをすることを検討したらどうか?
2、成田空港からの通行路にあたる船橋市で、順路的には、外国人観光客を誘致できる可能性のある場所である。もちろんオーバーツーリズムまでなってはいけないが、今はまだ少なくて、市内の経済にインバウンド需要効果が入っていないと感じる。まずは「アンデルセン公園」「三番瀬海浜公園」などが外国人観光客が認知されるように考えていくべきだろう。