2024年 #大学入試 #共通テスト #生物基礎、第1問B(6点)、問題・解答・解説

 2024年4月15日 予備校講師・船橋市議 朝倉幹晴

2024年大学入試共通テスト「生物基礎」第1問B(計6点)の解答、解説を作成しましたので、学習や入試対策にご活用ください。問題の最後の下にある「2」をクリックすると解答・解説のページに飛びます。共通テストの出題図は黒一色印刷ですが、せっかくの画面上ですので一部カラーにしました。

なお同じ問1でもAは若干分野が異なるので別個に解答・解説を作っています。
2024年「生物基礎」第1問A問題・解答・解説

2024年共通テスト「生物基礎」第1問B(配点6点)問題

B 細胞はDNAを複製して分裂することで増殖する。紫外線が細胞周期に与える影響を、動物の体細胞由来の培養細胞を用いて調べた。この培養細胞のDNA量を継続的に測定したところ、細胞1個当たりのDNA量は、図1にように、周期的に変化していた。この培養細胞に紫外線を短時間照射したところ、図2のように、DNA量の変化が一時的にみられなくなったが、その後、もとの周期的な変化が再開した。これは、(e)細胞周期が一時停止して、その間に、紫外線によって損傷を受けたDNAが修復されたことを示している。

問4 下線部(e)について、紫外線照射後に細胞周期が停止したのはどの時期であると考えられるか。その細胞周期の時期として最も適当なものを、次ののうちから一つ選べ。

問5 次に紫外線の代わりに、化合物Zが細胞周期に与える影響を調べた。DNA量の測定開始16時間後から、化合物Zを培地に加えて培養を続けたところ、図3の結果が得られた。また、測定開始から15時間後、26時間後、および40時間後の各地点において、細胞を顕微鏡で観察した。図4は、その結果を模式図として示したものである。これらの結果から、化合物Zは、細胞周期のどの過程を阻害したと考えられるか。最も適当なものを、後ののうちから一つ選べ。