2024年 #大学入試 #共通テスト #生物基礎 第2問B(9点)、問題・解答・解説
動脈は、心臓から大動脈へ送り出された高い血圧に耐えるように血管壁が(静脈より)厚い。よって(厚い)管Aが動脈、管Bが静脈である。アは静脈に接続するので管B。腎臓は、背中のくびれの位置のすぐ近くの背中側に位置する。よって部位Y。よって。
問5
管Cは腎臓からぼうこうにつながる輸尿管。腎臓でつくり出された尿が入っている。糖やアミノ酸などの栄養分は、尿には流さず、血液中に再吸収するので、排出されるものは(d)無機塩類、(f)尿素。よって、。
問6
腎臓の構造は以下の通りである。
表面から、皮質・髄質・腎うの順に存在し、腎うは作られた尿が輸尿管に送るために集められる「ろうと」のような存在である。腎臓には基本単位ネフロン(腎単位)が右腎に100万個、左腎に100万個ある。腎単位は皮質にある糸球体・ボーマンのうからなる腎小体とそれにつながり髄質部分にも伸びる細尿管がある。細尿管は集合管をへて、腎う→輸尿管→ぼうこう→尿道へとつながる。
次に腎臓で、血液から尿素など老廃物などが尿へ排出される流れを確認する。
糸球体の血液成分のうち、血球、タンパク質は大きく、血管の壁を透過できないため、そのまま血管に残る。一方、血管の壁を透過できる小さい分子の水、②グルコース(・アミノ酸)、
無機塩類(Na+など)、尿素(など老廃物)は、一旦ボーマンのう側にろ過され、細尿管に流れる。その後、細尿管を毛細血管がとりまき、ATPのエネルギーを使いながら、水の約99%、
グルコース・アミノ酸全て、無機塩類99%、尿素30%を再吸収する(この%は状況によって若干変動する)。そして尿になるのは水1%、無機塩類1%、尿素70%である。
本設問の墨汁はタンパク質なので、腎うにも輸尿管にも出ず、血管にのみ存在する。血管の多くは糸球体で皮質に存在するため皮質にのみ存在する。
よって、