2020年8月、船橋市、西武跡地への船橋市民文化ホール移設計画協議を中止、現市民文化ホール・中央公民館はそのまま維持する方針(船橋市企画財政部から報告)

2020年8月 船橋市議 朝倉幹晴
2020年8月28日(金)から船橋市議会9月議会(令和2年第2回定例会)が開会されました。その中で、市長から議会への提案の議案ではありませんが、市に関わる重要な決定として、西武船橋店跡地に関する市の方針が説明されました。

【結論要約(朝倉意見含む)】(実際の文書は下にあります。ご覧ください。)
2018年2月28日の西武船橋店閉店後、西武跡地活用のとりまとめをしている(株)セブン&アイ・クリエイトリンクと船橋市企画財政部の間では、西武跡地に民間が企画しているマンションの低層階部分に船橋市民文化ホールを移設する。という案について協議を始め、2018年11月に議会に報告されました。その後、船橋市が現市民文化ホール・中央公民館の敷地を売却し、その費用を西武跡地のマンション建物の低層階部分への市民文化移設の原資にするという案も検討されました。しかし、中央公民館機能を、現中央公民館・市民文化ホールの跡地に民間が建設するマンション内に組み込む検討を依頼しているまでが昨年2019年11月時点の協議内容でした。
その後、新型コロナウイルス感染症の広がりの中で、両者の協議が中断されている間に、市が、この案のメリット・デメリットを比べ、市として、市民文化ホールと中央公民館を現状の位置のままで維持し、西武跡地へのホール移設や、現在の市民文化ホール・中央公民館の売却を行わないこと、つまり現状維持を決定しました。したがって、西武跡地の開発には市は大幅に関与することはなく、民間ベースとなります。
ただ、場所の大切さから考えて、民間ベースの開発にしても、市民の福利に役立つような内容、あるいはもしオフィスフロアができる建物が建設される場合は、その一部に市の事業関係の部屋の確保などを検討していくことになると思います。今後も、動きを注視し、発言していきます。
(西武跡地を市が購入することは財政規模的に困難です。)
★現在、ロフト裏の駐車場部分が解体工事に入っています。そこも含めむLOFT部分についても未定で、新型コロナウイルス対応の影響もあり、民間ベースの開発がどのようなスケジュールで進むかは未定とのことです。

<参考>(以下5つの報告で経過の概要がわかります)

2018年2月27日 船橋西武閉店前日の市議会での質疑(録画中継(10分)もあり・松戸徹船橋市長の西武船橋への感謝表明・周辺歩行環境・跡地利用に向けた協議)速報

西武船橋店跡地の活用について(2018年11月15日、船橋市役所政策企画課からの報告資料(船橋市議会での会派に対する議案等説明会)

2018年12月4日(火)船橋市議会、朝倉幹晴一般質問概要速報(一部、西武船橋跡地活用・安全に歩ける街づくり・児童相談所)(付属資料つき)

船橋市議会で陳情可決!「西武船橋店の跡地活用の案を市民に説明し、様々な意見を聞きながら話し合いを進めることを求める陳情」(2019年3月26日船橋市議会議決)

西武船橋店跡地活用に関する船橋市と(株)セブン&アイクリエイトリンクとの協議の現状【2019年6月議会】

<9月4日加筆>9月11日の船橋市議会でこの件に関し、質疑します。
朝倉幹晴、2020年9月船橋市議会質疑案内(4日議案質疑・11日一般質問)。ぜひ傍聴あるいはネット中継でご覧ください。

以下、2020年8月方針の企画財政部の資料です。