2023年大学入試共通テスト「生物基礎」第3問B(配点7点)問題・解答・解説

2023年12月12日 予備校講師・船橋市議 朝倉幹晴

2023年大学入試共通テスト「生物基礎」第3問B(配点7点)の解答・解説を作成しましたので、ご活用ください。問題文の最後の所でページ番号「2」をクリックすると解答・解説に飛びます。

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参考 大学入試共通テスト・センター試験「生物」過去6年分(2023~2018年)全問題、「生物基礎」(2022~2018年)解答・解説

2023年共通テスト「生物基礎」第3問B(配点7点)

B 陸上のバイオーム(生物群系)は(c)植生を外から見たときの様子に基づいて区分される。世界には、図2のように気温や降水量などの気候条件に対応した様々なバイオームが分布している。

 

問4 図2に示すバイオームに関する記述として最も適当なものを、次ののうちから一つ選べ。
バイオームAは、植物が生育できず、菌類や地衣類、およびそれらを食物とする動物から構成される。
バイオームBは、亜寒帯に広く分布し、寒さや強風の耐性のある低木が優占する。
バイオームDは、厚い葉を持つ常緑広葉樹が優占し、日本では本州から北海道にかけての太平洋沿岸に成立する。
バイオームFは、ユーラシア大陸に特有で、他の大陸の同じ気候条件の地域では、バイオームC、D、またはHが成立する。
バイオームIは、イネのなかまの草本が優占するが、樹木が点在することもある。

 

問5 下線部(c)に関連して、人工衛星でとらえた地表の反射光のデータを解析することで、現地に行かずに、その場所の植生の様子を推定する技術が開発されてきた。緑葉の量を表す指標Nは、葉緑体が赤色の光を吸収するが赤外線を吸収しない、という特性を利用して算出する指標で、赤色光を赤外線と同じだけ反射する場合に0、赤色光をすべて吸収して赤外線だけを反射する場合に1の値をとる。北半球でバイオームGが成立している地点における指標Nを調べたところ、図3のように季節変動していた。北半球のバイオームCとバイオームEで同様に調べた指標Nの季節変動を示すグラフとして最も適当なものを、後ののうちからそれぞれ一つずつ選べ。


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