2021年大学入試共通テスト(第1日程)「数学ⅡB」第4問「数列」問題(20点配点)・解答・解説
【解説】
初項3、交差pの等差数列なので
初項3、公比rの等比数列なので
bn=3(イ)rn-1(1点)
r≠0により、すべての自然数nについて、bn≠0となる。
anbn+1-2an+1bn+3bn+1=0 (n=1,2,3,…)…
にとを代入すると
2an+1=r(an+3)
2(3+np)=r{3+(n-1)p+3}
6+2np=r(3+npーp+3)
6+2np=r(np-p+6)
(解答がpnとなっているのでnpをpnに変える)
6+2pn=r(pn-p+6)
2pn-rpn=-rp+6r-6
両辺に-1をかけて
rpn-2pn=rp-6r+6
(r-2)pn=r(pー6)+6… (オ、カ、キの答)(合わせて2点)
が全てのnで成り立つのでnを含む右辺がnが変化しても変化しない値、つまり0である必要がある。
p≠0より、rー2=0 r=2(1点)
左辺が0で、r=2をに代入すると
0=2(pー6)+6
左辺と右辺を逆にして
2(pー6)+6=0
2p-12+6=0
2p-6=0
2p=6 p=3(クの答)(2点)
(2)anは、初項3、P(公差)3なので、an=3+3(n-1)=3+3nー3=3n
(3)数列{an}に対して、初項3の数列{cn}が次を満たすとする。
ancn+1-4an+1cn+3cn+1=0(n=1,2,3,・・・)…
(4)q、uは定数で、q≠0とする。数列{bn}に対して、初項3の数列{dn}が次を満たすとする。
dnbn+1-qdn+1bn+ubn+1=0(n=1,2,3,‥‥)‥‥
{bn}no
を得る。したがって、数列{dn}が、公比が0より大きく1より小さい等比数列となるための必要十分条件は、
q>ツ(2)(1点)からu=テ(0)(1点)である。