2016年前期、千葉県公立高校入試「数学」第5問(総合問題・ランプ点灯パターン)解答・解説
第5問第5問(総合問題・ランプ点灯周期)解答(計15点)
(1)A、D(3点) (正答率89.0%(無答率2.3%))
(2)a 60(4点)(正答率57.5%(無答率10.6%))
b 16(4点)(正答率13.0%(無答率15.7%))
(3)7回(4点)(正答率3.0%(無答率42.4%))
解説
Aは2の倍数(偶数)、Bは3の倍数、Cは4の倍数、Dは5の倍数、Eは6の倍数ごとに点灯する。
(1)10回は、2の倍数なのでAが点灯、また同時に、5の倍数なのでDが点灯する。
(2)2と3と4と5と6の最小公倍数の時、はじめてすべての電球が点灯する。
一番周期が大きい5と6の最小公倍数は30、これは2・5の倍数ではあるが、4の倍数ではない。
したがって30と4の最小公倍数であるa60回(aは60)で最初に全電球が点灯する。
すべての電球が点灯しないのは、2・3・4・5・6の倍数いずれでもない回数。60までの数字を表にして考えてみる。
するとどの倍数でもないものは表の中で何にも囲まれていない部分で、
1・7・11・13・17・19・23・29・31・37・41・43・47・49・53・59の16回。(bは16)
(3)
それぞれのパターンが本当にありうるのか検証してみよう。簡略化のため図はなくして、数の倍数関係だけを考えてみよう。
更に検証を進めると以下のようになる。