2021年大学入試共通テスト「生物基礎」第2問B「ウイルスに対する免疫」(配点9点)問題・解答・解説

2021年7月25日(日)23時完成・公開 予備校講師・船橋市議 朝倉幹晴

2021年大学入試共通テスト「生物基礎」第2問B「ウイルスに対する免疫」(配点計9点)の問題・解答・解説です。なお第2問Aは同じ第2問ですがテーマが別(ヒトの腎臓とゾウリムシの収縮胞)であるため別に解答・解説を作ります。
2022年以降の共通テスト「生物基礎」を受験する人を含む大学入試「生物基礎」選択者、物理選択で大学に入り、大学で生物を学ぶ必要がでてきた方、生物学に関心のある市民の方々に、以下解答解説をお届けします。ご活用ください。入試問題は白黒ですが、イメージ補強のため一部カラー化しました。

オリンピック休日を活用して作成・公開しました。
●東京オリンピック開会にあたって(オリンピック期間中に朝倉ができる社会貢献は入試問題解答解説作成)(2021年7月22日(開会式前日)、船橋市議・予備校講師、朝倉幹晴)

センター生物基礎(第1日程)第2問B(計9点配点)(Aで7点で第2問全体で16点)
(本設問は問3から始まっているが、問1・問2は第2問Aである)

ヒトの体内に侵入した病原体は、(c)自然免疫の細胞と獲得免疫(適応免疫)の細胞が協調して働くことによって、排除される。自然免疫には、(d)食作用を起こす仕組みもあり、獲得免疫には、(c)一度感染した病原体の情報を記憶する仕組みもある。

問3 下線部(c)に関連して、図2はウイルスが初めて体内に侵入してから排除されるまでのウイルスの量と2種類の細胞の働きの強さの変化を表している。ウイルス感染細胞を直接攻撃する図2の細胞(a)と細胞(b)のそれぞれに当てはまる細胞の組合せとして最も適当なものを、のうちから一つ選べ。(3点)

問4 下線部(d)に関連して、次のc~eのうち、食作用をもつ白血球を過不足なく含むものを、下ののうちから一つ選べ。(3点)

問5 下線部(e)に関連して、以前に抗原を注射されたことがないマウスを用いて、抗原を注射した後、その抗原に対応する抗体の血液中の濃度を調べる実験を行った。1回目に抗原Aを、2回目に抗原Aと抗原Bを注射したときの、各抗原に対する抗体の濃度の変化を表した図として最も適当なものを、次ののうちから一つ選べ。(3点)

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